みんなのカメラによる2026年4月取引データ概要
今回のデータは、2026年4月1日から30日の期間に「みんなのカメラ」で成立した取引件数を基に集計されています(重複取引やキャンセル分は除外)。このデータは毎月上旬に公開され、カメラ・レンズ市場の動向を把握する上で貴重な情報源となっています。
2026年4月の売買トレンド総評
2026年4月の取引データからは、「中古市場で選ばれる定番フルサイズ機」と「ミラーレス時代のレンズ消費」という二つの明確なトレンドが浮かび上がっています。特に、2014年発売のニコンD750がカメラ取引数で首位を飾る一方、レンズTOP10の9割をミラーレス用マウントが占めるという対照的な結果となりました。
注目1:2014年発売のニコンD750がカメラ取引数1位
ニコンD750(フルサイズ一眼レフ)が、平均取引価格69,997円でカメラ取引数1位となりました。発売から約12年が経過したこの名機は、24.3MPのセンサー、防塵防滴性能、51点AFといった成熟したスペックを備えています。この機種は、初めてフルサイズ機を検討する新規ユーザーや、ミラーレス機のサブ機を求める既存ユーザーの両方から支持を集めました。中古市場では、最新モデルだけでなく、価格と性能のバランスが取れたミドル価格帯のフルサイズ機が強く選ばれる傾向が見られます。
注目2:レンズTOP10の9本がミラーレス用マウント
レンズTOP10では、Canon RFが4本、Nikon Zが3本、Sony Eが1本、Fuji Xが1本と、ミラーレス用マウントが合計9本(90%)を占めました。一眼レフ用マウントは、望遠の銘玉であるCanon EF 100-400mm F4.5-5.6L IS II USMが唯一ランクインする形となりました。この結果から、4月のレンズ市場においてはミラーレス用マウントが中心的な存在となっていることがはっきりと見て取れます。
注目3:望遠ズームレンズが7本ランクイン、春のスポーツ・行楽シーズン本格化
レンズTOP10のうち7本が望遠ズームレンズとなりました。これは、春のスポーツイベントや行楽シーズンにおける需要の高まりを反映していると考えられます。Canon EOS R7のようなAPS-C機と望遠ズームレンズを組み合わせたいユーザー層からの需要や、Canon EOS R5/R6とRF 70-200mm F2.8L IS USMのプロセット需要、ニコン ZとNIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VRの超望遠野鳥撮影セット需要など、多様なニーズが市場を活気づけているようです。
メーカー別シェア
カメラボディ TOP10 メーカー別シェア

2026年4月のカメラボディのメーカー別シェアを見ると、Canonが38.7%で最も高く、SONYが31.5%、ニコンが29.8%と続きます。
交換レンズ TOP10 メーカー別シェア

交換レンズのメーカー別シェアでは、Canonが54.6%と過半数を占め、ニコンが25.2%、富士フイルムが11.0%、SONYが9.2%という結果になりました。
カメラボディ TOP 10

カメラボディTOP10は、Canon、SONY、ニコンの3メーカーが独占しました。注目すべきは、EOS R6(Mark II/IIIが登場済み)、α7 IV(α7 Vが登場済み)、EOS R5(Mark IIが登場済み)といった、新品市場で世代交代したフルサイズミラーレス機が中古市場で広くランクインしている点です。これにより、健全な世代交代サイクルが機能していることがうかがえます。また、D750(フルサイズ一眼レフ)、EOS RP(フルサイズミラーレス)、Z50(APS-Cミラーレス)など、10万円以下の機種も複数ランクインしており、中古市場ならではの価格で本格的なカメラを手に入れるというフリマの基本価値がしっかりと機能していることがわかります。
交換レンズ TOP 10

交換レンズTOP10では、Canonが5機種、ニコンが3機種、富士フイルムが1機種、SONYが1機種と、純正4社がランクインしました。マウント別ではCanon RFが4本で1位、Nikon Zが3本で2位となりました。Canon EFは望遠の銘玉であるEF 100-400mm F4.5-5.6L IS II USMが1本のみ、Sony EとFuji Xが各1本という結果です。ミラーレス用マウント(RF/Z/E/X)が合計9本(90%)を占め、4月のレンズ市場におけるミラーレス用マウントの優位性が明確に示されました。望遠ズームレンズが7本ランクインしたことも特徴的で、春の運動会やスポーツ、野鳥撮影といったイベントの本格化が反映されています。
5月のトレンド予想
「みんなのカメラ」編集部では、5月のカメラ・レンズ市場について以下のトレンドを予想しています。
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予想1:GW後のフルサイズ移行需要
4月にフルサイズミラーレス機が5機種ランクインしたことから、5月もフルサイズの中古需要は継続するでしょう。ゴールデンウィーク中の撮影体験を経て「メイン機をフルサイズにしたい」と考えるユーザーが、中古市場へ流れる可能性が高いと見込まれます。 -
予想2:望遠ズーム需要が運動会・部活動シーズンに本格化
4月のレンズTOP10に望遠ズームレンズがすでに7本ランクインしていることから、5月も望遠ズームの需要は続くでしょう。春に運動会を行う学校や部活動、スポーツイベント、野鳥・行楽撮影などで望遠系レンズの動きには注目が集まります。 -
予想3:RFマウント単焦点の本格流通
4月のレンズTOP10ではCanon RFマウントのレンズが4本ランクインしましたが、すべてズームレンズでした。5月以降は、RF 50mm F1.8 STMやRF 35mm F1.8 IS Macroといった「最初の単焦点レンズ」を求める需要が、新たにTOP10入りしてくる可能性があると予想されます。
「みんなのカメラ」について
「みんなのカメラ」は、カメラ・レンズに特化したフリマ・メディア・コミュニティサービスです。すべての商品に「あんしん保証」(初期不良7日間返金・6ヶ月自然故障保証)が無料で付帯しており、ユーザーは安心して取引できます。東京都渋谷区を拠点に、カメラユーザーの皆様の体験を一貫してサポートしています。
サービスURL:
https://www.minnacamera.com/
詳細データや各機種の解説、グラフについては、完全版記事でご覧いただけます。
https://www.minnacamera.com/mags/2171
