「人間を雇わない」選択の背景
鳥濱氏が、大企業から独立して「全員AI」での起業を選択した背景には、彼がかつて世界的なアルゴリズム企業である「TikTok(ByteDance)」に身を置いていた経験があるといいます。
鳥濱氏は、「人間の雇用は究極の無駄であり、足手まといです」と語っています。実際に、3ヶ月間でAIに「1億トークン」もの処理を実行させた結果、これを人間の社員にやらせた場合、人件費だけで3億円は下らないと試算されています。AIは疲れることなく、24時間365日、文句一つ言わずにタスクを完璧な速度でこなすため、数万円のトークン消費だけで運用が可能であると説明されています。AIだけで売上が作れる時代において、高コストな人間を雇う意味は薄いとの見解を示し、会社を辞め、人間を雇用しないという決断に至ったとされています。
AIが構築する「ピュアなコード」
鳥濱氏が排除したのは人間の社員だけではありません。長年Web制作の常識であったCMS(コンテンツ管理システム)も完全に排除されました。現在のAI(検索エンジン)は、情報の鮮度と「機械が読み取れるピュアなコード」を厳格に評価するといいます。AIに選ばれるためには、見栄えを気にして人間が作った装飾だらけのコードなどの「人間のエゴ」を捨て、AI自身にシステムを構築させるべきだという考えです。
実際に、『AI Picks』では自律型AIエージェント「OpenClaw」がニュースを収集し、静的ファイルを直接生成してデプロイしており、人間が介在する余地は一切ありません。

『AI Picks』はこちらからご覧いただけます。
https://aipicks.site/
破壊的な価格設定の広告枠
この「限界費用ゼロ」の全員AI体制により、『AI Picks』はスポンサー広告枠を「月額5,000円」という価格で提供しています。従来のメディアが高額な広告費を設定していたのは、膨大な人件費とシステムの維持費という「人間の管理コスト」が主な要因でした。この5,000円という価格は、単なる安売りではなく、「人間が介在しないからこそ実現できる、AI時代の適正価格」として提示されています。
鳥濱氏は、「企業が生き残る道は、AIに迎合し、純粋な一次情報を差し出すこと以外に残されていません。この社会実験を通じて、日本のレガシーな情報発信を根底から破壊します」と語っています。AIが主導する新たなメディア運営の形が、今後の情報発信のあり方にどのような影響を与えるか、注目が集まります。
