現代に求められる「人類学的な観察力」
かつてニュートンがりんごの落下から重力を発見したように、知や発明の原点には、身近な気づきがあります。変化の波が速く、データや既存の成功例に頼るだけでは立ち行かなくなった現代において、今求められているのは、自分自身の五感で世界を感じ、小さな気づきを得る力ではないでしょうか。人類学における「世界を別の角度からのぞき込む」手法は、私たちの生活や仕事に新しいアイディアをもたらしてくれることでしょう。

観察力を鍛える19のエクササイズ
本書は、現代人類学のパイオニアである著者ニコラ・ノヴァ氏が、豊富なフィールドワークの経験と知見をもとに考案した、観察力を鍛える19のエクササイズを紹介します。
「身近なものから25個の問いを作ってみる」「普段目にとめない隙間やすみっこを記録してみる」「聞こえてくる会話を、スマホのチャット画面のように書き留めてみる」など、ユニークな観察方法が満載です。これらの実践的なエクササイズを通じて、広い視野と新しい視点を得られることでしょう。

本書の翻訳にあたり、イラストは日本版オリジナルで描きおろされており、クレメンス・メッツラー氏による美麗なイラストが、読者を本書の世界へと誘います。特別な知識は不要で、誰もが「思考の道具」として使える実践的な内容です。スマホから顔を上げて、新たな世界を見つめてみませんか。
著者・翻訳者プロフィール
著者:ニコラ・ノヴァ
人類学者。デジタル文化、気候変動によるアルプスの伝統変容、がらくた、移動遊園地、人工生命など多岐にわたるテーマを研究。スイス応用科学芸術大学西(HES-SO)ジュネーブ造形芸術大学(HEAD)教授であり、デザインフィクションで未来を読み解く研究所「ニア・フューチャー・ラボラト」の共同創設者でもあります。
訳:倉地三奈子
慶應義塾大学文学部哲学科卒業後、デザインを学ぶため渡英し、セントラル・セント・マーチンズにて修士号を取得。インディペンデントの映像制作を経て、日本の放送局の番組制作に携わりました。現在はロンドンを拠点に、フリーランスのコーディネーターとして日系メディアのヨーロッパ取材や国際共同制作をサポートするほか、翻訳家・通訳としても活動しています。
書籍概要
『ふだんづかいの人類学 気づきと観察の力を磨く19の練習』
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発売日:2026年4月23日(木)
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定価:1,980円(税込)
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版型:四六変・224ページ
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発行:株式会社世界文化社
