令和8年度くま川鉄道全線開通記念企画展『鉄路と歩んだ人吉球磨~富国強兵と戦火、そして復興~』開催

本展の見どころ・展示構成

第1章:創生の時代~富国強兵と大動脈としての肥薩線(戦前)~

国防上の理由から山岳ルートが選ばれた背景を解説します。明治期の山岳区間の急勾配を克服した「スイッチバックとループ線」、大動脈として活躍した蒸気機関車の資料や当時の時刻表・絵葉書を展示し、先人たちの卓越した技術と気概を感じられます。

第2章:戦いの時代~軍事輸送を担った鉄路(戦中)~

人吉海軍航空隊への隊員や物資の輸送拠点として重要な役割を果たした肥薩線・人吉駅の関わりを、写真や隊員の回顧録から振り返ります。また、地元の学徒動員や女子挺身隊の勤労奉仕など、戦火に翻弄された地域住民と鉄道の密接な記憶をたどります。終戦直後、南九州最大の海軍基地であった鹿屋航空基地などからの復員軍人で溢れかえり発生した「第二山神トンネル退行事故」など、戦後の混乱期も紹介されます。

第3章:再生の時代~復興と地域の足へ(戦後)~

国鉄の誕生から高度経済成長期を経ての近代化、近年の観光列車(「SL人吉」など)へとつながる再生の軌跡を伝えます。0系新幹線開発の背景にある海軍航空機の開発者の想いを、0系新幹線と「桜花」の実物資料を用いて展示します。

開催概要

  • 企画展名: 令和8年度くま川鉄道全線開通記念企画展『鉄路と歩んだ人吉球磨~富国強兵と戦火、そして復興~』

  • 会期: 令和8年7月18日(土)~令和8年9月30日(水)

  • 会場: ひみつ基地ミュージアム 多目的ホール(熊本県球磨郡錦町大字木上西2-107)

  • 入場料: 無料

    • 企画展は無料でご覧いただけますが、ご入館(資料館の見学及び地下壕ガイドツアー)は別途料金がかかります。

主な展示品

  • 機関車前照灯、尾灯、速度計、圧力計、運転レバー(小澤光二氏所蔵)

  • 明治43年の時刻表(立山茂氏所蔵)

  • 鉄道錦絵(多良木町所蔵資料)

  • 「桜花」関連資料(宇佐市教育委員会所蔵)

付帯イベント

  • ミニSL乗車体験: 7月25日(土)、26日(日)

  • くま川鉄道「肥後西村駅」~資料館間の無料送迎バス運行: 9月20日(日)~23日(水・祝)

チラシ裏

詳細については、錦町立人吉海軍航空基地資料館のホームページをご覧ください。
https://132base.jp/