Neon Giant、新作『NO LAW』の革新的な開発技術を「Unreal Fest Chicago 2026」で公開

Unreal Engine 5で構築された高密度オープンワールド都市「Port Desire」

現地時間6月17日に行われたセッションには、「Neon Giant」の共同創業者兼クリエイティブディレクターであるTor Frick氏が登壇し、『NO LAW』の舞台となる港湾都市「Port Desire」の開発プロセスを紹介しました。

「Neon Giant」は、約20名のベテラン開発者で構成される小規模なスタジオでありながら、「Density Over Scale(規模を超える密度)」という独自の開発哲学を掲げています。この哲学のもと、一般的な「広大なマップ」に留まらず、細部までこだわり抜かれた高密度なオープンワールドの構築に挑戦しています。都市開発においては、スタジオ独自のツールとUnreal Engine 5の最新技術が惜しみなく活用されています。

プレゼンテーションの様子

講演するTor Frick氏

<主な技術要素>

  • Nanite: 膨大なオブジェクト数でもパフォーマンスを維持しながら、高精細な都市表現と細部まで作り込まれた環境描写を実現しています。

  • Lumen / MegaLights: 数百に及ぶ光源をリアルタイムで制御し、ダイナミックなライティングや天候変化を鮮やかに表現します。

  • Mass Framework / MetaHuman: 3,000人以上のNPCを都市内に配置し、リアルな生活感や多様な群衆行動を細やかに表現しています。

環境そのものがゲームプレイに影響する没入型システム

セッションではさらに、単なるビジュアル表現にとどまらず、都市環境そのものがゲームプレイに影響を与える仕組みも披露されました。例えば、プレイヤーが街灯を撃ち壊してエリアを暗闇に沈めると、敵は光や影、音の変化に応じて異なる行動を取るとのことです。また、PCG(Procedural Content Generation=プロシージャル生成技術)、Niagara Data Channels、Chaos Physicsなどの技術を組み合わせることで、環境破壊や大量のパーティクル演出がプレイヤーの行動にリアルタイムで反応する、非常にダイナミックなゲーム世界が実現されています。

開発者のコメント

「Neon Giant」のCreative Director Tor Frick氏は、次のようにコメントしています。

「Unreal Engine 5の最新技術を活用することで、これまで技術的制約によって実現できなかった理想の世界を、妥協なく構築できるようになりました。プレイヤーの皆さんが『Port Desire』を実際に探索できる日を楽しみにしています。」

発表アーカイブおよび最新開発映像公開中

「Unreal Fest Chicago 2026」での発表アーカイブ、および『NO LAW』の開発の裏側を紹介する最新映像『World Dev Diary』が公開されています。

『NO LAW』について

『NO LAW』は、海辺に位置するサイバーノワール都市「Port Desire」を舞台にした、没入感の高いシングルプレイ型オープンワールド・シューティングゲームです。プレイヤーは元兵士「Grey Harker(グレイ・ハーカー)」となり、ステルス潜入や正面突破など、様々な戦術を選択しながらミッションに挑みます。

本作はPC、PlayStation 5、Xbox Series X|S向けに開発が進められています。

都市の様子

バーのシーン

兵士のキャラクター

ロボットと爆発

『NO LAW』公式チャンネル

「Neon Giant」について

「Neon Giant」は2018年にスウェーデン・ウプサラで設立された独立系ゲームスタジオです。スタイリッシュでプレイヤー主導のアクションゲーム開発に注力しており、初の作品である「The Ascent」は、サイバーパンクの世界観と職人技が光るディテールで高く評価されました。少人数ながら大規模な体験を提供できるスタジオとして、確固たる地位を築いています。

世界的なアクションゲームに携わったベテランで構成されるチームは、常にプレイヤーの選択が世界を変える没入型体験の限界に挑戦し続けています。詳細はこちらをご覧ください。