『SUKERU』の魅力:日本の美意識と機能性の融合
『SUKERU』は、軽量で様々な用途に対応できるテント型の可動空間プロダクトです。その構造は、一点を軸に複数のリブ(骨組み)が開閉する日本の「扇子」の原理を取り入れています。名前の由来は日本語の「透ける」から来ており、半透明の膜素材を通して柔らかな光が差し込む、心地よい空間を表現しています。

使用する環境や目的に合わせて、空間の囲われ方を段階的に調整できるのが特徴です。休憩スペース、ワークスペース、瞑想空間など、日々の暮らしの中で多様なシーンを「柔らかく仕切る」新しいインテリアの形を提案します。
木と膜の融合が生み出す新たな価値
本プロジェクトは、膜材加工の豊富な技術を持つ山口産業が「意匠の翻訳者」として、デザイナーの描く美しいビジョンを具現化したチームプロジェクトです。

産業資材として発展してきた「膜」をインテリアへと昇華させるため、木製フレームとのシームレスな接合という高い技術的課題に挑戦しました。株式会社リ・パブリック所属のインテリアデザイナー Valentina Maria Vasile氏と、佐賀県の木工家具メーカーであるレグナテック株式会社との共創により、伝統的なクラフトマンシップと現代素材を融合させた構造・素材の検証を重ね、その実装を実現しました。
世界へ発信する膜構造の可能性
山口産業は1972年の創業以来、炭鉱向け風管から2025年大阪・関西万博の象徴的なパビリオン建築まで、膜構造の可能性を追求し続けてきました。

今回、世界中のデザイナーや建築家が集まるミラノサローネ、特に若手デザイナーの登竜門である「サローネ・サテリテ」に出展することで、建築・プロダクト・家具の境界を横断する膜構造文化の新たな価値を世界へ発信することを目指しています。
展示会概要とコンセプト・トークセッション
展示会概要
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展示会名: SaloneSatellite(ミラノサローネ国際家具見本市 併催展示)
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会期: 2026年4月21日(火)〜26日(日)
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時間: 9:30〜18:30
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会場: FIERA MILANO–RHO, PAVILIONS 5/7
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ブース番号: C33 / D34
コンセプト・トークセッション
会期中、毎日13:00より、デザイナーのValentina Maria Vasile氏らによるトークセッションがブース内で開催されます。このセッションでは、『SUKERU』の構造原理である「扇子」のコンセプト、木材と膜材の融合に向けた開発プロセス、そして膜構造が提案する次世代のインテリアのあり方について解説されます。
デザイナーのValentina Maria Vasile氏は終日ブースに常駐していますので、セッション時間以外でも、来場者はいつでもプロダクトの詳細や開発の裏側について直接説明を聞くことができます。
山口産業株式会社について
山口産業株式会社は、「最前線に膜を張る」をパーパスに掲げ、膜構造で社会課題や企業課題に取り組むプロフェッショナル集団です。設計・製造・施工の一貫体制を強みとし、近年では異業種協業プロジェクト「MEMBRANE LAB.」を通じて、空き家再生やサステナブルな一次産業インフラの開発など、膜技術の新しい領域を開拓しています。
山口産業Webサイト: https://membry.jp/
MEMBRANE LAB.Webサイト: https://membry.jp/membrane-lab/
