「困ってから直す」は遅すぎる。先回りしてリスクを摘む設計思想
『MIRAI TOUCH』の最大の特長は、最新機能の追求だけでなく、教育現場で起こりうる「負」や「不満」を徹底的に先回りして解消する設計思想にあります。
対談では、さつき株式会社の常務取締役である鳥井亮伸氏が、広島市での導入事例を挙げ、その考え方を説明しました。例えば、平和祈念式典の映像視聴において、外付けチューナーでは配線が複雑になり、故障リスクも高まるという現場の課題に対し、新たなストレスを生み出さないようテレビチューナー内蔵モデルを開発しました。
「起きてから直すのではなく、起きる前に防ぐ」というこの姿勢は、最新モデルの「天面スピーカー」にも表れています。動画学習やAI活用が進化する将来を見据え、教室のどこにいても音が均一に届くよう、あえてスピーカーを上部に配置。これらは現場からの強い要望を待たず、教育環境の変化を予測して実装された機能です。

誰一人取り残さない「インクルーシブ電子黒板」への挑戦
教育現場の多様化が進む中で、日本語を第一言語としない児童生徒への対応は喫緊の課題となっています。
『MIRAI TOUCH』は、特別な配慮を「特別な操作」なしで実現することを目指しています。
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独自翻訳アプリ「MIRAI LIVE」: 先生が話した言葉をリアルタイムで多言語に翻訳し、言葉の壁を解消します。
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ダイレクトボンディング技術: 斜めの席からでも光の反射を抑え、鮮明に画面が見えるようにします。
ダイレクトボンディング技術に関する詳しい解説は、以下の記事でご覧いただけます。
ダイレクトボンディングの解説記事
これらの機能は、「廊下から教室を見た時、電子黒板の見えにくさに衝撃を受けた」という鳥井氏の原体験から生まれました。日本語に不安のある子どもたちも、教室の後ろの席の子どもたちも、誰もが同じ情報にアクセスできる「学びの平等」を支えるための、優しい配慮が込められています。
70,000台の実績を支える「垂直統合型」の開発
『MIRAI TOUCH』が高性能でありながら適正な価格を実現している背景には、設計から製造、販売までを一貫して管理する「垂直統合型」の体制があります。「部品一つが品質にどう影響するかを完全に把握している」という言葉の通り、他社には真似できない独自の構造特許を取得した「下向きカメラの内蔵」など、製造現場と教育現場の両方を知り尽くしているからこそできる製品づくりが、現在の信頼に繋がっています。
今後の展望:インフラとして「支え続ける」責任

累計70,000台を超え、教育現場の重要なインフラとなった今、さつき株式会社はサポート体制のさらなる強化に努めています。AIを活用した迅速なレスポンスや、製品を熟知した営業担当者による提案など、「導入がゴールではなく、使い続けていただくための責任」を果たすべく、日々進化を続けています。
今回の対談の全文は、「Kokuban BASE」にてご覧いただけます。開発のディテールや教育現場への熱い想いをぜひご一読ください。
対談の詳細はこちら
電子黒板の比較体験倉庫「Kokuban BASE」とは
「Kokuban BASE」は、株式会社idea spotが運営する、教育事業者向けの電子黒板の比較・体験が可能な倉庫であり、電子黒板の選定や活用方法に関する情報発信を行っているメディアです。電子黒板の専門家であり、実際に電子黒板を活用して授業を行う学習塾講師の視点から、各メーカーの製品比較や教育現場での導入事例、最新のICT教育トレンドを発信し、学校現場のデジタル化を支援しています。
「Kokuban BASE」公式サイト
『インクルーシブ電子黒板 MIRAI TOUCH』について
『MIRAI TOUCH』は、使う人(健常者、障がい者、老若男女、ITが苦手な方)を限定せず、誰にとっても使いやすいと感じてもらえるような「インクルーシブ電子黒板」をコンセプトに据えた製品です。「書く」「消す」「映す」を簡単に操作できるため、ICT機器に苦手意識を持った先生でも直感的にご利用になれます。今後も、ユーザーの声を反映しながら、さらなるICT環境の発展に貢献していくことでしょう。
さつき株式会社について
さつき株式会社は1931年に創業し、「環境ソリューション事業」「ITソリューション事業」「家電・機器部品事業」の3事業を展開しています。このうち、日本の教育課題の解決に多角的にアプローチしているのがITソリューション事業です。学校や学習塾など幅広い教育現場で活用できる、操作性と機能性を備えた電子黒板「ミライタッチ」は全国の教育現場で導入されています。近年では、ビジネスシーンでの電子黒板の活用を促進し、働き方改革に取り組む企業もサポートしています。
さつき株式会社 公式サイト
『MIRAI TOUCH』製品サイト



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