アソビシステム、北米事業強化に向け新拠点「ASOBISYSTEM USA」を設立

設立の背景とこれまでの歩み

近年、日本発コンテンツの海外市場への期待は一層高まっています。日本政府は、2033年までに日本発コンテンツの海外市場規模を20兆円とする官民目標を掲げており、その達成には、世界水準のコンテンツ制作、国際的な流通網の整備、そして戦略的かつ継続的なマーケティング活動が不可欠とされています。

北米市場への展開には、言語や文化の違いに加え、信頼できる現地ネットワークの構築や流通・販売体制の整備など、多くの課題が伴います。アソビシステムはこれまで、所属アーティストの海外展開を通じて、北米市場における実践的な知見とネットワークを培ってきました。

例えば、きゃりーぱみゅぱみゅは2013年から北米を含む5度のワールドツアーを開催し、2024年には新しい学校のリーダーズが北米13カ所を巡るライブツアーを実施しました。また、2022年にはきゃりーぱみゅぱみゅが、2024年には新しい学校のリーダーズが、世界最大級の音楽フェス「Coachella Valley Music and Arts Festival」に出演し、北米での認知度を高めています。さらに、ロサンゼルスで開催された日本音楽発信イベント「matsuri ’25: Japanese Music Experience LOS ANGELES」や「Zipangu」への出演経験もあり、日本発音楽コンテンツの持つ訴求力と市場性を強く実感してきました。

これらの実績は、北米市場における事業機会の広がりと、日本発エンターテインメントへの継続的な需要の高まりを示しています。ASOBISYSTEM USAの設立は、こうした流れを一過性のものにせず、アソビシステム自身の北米事業を中長期的に強化し、その基盤を日本のカルチャー・エンターテインメントの北米展開支援へと繋げるための一歩です。

ASOBISYSTEM USAの主な事業内容と役割

ASOBISYSTEM USAは、アソビシステムの北米戦略を推進する拠点として、また日本発エンターテインメントの海外進出を支えるサポート基盤としての役割を担います。具体的には、以下の事業を展開する予定です。

  • タレントマネジメント事業

  • 音楽制作事業

  • IP管理事業

  • 海外向けローカライズ支援事業

  • イベント・企画運営事業

  • マーケティング/PR構築支援事業

  • 米国企業とのパートナーシップ代理事業

  • 日米サロン事業

また、米国に拠点を持たない企業に対する現地代理・事業推進支援機能や、日米のネットワークと実務機能のナレッジを結集し、日本のエンターテインメントの海外展開を推進するハブ機能も果たします。さらに、日米のエンターテインメント関係者が集い、新たな企画・事業・価値創出につながるコミュニティ機能、そして米国企業が日本のコンテンツや才能にアクセスするための信頼性の高い窓口機能も提供します。

今後の展望

アソビシステムはASOBISYSTEM USAを通じて、まず自社の北米における事業展開を強化し、現地でのネットワーク、知見、収益基盤の拡充を進めます。その上で、北米で築く事業基盤を活用し、日本のエンターテインメント企業、クリエイター、タレント、IPホルダーにとっての北米展開支援拠点としての機能を強化していく方針です。

米国側にとっても、日本のコンテンツや才能にアクセスするための信頼性の高い窓口として機能することで、日米間における新たな連携や事業機会の創出を目指します。今後、現地ネットワークのさらなる拡充、事業パートナーとの連携強化、収益基盤の安定化を進めることで、日本発エンターテインメントの継続的な海外成長に貢献していくことでしょう。

アソビシステム株式会社 代表取締役の中川悠介氏は、「私たちは創立以来、日本発のポップカルチャーの可能性を信じて世界への挑戦を続けてきました。きゃりーぱみゅぱみゅや新しい学校のリーダーズの公演、そしてコーチェラでのステージなど、北米でのさまざまな活動を通して、『ジャパニーズ・オリジナルIPは世界に通じる』と確信しました。そしていよいよ現地に拠点を構え、日本発のカルチャーをグローバルエンターテインメントに成長させるべく、北米での挑戦を本格化してまいります」とコメントしています。

ASOBISYSTEM USA 企業概要

  • 会社名:ASOBISYSTEM USA

  • 所在地:5927 Blackwelder St, Culver City, CA 90232

  • 代表者:中川悠介

  • 設立:2026年7月