今年の注目出品物
日本初のカラー長編アニメ『白蛇伝』関連資料
1958年に公開された日本初のカラー長編アニメーション映画『白蛇伝』の台本や関係資料が一括で出品されます。東映動画(現・東映アニメーション)の礎を築いたとされるこの作品は、宮崎駿監督をはじめ、多くのクリエイターに影響を与えたことでも知られています。

安政江戸地震直後の「なまず絵」
安政江戸地震(1855年)の直後に刊行された浮世絵「なまず絵」24枚が一括で登場します。当時の人々が地震をどのように捉え、災害への不安や世相への風刺、復興への願いを込めていたのかを伝える、大変貴重な歴史資料です。

斎藤茂吉『赤光』初版本
2028年度前期のNHK連続テレビ小説のモデルとして注目される近代短歌の巨星、斎藤茂吉の第一歌集『赤光』初版本が出品されます。本書には茂吉自身による短歌と署名が記されており、資料価値の高い一冊です。

小林かいち絵葉書
大正ロマンから昭和初期にかけて京都アール・デコを牽引した図案家、小林かいちによる木版彩色絵葉書3組(全12枚・完揃)が出品されます。美しい多色摺木版による繊細な色彩が魅力で、当時のモダンデザインと絵葉書文化を今に伝えます。
明治期美人写真
「日本一の美人」と称された赤坂の芸妓・萬龍をはじめ、時子、須磨子ら明治を代表する人気芸妓を写した写真資料4枚です。萬龍は花王石鹸や三越呉服店などの広告モデルとしても活躍しており、市場に出品されることは稀な貴重な資料です。

このほかの見どころ(一部)
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川端康成草稿「雪国抄」22枚:ノーベル文学賞作家・川端康成の代表作『雪国』の推敲過程を伝える自筆草稿です。創作の軌跡を知ることができる貴重な文学資料となります。
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芥川龍之介草稿 「子供の病気 一游亭に」:かつて所在が不明となっていた貴重な自筆草稿で、芥川の病気の子どもを題材にした作品です。
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蔦屋重三郎刊行本:昨年の大河ドラマで話題となった蔦屋重三郎が刊行した黄表紙・洒落本です。江戸の出版文化や町人文化を今に伝える貴重な資料です。
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明治・大正期 輸出用燐票蒐集:日本のマッチラベル13帖、約11,800点を収録。近代日本の産業史や印刷デザインの変遷を知ることができる貴重なコレクションです。
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『精選 松蘭譜』『松葉蘭譜』:江戸時代後期に一大ブームとなった松葉蘭を紹介する専門書。当時の園芸ブームと人々の熱狂を今に伝える貴重な資料です。
そのほか、出品商品は明治古典会公式サイトにて公開されています。詳細については、以下のWeb目録をご覧ください。
Web目録
第61回 明治古典会 七夕古書大入札会 下見展観(一般公開)概要
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日時:
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2026年7月3日(金)10時~18時
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2026年7月4日(土)10時~16時
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会場:東京古書会館(東京都千代田区神田小川町3-22)
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出品物:著名作家の原稿・書簡・初版本、美術工芸書、近現代アート、写真、アニメ資料、近代資料、雑誌、ポスター、浮世絵版画、新版画、古地図、和本、古文書、古書画、唐本など、江戸以前から現在まで、膨大な文献資料や美術品が出品されます。
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主催:東京都古書籍商業協同組合 明治古典会
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入場:無料
※入札会は7月5日(日)に開催されますが、古書組合の規定により、全国の古書組合加盟古書店による代行入札方式で実施されるため、一般の方は直接ご参加いただけません。
明治古典会とは
「明治古典会」は、東京都古書籍商業協同組合に所属する23の専門古書店で構成される同人組織です。60年以上の歴史を持ち、近代文学や近代文献資料、浮世絵、美術資料などを専門に取り扱っています。毎週金曜日には古書市場を運営しており、年に一度の「七夕古書大入札会」では、一般の方も出品物をご覧いただける下見展観を実施しています。
