ユネスコ世界ジオパークを目指す栗原市とLNTJの取り組み
栗原市全域をエリアとする栗駒山麓ジオパークは、ユネスコ世界ジオパーク認定を目指しています。紅葉期のオーバーユースなど環境への課題解決のため、栗原市は数年前からLNTを導入し、持続可能な観光に取り組んできました。東北地方はLNTJの団体会員数が全国最多(20件超)の「LNT先進エリア」であり、栗原市はその中でも先進的にLNTを導入している自治体です。その実績が評価され、栗駒山麓ジオパークビジターセンターは2024年に国内2例目となる「Leave No Trace Japan エリア拠点センター」に選出されています。

連携協定で目指す未来
本連携協定は、LNTJと栗原市が協働し、地域の自然・文化・観光の価値を持続可能な形で高めていくことを目的としています。具体的には、LNTを活用した以下の4点に重点を置く予定です。
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ガイド/地域人材の育成: 持続可能な観光運営を担う人材育成の仕組みを確立します。
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地域の環境課題の可視化と分散対策の強化支援: 紅葉時期のオーバーユース問題など、LNTを活用した課題解決を支援します。
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各体験プログラム開発支援: 修学旅行や研修旅行など、各ニーズに合わせたプログラム開発を支援します。
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ユネスコ世界ジオパーク認定に向けた基盤整備
Leave No Trace Japan代表のコメント
LNTJの代表理事である岡村泰斗氏は、次のように述べています。「栗原市は早期からLNTを導入し、実践的な観光マネジメントに取り組んできた自治体です。地域にはLNTの理念を深く理解し、現場で活動する優れたガイドや野外指導者も多く、持続可能な観光地運営の基盤がすでに育っています。今回の連携によって、こうした地域の力とLNTを掛け合わせながら、自然資源を守りつつ、次世代の観光価値を創り出す取り組みをさらに加速させていきます。」

Leave No Trace Japanについて
LNTは米国で発祥したアウトドアでの行動基準で、世界96ヵ国に広がっています。環境に与えるインパクトを最小限にしてアウトドアを楽しむためのテクニックが7つの原則を基にしており、誰にでも分かりやすく実践可能です。
LNTJは設立から4年で会員数約1,000人を突破し、大修館の体育の教科書への掲載が開始されるなど、急速に認知が拡大しています。自治体連携や地域の環境課題を解決するスポットライトプログラムなど、様々な取り組みを実施しており、2022年には世界で4か国目、アジアでは初となる公式ブランチとして認定されました。
- LNTJ公式ウェブサイト: https://lntj.jp/

宮城県栗原市について
宮城県栗原市は、栗駒山や伊豆沼・内沼(ラムサール条約登録湿地)を擁する、自然資源豊かな地域です。県内最大の面積を誇り、農業・食文化も充実しています。2005年に10町村が合併して誕生した市で、自然と暮らしが調和した地域として高く評価され、「住みたい田舎ランキング」全国1位にも選ばれています。
- 栗原市公式ウェブサイト: https://www.kuriharacity.jp/




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