大切な人との絆を深める7文字メッセージアプリ「tsuu」が誕生

「tsuu」が提供する主な機能

「tsuu」は、以下の特徴的な機能により、これまでのメッセージアプリとは一線を画します。

  1. すべてのメッセージは7文字まで
    長文での説明はできません。送れるのは、その瞬間に心に浮かんだ短い言葉だけです。この7文字という制限が、日々の合図、気分、気遣い、そして照れくさい本音を、短いながらも心に残る形で伝えます。
  2. 縦書きで届くメッセージ
    メッセージは縦書きで表示されます。横書きのチャットとは異なり、短い言葉を「流れていく情報」としてではなく、「立ち止まって読む言葉」として受け取ることができます。
  3. 写真やリンクは送れない
    「tsuu」では、写真やURLの送信はできません。情報共有ではなく、相手に向けた純粋な言葉による関係性のためのメッセージに特化しています。
  4. ふたりだけの特別な空間
    大切なひとりの相手とのやり取りに特化したメッセージアプリです。不特定多数に向けた投稿やグループチャットとは異なり、ひとりとの短いやり取りを重ねることで、ふたりだけの温かい居場所を創り出します。
  5. 縦書きメモ機能
    (プレスリリースに詳細な説明はありませんが、リスト機能として紹介されています。)
  6. 7回のやり取りでトークルーム名が決定
    ふたりのやり取りが7回に達すると、トークルーム名が自動で決まります。
  7. 77回、そして777回でふたりの俳句が生まれる
    ふたりで77通のメッセージを重ねると、AIがふたりだけの俳句を生成します。さらに777回で新たな俳句が生まれる仕組みです。何気ない短い言葉の積み重ねが、ふたりだけの「共同作業の記録」として形になります。

AIが生成した俳句の例

想定される利用シーン

「tsuu」は、以下のようなシーンでの利用が想定されています。

  • 忙しいふたりの「気配の共有」に: 残業で連絡が取りにくい日でも、1秒で送れる「おつかれ」の一言で、お互いの存在を感じ合えます。

  • SNSに疲れた夜の「避難所」として: すべての通知をオフにしたい夜、一番大切なひとりと「ねむいね」「おやすみ」を交わす、静かで穏やかな空間として活用できます。

  • 離れて暮らす親子の「ゆるい見守り」に: 長文のやり取りは面倒でも、相手の元気は気になるものです。気を遣わない7文字のメッセージだからこそ、既読スルーを気にせず、ゆるやかな安否確認が続きます。

  • 文字の深読みから解放されたい時に: 「怒ってる?」と相手の気持ちを勘繰りすぎてしまう人にとって、7文字ルールという前提が、過度な気遣いをせずとも安心してコミュニケーションできる関係を守ります。

「不便さ」がもたらす安心感

なぜ縦書きなのか

「tsuu」が縦書きを採用したのは、効率よりも「余白」を創り出すためです。縦書きは横書きと比較して、読書時の視線移動速度が遅く、固視回数が多いことが報告されています(劉宗浩、寺尾敦「縦書き・横書きテキストにおける日本人の好みの構造分析」、および「縦書き・横書き文章における読書時の眼球運動の比較」臨床眼科より)。これは、縦書きが情報を「速く読む」形式ではなく、「立ち止まって読む」形式であることを示唆しています。また、縦書きは「美しい」という印象評価においても肯定的な結果が出ています。

7文字制限が生む、そっけなさの安心

7文字という制限は、言葉を削るためだけのものではありません。「ちゃんと返さなきゃ」というプレッシャーから解放され、「これだけで伝わる」という安心感を育むための設計です。大切な人とのやり取りは、長文で説明しなくても、関係性があるからこそ伝わる言葉が多く存在します。そっけないけれど冷たくなく、短いけれど雑ではない、そんな心地よい距離感を「tsuu」は提供します。

SNS疲れの時代に、あえて「不便なメッセージアプリ」をつくる理由

現代では、スマートフォンの普及とともにコミュニケーションは大きく効率化されました。しかしその一方で、「スマホ疲れ」を感じる人が増え、その主な要因としてSNSが挙げられています(SHIBUYA109 lab.「Z世代のアテンション・デトックスに関する調査」、NTTドコモ モバイル社会研究所「2025年SNS利用者行動調査」より)。人々は「つながりたい。でも、疲れたくない。」という矛盾を抱えています。

「tsuu」は、この矛盾に対し、機能を増やすのではなく、あえて減らすことで応えるアプリとして開発されました。株式会社piuの代表取締役、三森佳代子氏は、「大切な人にほど、私たちは少し雑になることがあります。でも、それは愛情が薄いからではなく、気を遣いすぎなくていい関係だからこそ、言葉が短くなるのではないかと感じていました」と語っています。短い言葉の中に安心や信頼が宿る、そんな体験を届けたいという思いが込められています。

アプリ概要

参考文献・調査