備前焼の歴史と魅力
備前焼は、鎌倉時代から続く日本を代表する焼物のひとつで、岡山県備前市伊部周辺で発展してきました。桃山時代には、豊臣秀吉や千利休、古田織部らに愛され、茶陶として高い評価を確立しています。
そのルーツはさらに古く、古墳時代の須恵器の流れを汲むとされ、陶工たちの絶え間ない工夫と技術の蓄積により、現代の備前焼へと発展しました。釉薬を用いず、上質な土を高温で二週間以上焼き続けることで生まれる自然の景色は「炎の芸術」とも称され、一つとして同じものはありません。鎌倉時代の作品は「古備前」と呼ばれ、現在でも高く評価されています。
また、「投げても割れにくい」「水が腐りにくい」「酒の味がまろやかになる」といった特徴があり、実用性の高さも魅力のひとつです。焼成によって生まれる多彩な表情は、日本の侘び・寂びの美意識とも深く結びついています。
出品作家と作品紹介
本展では、備前焼の伝統を受け継ぎながらも、新たな表現に挑戦する作家たちの作品が展示されます。期間中は出品作家も来場予定で、制作背景やこだわりを直接聞くことができる貴重な機会も設けられています。
宮尾 昌宏氏
1970年福岡県生まれ。岡山県無形文化財の山本雄一氏に師事し、数々の賞を受賞されています。


花器(幅12.5×奥13.8×高39.7cm)165,000円(税込)
岡野 玄庵氏
1972年大阪府高槻市生まれ。備前焼作家の岡田輝先生に師事し、1999年に独立。「玄鹿窯」を拝命されています。


備前風韻花入(幅23×高35cm)88,000円(税込)

左:備前窯変酒杯(幅7×高5cm)13,200円(税込)
右:備前窯変面取徳利(幅9×高12.5cm)22,000円(税込)
中本 研之氏
1975年広島県生まれ。倉敷芸術科学大学を卒業後、日本伝統工芸展や海外の展示会で活躍されています。


griffon(幅36×奥43×高62cm)528,000円(税込)
比江島 舞氏
1998年茨城県生まれ。倉敷芸術科学大学を卒業後、日本伝統工芸中国展などで入選を果たしています。


斑紋花器(幅26×奥38×高29cm)286,000円(税込)
文化功労者顕彰記念 伊勢﨑 淳氏

黒角花生(幅8×奥8×高23.4cm)660,000円(税込)
作家来場スケジュール
作品の制作背景やこだわりを直接聞くことができる機会です。
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宮尾昌宏氏:4月15日(水)
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岡野玄鹿氏:4月17日(金)・4月18日(土)
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中本研之氏:4月18日(土)・4月19日(日)
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比江島舞氏:4月18日(土)・4月19日(日)
※伊勢﨑淳氏の来場予定はありません。
開催概要
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開催日時:2026年4月15日(水)〜4月20日(月) ※最終日は午後5時閉場
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開催場所:佐賀玉屋 南館7階催場
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店舗住所:〒840-8580 佐賀県佐賀市中の小路 2番5号
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電話番号:0952-24-1151
詳細については、以下の佐賀玉屋イベントページをご覧ください。
佐賀玉屋 イベントページ
