shido、不安障害を表現した新曲「心魔」をリリース – Naoki Itai編曲のビッグバンド・ジャズで心の怪物と共生する物語

「心魔」に込められた意味

曲中で繰り返される「心魔」とは、不安症や慢性疾患と向き合いながら生きるshidoが、自身の内側に生まれた正体不明の恐怖を指す言葉です。歌詞には、自分を喰らおうとする「心のモンスター」に対し、「僕も君を許せるから」「ふたりだけの小部屋に墓までいこうぜ」と語りかける壮絶な心情が描かれています。これは、恐怖を切り離すのではなく、むしろ運命として受け入れ、共に生きるという「共生と絶望」の物語です。

「ただの心魔、ただの心魔」という言葉は、自身を鎮めるためのマントラ(呪文)でありながら、眠れない夜の痛みを鮮明に浮き彫りにします。この楽曲は、恐怖に打ち勝つことを歌うのではなく、恐怖と共に今日を生きるための記録であり、その対話が聴き手の心に深く響くことでしょう。

楽曲情報

  • タイトル: 心魔

  • 配信開始日: 2026年3月4日(水)

  • アーティスト: shido

  • 作詞・作曲: odiμsblue

  • 編曲: Naoki Itai

  • レーベル: BLUE Whale Music / Passages

楽曲の配信はこちらからアクセスできます。
https://big-up.style/dn4V6DC2zF

ミュージックビデオの世界観

「心魔」のミュージックビデオは、華やかさと狂気が同居する精神世界を、映像美と緻密な演出で表現した作品です。アール・デコ調の気品と退廃が交錯する夢と現実の狭間が舞台となり、shidoの背後に現れる“異形の存在”は、不安や慢性疾患といった内面の象徴として描かれています。この存在は、恐怖の対象ではなく、時には優雅に、時には滑稽に共に踊る「共生のパートナー」として登場します。

躍動するリズムと呼応するスピード感のあるカットワークは、過活動する思考や止まらない内面のざわめきを体現。暗闇の中でなお踊り続けるshidoの姿は、“心魔”と共に生きることを選んだ静かな意志を映し出しています。

アーティスト shido について

歌を担当するshidoは、深海の主人公であり、時にうさぎの姿をとります。幅広い音域と多様な声色、感情表現に富んだハスキーボイスが特徴です。失声症との闘病経験を経て、不安や苦しみの中に宿る感情を音楽として描き続けています。強さも弱さも、すべてが「shido」の一部であり、深く静かに沈み込む世界観で聴く者の内面に触れるアーティストです。

shidoの公式サイトはこちらです。
https://www.shidonoshinkai.com/