【現代の結婚観調査】3人に1人が「結婚は必要ない」と回答─新しいパートナーシップの形とは

結婚に対する意識:3人に1人が「結婚は必要ない」と回答

人生における結婚の必要性について尋ねたところ、「絶対に必要だと思う」が17.8%、「どちらかといえば必要だと思う」が44.5%となり、これらを合わせた「結婚必要派」は62.3%でした。一方で、「あまり必要だと思わない」が24.6%、「全く必要だと思わない」が6.3%で、合わせた「結婚不要派」は30.9%という結果が出ています。

これは、およそ3人に1人が人生において結婚を必ずしも必要とは考えていないことを示しており、「結婚しない」という選択肢が現代の一般的な価値観として定着しつつあることがうかがえます。

結婚を必要としない理由:「自分の時間とペースの確保」が最多

結婚を必要としないと回答した人々(結婚不要派)にその理由を尋ねたところ、「自分の時間やペースで、自分のやりたいことをしたいから」が50.4%で最も多く、半数を超えました。次いで「誰かと一緒に暮らすこと自体が苦手だから」が31.8%、「自分が自由に使えるお金が減るのが嫌だから」が24.2%と続いています。

この結果から、結婚に必要性を感じない背景には、他者に気兼ねすることなく、自分のために時間を使える自由な状態が重視されていることがわかります。

結婚が「必要だとは思わない」と回答した理由

結婚不要派が人生で優先したいこと:突出する「自分の趣味」

自分のための時間を重視する結婚不要派が、その時間を何に注ぎたいと考えているのかを「結婚必要派」と比較しました。

結婚不要派では、「自分の趣味(一人時間、ソロ活など)」が63.2%と突出して最多でした。一方、結婚必要派でも「自分の趣味」が46.4%で最多でしたが、「貯蓄・資産形成」や「家族(親、兄弟、子供など)との時間」も同率で32.1%を占めるなど、回答が分散する傾向が見られました。

このことから、結婚必要派の関心が将来の備えや家族、キャリアなど多岐にわたるのに対し、結婚不要派は「自分の趣味」が特に重視されていることが特徴として挙げられます。自由に活動できる時間を確保し、趣味やソロ活を楽しみたいという意向が強く表れています。

これからの人生で、優先して時間やお金を注ぎたいことは

パートナーを求める結婚不要派:理想は「自由な恋愛関係」

結婚不要派は、恋愛や他者との関わり自体も必要ないと考えているのでしょうか。結婚という形にとらわれない場合の理想的な「パートナーとの距離感や関係性」について質問しました。

「パートナーそのものを必要としない」と回答した人は23.2%にとどまり、何らかのパートナー関係を望む回答を合わせると全体の62.2%に達しました。これは、結婚を必要としない人々も、つながりを求めている多数派であることを示しています。

理想の形としては、「お互いを束縛しない自由な恋愛関係」が27.1%で最も多く、次いで「付き合うが同居はしない(週末同棲・通い)」が21.5%、「籍は入れずに同居する(事実婚・同棲)」が13.6%と続きました。

「結婚を必要としない」ことは、必ずしも「パートナーを必要としない」こととは異なるようです。同居や束縛を伴わない形が上位を占めていることから、自身の生活ペースを崩さずに、心地よい距離感を保てる関係性を重視する傾向がうかがえます。

結婚にとらわれない場合の理想的なパートナーとの距離感

【参考】男女別に見る「結婚不要派」の割合

結婚の必要性に対する意識を男女別に比較したところ、「必要だとは思わない(あまり+全く)」と回答した割合は、男性が24.9%であったのに対し、女性は36.8%と10ポイント以上上回る結果となりました。自分らしいライフスタイルやパートナーとの距離感を求める傾向は、女性の方がより強いのかもしれません。

人生において結婚は必要か男女別

まとめ:新しいパートナーシップの形

今回の調査からは、人生において結婚が必要と考える人が多数派である一方で、結婚にこだわらない人も少なくない現状が明らかになりました。その背景には、自身の時間やペースを守りながら、一人の時間を大切にしたいという価値観があるようです。

興味深いのは、こうした人々が必ずしも一人きりで生きたいと考えているわけではない点です。お互いの自由を尊重した、心地よい距離感でつながる関係性を模索していると考えられます。結婚という従来の枠組みにとらわれない、新しいパートナーシップの形が生まれつつあるのかもしれません。

調査内容の詳細については、以下のリンクをご覧ください。
現代の結婚観に関する調査

調査の実施概要

  • 調査機関:自社調査

  • 調査方法:インターネット調査(Knowns 消費者リサーチ)

  • 対象エリア:日本全国

  • 対象者:20〜59歳の男女

  • 調査期間:2026年4月16日

  • 有効回答数:811名

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