資金調達の背景
近年、クリエイターエコノミー市場は世界的に拡大しており、グローバルで数十兆円規模、日本国内でも数兆円規模の市場へと成長しています。しかし、立体化グッズ市場では、金型製作にかかる高額な初期コストや大量生産に伴う在庫リスク、商品化されるIPやキャラクターの偏りといった構造的な課題がありました。
これにより、多くのIPやクリエイターが立体グッズ展開に踏み出しにくい状況が生まれていました。また、ファン側においても、短期的な消費や過度な購入に偏りがちな構造が課題として挙げられていました。
G-antは、これらの課題に対し、技術と事業設計の両面からアプローチすることで、ファン、IP、クリエイターの三者にとって持続可能な関係性を実現できると考え、事業を展開してきました。
ミタクルブロックとは
「ミタクルブロック」は、G-antが提供する、ボクセル技術を活用したブロックフィギュアプロダクトです。キャラクターを高い再現性で立体化し、組み立てる、飾る、集める、交流するといった体験を通じて、ファンが日常の中でIPやキャラクターと継続的に関われる体験を提供しています。
主な特徴は以下の通りです。
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ボクセル技術による、キャラクター性を損なわない立体表現
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VTuber、イラストレーター、ゲーム実況者など多様なIP・キャラクターに対応
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金型不要かつ小ロット生産による短納期展開
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組み立て体験を通じたUGC(ユーザー生成コンテンツ)創出、配信・SNSとの高い親和性
ブロックという世界共通の表現様式を採用しているため、言語や文化に依存せず楽しめる点も特長の一つです。
関連リンク:https://mitacleblock.com/
G-antが提唱する「ファンダムトイ」
ファンダムトイとは、ファンとIP・クリエイターが「消費と提供」という一方的な関係を超え、関わり続けることで体験と価値が積み重なっていくよう設計された、新しいファンダム体験のカテゴリです。購入によって体験が完結する従来型のグッズとは異なり、触れ、手を加え、日常の中で関わり続けられることを前提としています。
ファンダムトイは、以下の4つの原則を軸に設計されています。
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Participate(参加)|買うだけでなく、体験に参加できる
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Personalize(愛着)|正解を押し付けず、自分なりの関わり方ができる
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Physicalize(受肉)|キャラクターや世界観に、現実世界で触れられる姿を与える
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Prolong(継続)|一度きりの消費で終わらず、「好き」が長く続く
G-antは、このファンダムトイという新カテゴリを提唱し、その第一弾の代表プロダクトとして「ミタクルブロック」を展開しています。

G-antの提供価値と今後の展開
G-antは、以下の強みを基盤にファンダムトイ市場の確立を目指しています。
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小ロット・短納期による柔軟なIP展開
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ニッチなIPや新興クリエイターにも対応可能な商品設計
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ファンの参加・共有を前提とした体験設計
これらを通じて、IPやクリエイターにとっては、単発のグッズ展開にとどまらない、本格的なマネタイズやIPグロースを支える手段となり、ファンにとっては、国や文化を超えて関わり続けられるファンダム体験を提供します。
さらにG-antは、ファンダムトイ体験を技術面からも進化させるため、2022年より取得を開始した3D組立技術およびARに関する特許について、2025年12月時点で10件を取得しています。これらの特許は、単一技術に留まらず、組立プロセス、体験設計、デジタル連携を横断的にカバーするように構築されており、同領域における競合参入に対して高い法的障壁を形成しているとのことです。
G-antはこの知的財産基盤を通じて、ファンダムトイ分野における独自かつ持続的なポジションを確立し、優位性のある事業展開を行います。今後は、ファンコミュニティ参加型の企画、デジタルデータ活用による二次展開、海外市場への展開を進め、ファンダムトイ領域におけるプラットフォーム化を目指していく意向です。
投資家コメント
株式会社ANOBAKA シニアアソシエイト 小田 紘生 様

「キャラクターを3Dピクセルで再現し、ファンが自分でブロックを組み立てて立体フィギュアを作る新感覚のファンダムトイ『ミタクルブロック』を開発するG-ant社に投資させていただきました。同社独自のボクセル設計技術によって、これまで多くのIPを手軽にトイブロック化し、ファンの方に提供してきました。自分の推しを『組み立てる』のはファンの方にとって唯一無二で強力な体験です。ボクセルを『組み立てる』体験の魅力は動画等でも表現しやすく、ファンによるUGCの生成・SNSでの広がりを狙えるポテンシャルがあることも本事業の魅力の1つです。ミタクルブロックがより多くのIPとコラボし、世界中のIPファンを虜にする未来は必ず到来するでしょう。平川さん・福田さんの挑戦をANOBAKAとしても全力で応援させていただきます!」
株式会社mint ジェネラルパートナー 武田 紘典 様

「G-ant社は、独自のボクセル設計技術によって、立体グッズ展開における『金型コスト』と『在庫リスク』というIPホルダーの抱える障壁を克服し、二次元グッズだけでなく立体物を所有したいというファンの想いを実現しています。『小ロット・多品種展開』を可能にした『ミタクルブロック』は、ファン自らの手で組み上げる没入感を通じ、ファンとIPホルダーの間に『体験』という新たな価値を創出しています。制作コストとリードタイムの壁を解消した同社のビジネスモデルは、トレンドの移り変わりが激しい現代のIPビジネスにおいて極めて高い優位性を持っています。加えて、ボクセルデザイン自体が世界的に親しまれている表現様式であることから、日本のIPのグローバル展開を加速させる力になると確信しています。次世代のエンタメ経済圏を切り拓く同社の挑戦を、私たちも平川さんとともに目指してまいります。」
ごうぎんキャピタル 井田 修一 様

「『”推し”を組み立てる』このシンプルかつ強力な体験が世界中のファンを熱狂させるでしょう。言語の壁をブロックという共通言語で飛び越え、世界中の誰もが自分の“推し”を形にできる時代が到来するでしょう。日本発のカルチャーがグローバルな熱狂を生み出す、その挑戦を私たちは全力で応援します。」
株式会社G-ant 代表取締役 CEO 平川 彰悟 コメント

「私はこれまで、映画やアニメ、キャラクターといったエンターテインメントから、何度も人生の原動力をもらってきました。誰かの創造から生まれた物語やキャラクターが、時間や国境を越えて人の心に残り続ける。その力は、これからの時代において、さらに大きな価値を持つと確信しています。ミタクルブロックは、その力をより長く、より深く、より多くの人へ届けるための新しいアプローチとして生まれました。私たちが提唱する『ファンダムトイ』は、IPやキャラクターを“観る・集める”存在から、自ら組み立て、関わり、育てていく存在へと進化させる体験です。ブロックトイは、年齢や文化を越えて、誰もが直感的に楽しめる普遍的な表現手段です。私たちはこのフォーマットを、単なる玩具としてではなく、キャラクターや世界観を現実世界に立ち上げるためのインターフェースとして再定義しています。テクノロジーを最大限に『組み立てる』体験の再定義。3Dデータ、デジタル設計、生産技術を掛け合わせることで、必要な分だけを、必要な形で、世界中に届けることができる。その柔軟性は、IPの規模やジャンルを問わず、無数の可能性があると考えています。私たちが目指しているのは、単一の商品やブランドの成功ではありません。ファンダム・クリエイター・テクノロジーが連動し、共創の楽しさが循環し続けるエコシステムを、グローバルに構築することです。この挑戦は、志を共にする多くの仲間とともに加速します。IPホルダー、クリエイター、そして未来を共創する投資家の皆さまと共に、新しいエンターテイメント体験のUXをつくっていきたいと考えています。G-antは、人々が自分の『好き』をかたちにして、もっと楽しめるような文化を育てていく会社です。ここから先の未来を、一緒に形にしていけることを楽しみにしています。」
採用について
株式会社G-antでは、事業成長およびファンダムトイ市場の確立に向け、採用を強化しています。エンターテイメントやIP、プロダクトづくりに関心を持ち、「誰かの“好き”が長く続く世界をつくりたい」という想いを共有できる方と、これからのファンダム体験を一緒に形にしていきたいと考えています。事業開発、プロダクト、デザイン、エンジニアリングなど、職種を限定せず幅広く仲間を募集しています。
採用に関する詳細は、コーポレートサイトまたは採用ページをご覧ください。
会社概要

株式会社G-antは、「クリエイターエコノミー×ファンダムトイ」を軸に、新たな価値の創出に取り組む企業です。VTuberをはじめとする多様なクリエイターのIPを活用し、ボクセルモデル技術を用いた独自のブロックフィギュア「ミタクルブロック」を展開しています。これにより、ファンと“推し”との間に深いエンゲージメントを生み出し、グッズの枠を超えた新しい体験価値を提供しています。「『好き』をもっと楽しむ。『好き』でつながる。」をコンセプトに、日本発の魅力的なIPコンテンツを世界へ発信。“クリエイターファースト”の精神で、ファンと共に歩むリーディングカンパニーを目指します。
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会社名: 株式会社 G-ant
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代表: 平川 彰悟
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所在地: 東京都中央区銀座1-22-11 銀座大竹ビジデンス 2F
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設立: 2020年10月
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事業内容: ミタクルブロックの企画・製造・販売



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