日本遺産「北総四都市江戸紀行」を舞台に、メタバースで地方創生へ向けた共同研究が始動

日本遺産「北総四都市」を舞台に、メタバースが地方創生の鍵となるか?獨協大学とGamingVが共同研究を開始

株式会社GamingVは、獨協大学松本健太郎研究室との共同研究を開始すると発表しました。この研究は、日本遺産「北総四都市江戸紀行」を舞台に、世界的人気ゲーム「Fortnite」上でメタバース空間を構築する「北総四都市メタバース」プロジェクトをフィールドとして活用します。ゲーム体験が地方創生にどのような効果をもたらすのかを定量・定性的に分析し、その成果を学術論文として発表することを目指しています。

日本遺産、コンテンツ化、ゲーム化に関する獨協大学とGamingVの共同研究を示す画像

「北総四都市メタバース」プロジェクトの概要

GamingVが推進する「北総四都市メタバース」プロジェクトは、千葉県佐倉市、成田市、香取市(佐原)、銚子市の「北総四都市」を舞台に展開されます。江戸時代の街並みがFortnite上に忠実に再現されたメタバース空間で、プレイヤーは「江戸時代の旅人」として歴史的名所を巡り、ミッションをクリアする体験型観光ゲームを楽しむことができます。

このプロジェクトでは、デジタルとリアルを繋ぐ独自の仕組みも導入される予定です。例えば、現地を訪れることで限定ゲームアイテムを入手できる仕組みや、ゲームクリアによって地域店舗の割引クーポンが得られる施策などが検討されています。

提灯が灯る夜の日本の伝統的な街並み
アニメ調の港町の風景
緑豊かな森の中に佇む伝統的な和風建築の建物
青空の下、白い壁と黒い瓦屋根が特徴的な日本の城門

共同研究の目的と意義

今回の共同研究では、Fortnite上でのゲーム体験が参加者の地域への関心、訪問意欲、そして実際の観光行動にどのような影響を与えるかを検証します。獨協大学松本健太郎研究室が調査設計、データ分析、論文執筆を担当し、GamingVは日本遺産コンテンツのゲーム化とメタバース実装を担います。

この研究の核心は、「メタバースで地方は本当に活性化するのか」という問いに対し、実データに基づいた学術的な知見を得ることにあります。これまでにもメタバースや観光ゲームを活用した地域振興の取り組みは各地で行われてきましたが、市販のゲームプラットフォームを実フィールドとして、その効果を実証的に検証した研究は国内でも事例が限られています。本プロジェクトを通じてゲーム体験者のデータを収集・分析することで、メタバースツーリズムの効果と課題を明らかにし、観光研究の進展に貢献することが期待されます。

眼鏡をかけた男性がマイクを手に講演を行っている様子

松本健太郎研究室について

獨協大学外国語学部英語学科の松本健太郎研究室は、映像記号論、デジタルメディア論、観光コミュニケーション論を専門としています。デジタルメディアが現代社会、文化、観光行動に与える影響について研究を進めています。

所在地:〒340-0042 埼玉県草加市学園町1-1

株式会社GamingVについて

株式会社GamingVは、eスポーツチーム「VAMOS」の運営とメタバースを活用した地方創生事業を展開しています。茨城県からの委託でイオンモール水戸内原のメタバース再現事業を実施するなど、実績を重ねています。「eスポーツを日本のカルチャーに」をビジョンに掲げ、ゲームと地域・教育の融合を推進しています。

イオンモールの外観
イオンモールで開催されているゲームイベントの様子

日本遺産「北総四都市江戸紀行」とは

文化庁が認定する「日本遺産」は、地域の歴史的魅力や特色を通じて文化・伝統を語るストーリーであり、全国に104件あります。千葉県唯一の日本遺産である「北総四都市江戸紀行」は、現在も江戸を感じさせる町並みを残す「城下町佐倉」「門前町成田」「商家町佐原」「港町銚子」の四都市が、街道と水運を活かした交流により、百万都市・江戸の生活や経済を支えたというストーリーが評価されています。