1000年の時を超え、現代の恋心に寄り添う一冊
2026年7月13日、小学館より『恋する古語辞典』が発売されました。この辞典は、『万葉集』や『源氏物語』といった古典文学に登場する、恋や愛にまつわる古語約700語を厳選し、わかりやすく解説しています。現代の私たちにも通じる普遍的な恋愛感情が、1000年以上前の言葉を通して鮮やかに浮かび上がります。

現代の「既読スルー」にも通じる、古人の恋の悩み
「薄花心(うすはなごころ)……真心に乏しく、移りやすい心。」
「遠方人(をちかたびと)……遠方の人。遠くにいる恋人。」
「恋ひ死ぬ(こひしぬ)……恋いこがれて死ぬ。恋しさのあまり病気になって死ぬ。こがれ死にする。」
「煙比べ(けぶりくらべ)……互いに思いの深さ浅さをくらべ合うこと。思いの程をくらべ合うこと。」
「夢の逢ひ(ゆめのあひ)……夢のなかで逢うこと。」
といった、心揺さぶられる古語が多数収録されています。

現代のSNSやメッセージアプリがない時代、人々は歌を贈り、人づての噂話に一喜一憂し、夢や占いに願いを託して恋に悩んでいました。御簾や垣根越しに募る思い、そして返歌を待つ切ない気持ちは、まさに現代の「既読スルー」に通じるものがあるでしょう。古語を通して読むことで、現代の恋愛との意外な共通点を発見できるかもしれません。

古典が苦手な方でも楽しめる工夫
本書は、五十音順で言葉を調べるだけでなく、気になる言葉から気軽に読み進められる構成になっています。かわいらしいイラストや、当時の恋愛事情を紹介するコラムも豊富に収録されており、古典ファンはもちろん、これまで古語や古典に馴染みがなかった方でも、楽しみながら読み進められます。

コラムには、神永曉氏、谷知子氏、たられば氏、平野多恵氏、三島達矢氏(すゑひろがりず)、渡部泰明氏といった、古典に造詣の深い方々が執筆されており、恋、言葉、古典を多角的な視点から紹介しています。この一冊をきっかけに、出典作品に触れてみるのも良いでしょう。
書籍情報
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書名: 『恋する古語辞典』
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編: 小学館国語辞典編集部
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定価: 1,650円(税込)
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判型: 四六判並製160ページ
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ISBN: 978-4-09-504184-1
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発売日: 2026年7月13日
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出版社: 小学館
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詳細: 小学館の書籍ページ
