アニメ制作現場の理解を深める「アニメーター体験会」が対象を拡大して随時開催

アニメ制作現場への理解を深める

日本のアニメ制作は、現在、市場規模が4兆円に迫る基幹産業として位置付けられています。約60年前に始まった日本のテレビアニメは、今や老若男女に親しまれる文化へと成長しました。しかし、アニメ制作現場の過酷さが注目される一方で、そこで求められる技術や工程に対する社会全体の理解は十分ではない現状があります。

NAFCAではこれまで、国会議員、漫画家、声優など、アニメーター以外の多様な方々を対象に、アニメ制作の基礎工程である「動画」を体験する「アニメーター体験会」を不定期で開催してきました。この度、より多くの関係者にアニメ制作の実際を知ってもらうため、対象者を拡大し、継続的な実施を進めていきます。

体験会の内容と目的

強化される「アニメーター体験会」では、アニメーターの第一歩となる「動画」工程の一部を体験できます。具体的には、実際に「トレス」や「中割り」を描き、プロの動画監督によるチェックとフィードバックを受けられます。これにより、参加者はアニメ制作の技術的な側面だけでなく、制作現場の思考プロセスや労働実態について深く理解する機会を得られます。

体験会で想定される対象者は、研究者、批評家、作家、編集者、ジャーナリスト、文化行政や教育の関係者、その他、広く文化発信や芸術活動に携わる方々です。アニメを論じ、伝え、支え、あるいは社会の中で位置づけようとする方々が、実際の制作工程に触れることは、産業理解、人材育成、文化政策、そして地方創生といった議論をより豊かなものにすると考えられています。

参加方法と今後の展望

体験会の詳細な日時や会場は、希望者が一定数集まり次第決定されます。参加を希望する方は、NAFCA公式サイトのお問い合わせフォームより、これまでの活動概要を添えて問い合わせることが可能です。

NAFCA公式サイトお問い合わせフォーム: https://nafca.jp/inquiry/

NAFCAは、今後もアニメ文化の継承と発展に寄与するため、制作現場と社会の間の距離を少しずつ埋める取り組みを進めていく方針です。この企画が、アニメをめぐる理解と対話を深める一助となることが期待されています。

過去のアニメーター体験会に関する情報はこちらからご覧いただけます。

日本アニメフィルム文化連盟(NAFCA)について

NAFCAは2023年4月に設立された、アニメプロデューサー、監督、アニメーター、声優等からなるアニメの業界団体です。「アニメに未来があることを信じたい」をスローガンに掲げ、製作側とクリエイター側の双方の意見を取り入れながら、業界が抱える課題に取り組んでいます。

公式サイト: https://nafca.jp/