前LINEヤフー会長 川邊健太郎氏の初著書『7つの激変』が刊行、インターネット産業30年の軌跡とAI時代の展望を紐解く

IT界の3大巨頭が推薦する一冊

本書は、ソフトバンクグループ代表取締役会長の孫正義氏、楽天グループ代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏、株式会社サイバーエージェント代表取締役の藤田晋氏という、日本のIT界を牽引してきた3名の巨頭から推薦の言葉が寄せられています。特に孫正義氏の「若者よ、いかがわしくあれ」という言葉は、本書のテーマを象徴するものと言えるでしょう。

インターネット産業の「熱」と「人間臭いドラマ」

川邊健太郎氏は、インターネット産業の最前線で長年活躍してきた当事者として、ビジネスルールが覆される瞬間の「熱」や「人間臭いドラマ」を詳細に綴っています。検索、SNS、動画、通販、広告、文化、起業といった7つのジャンルで起きた「激変」の物語を通して、読者はこれまでのインターネットの歩みを知り、今後のAI時代を勝ち抜くためのヒントを得られることでしょう。

本文の「はじめに」では、「歴史はくり返さないが、韻を踏む」というマーク・トウェインの言葉を引用し、過去30年間のパターンが形を変えてAI時代にも起こりうると述べています。この歴史から学び、AIという新たな荒野を進む人々へのメッセージが込められています。

知られざるエピソードも多数収録

本書には、これまであまり語られてこなかったインターネット業界の裏側が多数収録されています。

  • ヤフオク記念すべき落札第1号は前社長の「石油ストーブ」

  • ネットの裏側で20年前に予測されていた「さみしさ再生産」のループ

  • YouTube買収におけるGoogleの驚くべき確信

  • ヤフコメやレビュー機能導入をめぐる「会議室4時間軟禁事件」

これらのエピソードは、インターネットがどのように進化し、私たちの生活に深く根付いていったのかを具体的に示しています。

世界を変えた「7つの激変」の目次

本書の構成は、以下の「7つの激変」を軸に展開されています。

  1. 検索: 誰もカネになると思わなかった「検索」が、生成AIを生み出すまで
  2. SNS: 友達の昼飯を見るだけだった「SNS」が、私たちの可処分時間社会を支配するまで
  3. 動画: 無法地帯だった「動画プラットフォーム」が、新たな職業を作り出すまで
  4. 通販: 割に合わないはずだった「ネット通販」が、生活インフラに変貌を遂げるまで
  5. 広告: センスと勘だよりだった「WEB広告」が、データと数学に取って代わるまで
  6. 文化: 世界一になり損ねたネット敗戦国の日本で、「世界一のユーザー」が生まれるまで
  7. 起業: いかがわしい若者たちが、「世界のあり方」を変えるようになるまで

SNSと検索の進化
この章立てからは、インターネットが社会にもたらした大きな変化と、それがAI時代にどう繋がっていくのかを深く考察していることがわかります。

著者について

川邊健太郎氏

川邊 健太郎(かわべ けんたろう)氏

1974年生まれ。青山学院大学法学部在学中の1995年に電脳隊(後にP.I.M.)を設立し、学生起業家として日本のインターネット黎明期を駆け抜けました。2000年にヤフー株式会社に入社後、Yahoo!モバイル、Yahoo!ニュース、GYAO!など数々の主力サービスを牽引。2018年には代表取締役社長CEOに就任し、2023年からはLINEヤフー株式会社代表取締役会長を務めました。会長時代には「新しい資本主義実現会議」の有識者構成員や「規制改革推進会議」の委員なども務め、日本の成長戦略にも深く関与しました。

経営者としての顔だけでなく、猟師や漁師としても活動する異色の実業家です。「おもろい事をオモロイ仲間と」「思い出ドリブン」をモットーに、テクノロジーと自然の両面から「ウェルビーイングに生きること」を追求しています。2026年6月にLINEヤフー株式会社代表取締役会長を退任後は、「AIと起業」の分野で新たな挑戦を予定しています。

書籍概要

  • 書名: 『7つの激変 いかがわしい者たちが主役の「インターネット産業」30年史』

  • 著者: 川邊 健太郎

  • 定価: 1,980円(税込)

  • 発売日: 2026年6月24日

  • ISBN: 978-4-492-58125-4

  • 体裁: 四六版/並製/312頁

  • 発行元: 株式会社東洋経済新報社

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インターネット産業の歴史を振り返り、未来を洞察する上で貴重な一冊となるでしょう。