1982インパクトファンド、保護犬猫の命と障がい者の就労を支えるソーシャルビジネスへ出資

社会課題の背景

日本における犬猫の殺処分数は減少傾向にあるものの、2023年には約1万匹とされています。背景には飼育放棄や過剰繁殖などがあり、多くの命が行き場を失っています。保護施設は資金や人手、設備の不足に直面し、里親探しも容易ではありません。不安定な収入構造や物価高も、活動の継続を困難にしています。

また、障がい者の就労継続支援においては、特にB型事業所の平均月額工賃が約16,500円と低く、経済的自立が難しいという課題があります。事業所側も収益性の問題や利用率・定着率の低さから赤字化する傾向があり、作業内容も多様なニーズに対応しきれていないと推察されています。

ANELLA Groupの革新的なアプローチ

株式会社ANELLA Groupは、これらの二つの社会課題に同時に挑んでいます。

家族と犬、ANELLA CAFEのロゴ

同社は保護犬猫ふれあいカフェ「ANELLA CAFE」を運営し、保護犬猫との出会いの場や格安トリミングなどのサービスを提供しています。同時に、このカフェを就労継続支援B型事業所として運営することで、利用者である障がい者の方々に、アニマルセラピー効果も期待できる魅力的な業務を提供しています。

猫がくつろぐANELLA CAFE

ANELLA CAFEは、国からの給付費に加え、カフェの売上などによって安定した収益基盤を確保しています。B型事業所であるからといってサービスを安価に提供することはせず、一般的な利用料金を設定することで、障がい者の賃金面でのノーマライゼーションも実現しました。犬猫と触れ合える魅力的な作業と、相対的に高い賃金が支給される相乗効果により、障がい者の定着率が高まることが期待されています。また、保護犬猫施設としても機能するカフェが安定的に運営されることで、殺処分される犬猫の数を減らす効果も期待されています。

通常、就労継続支援B型事業所は利用者の就職によって収益が減少し、保護犬猫施設は里親が見つかると収益が減る構造になりがちです。しかし、ANELLA CAFEは、収益を落とすことなく障がい者の就職や保護犬猫の譲渡が実現できるビジネスモデルとなっており、この点が非常に革新的であると考えられています。

1982インパクトファンドは本出資を通じて、保護犬猫の命を守りながら、障がい者がやりがいのある就労機会を得られるという、この革新的な社会課題解決を力強く支援してまいります。

今後の展開とソーシャルビジネス公募

1982インパクトファンドは今後も、社会課題解決を目指す企業への支援に積極的に取り組んでいく方針です。出資先企業に対しては、資金提供に加えて、代表理事の知見やネットワークを活かしたメンタリング支援も提供されます。

本ファンドでは、継続的な事業運営を通じて根本的な社会課題解決を志す事業者からの応募を随時受け付けています。詳細は、1982インパクトファンドのウェブサイトをご覧ください。

1982インパクトファンド概要

  • ファンド名: 1982インパクトファンド

  • 所在地: 東京都港区

  • 設立: 2024年5月30日

  • URL: https://1982impact.jp

本ファンドは、1982年生まれの経済人たちが集まり、資金とビジネスノウハウを提供することで、複数のソーシャルビジネスを成功させ、経済人による社会貢献活動の活性化の一助となることを目指しています。