株式会社樹想社、ア・プリオリ社の事業譲受でコンテンツ表現領域を大幅に拡張
2026年7月29日、株式会社樹想社は、株式会社ア・プリオリが手掛ける展示空間・デジタルコンテンツ制作事業の全部を譲り受ける事業譲渡契約を締結したことをお知らせいたします。これにより、ア・プリオリ社の全従業員も樹想社が継続雇用し、新たな体制で事業を推進します。
事業譲受の背景と目的
樹想社は創業以来38年間、雑誌・書籍・ムック類の企画・編集、映像・音声ソフトのプロデュース、そして漫画コンテンツを起点とした展開編集を強みとしてきました。昨年来のユニバーサル・パブリシング株式会社との資本業務提携により漫画制作能力を加え、コンテンツの制作から展開まで一貫した体制を構築しています。
一方、ア・プリオリ社は、博物館や工場見学などの展示施設において、企画・設計・グラフィックデザイン・映像制作・デジタルコンテンツ制作を一体的に提供する専門企業です。仙台市荒浜小学校震災遺構やKDDIミュージアムなど、数多くの実績を積み重ねてきました。
樹想社は、有力コンテンツを「ワクドキ」する多様な形で展開するノウハウを求めており、ア・プリオリ社は少数精鋭で質の高い展示制作を行ってきました。両社は、単独での体制強化よりも、経営基盤を強化し、展開力を高めるために協業体制へ移行することが最善であると判断し、今回の事業譲渡に至りました。これにより、樹想社はア・プリオリ社の持つ展示企画、空間設計、展示映像、デジタルコンテンツ制作のノウハウと人材を獲得し、出版・コンテンツ展開力と統合することで、クライアントへより幅広く、かつ深度のある提案が可能になります。

本件により期待される効果
今回の事業譲受により、以下の3つの効果が期待されます。
1. コンテンツ表現領域の拡張
書籍や印刷媒体にとどまらず、展示空間における造形物や映像、デジタルコンテンツといった新たなアウトプット領域を取り込むことで、クライアントへの提案の幅が大きく広がります。
2. 新たな顧客基盤に対するサービス提供能力の拡充
ア・プリオリ社が長年にわたり培ってきた博物館や工場見学などの展示施設分野、地方自治体との顧客基盤・実績・ネットワークを継承します。これにより、樹想社の事業領域におけるサービス提供が強化され、より広範囲で一貫したサービス提供能力の拡充が可能です。今後は、樹想社の漫画アニメを中心とする顧客へイベントや展示会等をさらに高いレベルで提案できるとともに、ア・プリオリ社の博物館等展示施設の顧客へ樹想社の漫画アニメを中心とするコンテンツを提案できるクロスセルが期待されます。
3. デジタルコンテンツ制作力の強化
ア・プリオリ社が手掛けてきた映像・CG・Webサイト・デジタルコンテンツの制作活動を樹想社の制作リソースと合わせて運営することで、開発能力の強化や品質管理の強化を実現します。
新体制について
事業譲渡後も、ア・プリオリ社の既存メンバーは全員が新体制のもとで業務を継続します。これまで培ってきた専門知識、制作スキル、顧客との関係性は引き続き最大限に活かされることでしょう。加えて、樹想社グループの漫画アニメに関するノウハウ、経営資源、ネットワークという新たな後ろ盾を得ることで、各メンバーはこれまで以上に積極的に新プロジェクトへ挑戦できる環境が整いました。ア・プリオリ社のメンバー自身も、この新体制のもとでより大きなスケールの仕事に取り組むことへ強い意欲を持っており、両社一体となって新たな価値創造に邁進していきます。
今後の展望
樹想社は今回の事業譲受を通じ、出版・コンテンツ制作から展示空間・デジタル領域まで、コンテンツの「つくる」から「届ける」を一貫して担える人材をア・プリオリ社社長の大野氏を含め、獲得しました。読者、視聴者、来場者のあらゆる接点において、魅力的なコンテンツ体験を提供できる企業グループとして、持続的な事業成長を目指します。
株式会社樹想社
http://www.kisousha.co.jp/
