豊橋市、「Urban Innovation TOYOHASHI」で地域課題解決へ 新たな協働パートナー2社を発表

「Urban Innovation TOYOHASHI」とは

「Urban Innovation TOYOHASHI」は、特定非営利活動法人コミュニティリンクが事務局を務める「Urban Innovation JAPAN(UIJ)」のプロジェクトの一環です。UIJは、スタートアップ企業との実証実験を通じて自治体の社会課題を解決することを目指しており、2018年に兵庫県神戸市で開始されました。豊橋市では2020年から「Urban Innovation TOYOHASHI」としてプロジェクトが続き、全国に拡大するきっかけとなりました。

豊橋市は、国内有数の農業と多様な製造業が集積する東三河の中核都市として発展しており、地域の実情に即した課題解決が求められています。本プロジェクトでは、柔軟な発想と優れた技術を持つスタートアップと、地域に詳しい市職員が協力し、課題解決に挑みます。採択された企業は、市役所業務や豊橋市のフィールドを活用した実証実験を通じて効果を検証し、市民サービスの向上と新たなビジネスの創出を目指します。

実証実験を行う課題と採択企業

今回のプロジェクトでは、2つの重要な課題に対して実証実験が行われます。実証期間は2026年4月から8月までの予定です。

実証実験を行う課題と採択企業

課題1:地域包括支援センターの業務標準化

地域包括支援センターでは、業務の属人化が課題となっており、新人職員が定着しにくい状況が見られます。豊橋市 長寿介護課は、市独自のひな形マニュアルを構築し、多種多様な業務の標準化を目指しています。

  • 協働パートナー: Zero To Infinity株式会社(東京都新宿区)

  • 実証実験の内容: 一部のセンターにおいて、現場に即した運用手順を試作・導入し、マニュアル整備を通じた業務の標準化や人材育成への効果を検証します。現場からのフィードバックを反映させ、仕組みの精度を高めることが目標です。

課題2:給食数管理のDX

豊橋市 保健給食課が抱える課題は、75校分の給食費管理における複雑なExcel作業と手作業です。これをデジタル化し、業務効率を向上させることで、先生方が子どもたちと向き合う時間を増やす環境を創出することを目指しています。

給食費管理のDX

  • 協働パートナー: ピープルソフトウェア株式会社(岡山県倉敷市)

  • 実証実験の内容: 一部の学校で、給食注文数管理に特化した新たな仕組みを構築・検証します。学校と市の間で発生するデータ作成・確認・転記の一連の業務について、システム化とフロー統一による業務量削減効果を評価します。

「Urban Innovation JAPAN」について

「Urban Innovation JAPAN(UIJ)」は、神戸市から生まれたオープンイノベーションプラットフォームです。全国の自治体が抱える課題と、スタートアップ・事業者の持つ革新的な技術やアイデアを繋ぎ、地域課題解決を促進しています。

DXに取り組む自治体のニーズを、実際に課題を解決できる事業者へと届け、効率的なマッチングを実現するその姿勢は高く評価され、2021年にはグッドデザイン賞を受賞しています。

Urban Innovation JAPAN グッドデザイン賞

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