バロン吉元氏の哲学が凝縮された『新装版 昭和柔俠伝』中巻が6月30日に発売

『新装版 昭和柔俠伝』中巻、6月30日発売

株式会社リイド社は、劇画の巨匠、バロン吉元氏が手掛ける『新装版 昭和柔俠伝』の中巻を2026年6月30日(火曜日)に刊行いたします。この作品は、バロン吉元氏の哲学が凝縮された集大成として、読者に深い感動を届けることでしょう。

新装版 昭和柔俠伝

全巻解説を担当する内田樹氏は、「もし日本が『暴力を抑制する倫理』を持ちえたとしたら、どのような人物が存在したか──。これは正義と暴力の葛藤を体現する、ひとりの“俠”の、『ありえたかもしれない倫理の物語』である。」と語っています。

物語の舞台と展開

物語は1938年春、陸軍飛行兵学校に進んだ勘太郎が、特殊部隊「八九三(やくざ部隊)」に配属されるところから始まります。個性豊かな三十名の隊員たちとの内務生活は波乱に満ち、命がけの飛行訓練を重ねる中で少年たちは心身ともに疲弊していきます。

特殊部隊・八九三

謀る者、患う者、想う者……。日本軍の様々な思惑が交錯する中、因縁の中野国彦が暗躍します。一行は台湾・台中の地へと向かい、帰りを待つ朝子を残し、勘太郎の夢は開戦前夜の大空の狭間で揺れ動きます。

台湾・台中へ

著者紹介:バロン吉元氏

バロン吉元氏は、1940年旧満州・奉天市で生まれ、鹿児島県指宿市で育ちました。1959年に漫画家としてデビューし、劇画隆盛期には『どん亀野郎』『黒い鷲』『殴り屋』など数多くの作品を発表。代表作である『柔俠伝』シリーズは約10年間にわたり連載されました。1980年には単身渡米し、マーベル・コミックなどで作品を手掛けました。

帰国後は漫画執筆と並行して絵画制作に没頭し、2004年には大阪芸術大学キャラクター造形学科教授に就任。2015年には雅号をバロン吉元に統一し、初の画集『バロン吉元 画俠伝 ArtWork Archives』(リイド社)や絵画集『バロン吉元画集 男爵』(パイインターナショナル)を刊行しています。画業60年を迎えた2019年には、日本漫画家協会賞文部科学大臣賞を受賞しました。

近年では北米やヨーロッパを中心に過去作の翻訳出版が進み、国内外で精力的に活動を展開しています。2024年には約20年ぶりとなる新作劇画『あゝ、荒野』(原作:寺山修司)を「コミプレ」(ヒーローズ)で月刊連載を開始するなど、その創作意欲はとどまることを知りません。

バロン吉元氏と柔俠伝の紹介

初回特典のご案内

『新装版 昭和柔俠伝 中巻』をご購入いただいた方には、購入者限定の特製ポストカードが進呈されます。

特製ポストカード

書籍概要

  • 書籍名: 新装版 昭和柔俠伝 中

  • 著者: バロン吉元

  • 出版社: リイド社

  • ページ数: 544ページ

  • 判型: A5判

  • 発行日: 2026年6月30日(火曜日)

  • 定価: 3520円(税込)

  • ISBN: 978-4-8458-7139-1

詳細については、株式会社リイド社のウェブサイトをご覧ください。
http://www.leed.co.jp/