「推し」の情熱を都市の活力に!北九州市が全国初の「○○推し課」を設立

「推し」に注目する理由

「推し活は、主体的な選択に基づく利他的な営みである」という考えのもと、北九州市は「推し」の持つ温かなエネルギーに着目しています。現在、日本人の4人に1人が推し活を行い、その経済規模は4兆円を超えるとも言われています。

しかし、注目されているのはその経済規模以上に、推し活が持つ「誰かの成功を願い、応援する」というポジティブな側面です。自分の「好き」を通じて自己を発見し、その心の充足を糧に他者の幸せを願うこの連鎖を、個人の楽しみだけでなく、街のにぎわいや地元の商売、そして新しい産業へとつなげる「仕組み」を構築していくことを目指します。

「推し」の熱量を都市の活力に変えるプロジェクトの概念図

「○○推し課」が描く未来の景色

「○○推し課」は、北九州市を「世界で一番、情熱に優しいまち」へとアップデートすることを目指しています。

北九州市「∞推し課」のロゴマーク

街全体が温かな「応援」に満ちる風景

イベント開催時には街中が「推しカラー」に彩られ、地元の飲食店では店主とファンが「推しの物語」を笑顔で語り合うような風景を目指します。単なる観光消費の場としてではなく、自分の「好き」を誇り、リスペクトに満ちた滞在体験を提供していきたいという思いが込められています。

「ものづくりの街」から「物語を創る街(クリエイティブの聖地)」へ

かつて「鉄」で日本を支えた北九州市が、今度は「物語」で世界を感動させることを目指します。路地裏や関門海峡を望むスタジオから、世界に影響を与える新作コンテンツが次々と生まれるような未来を描き、全国からクリエイターが集い、新たな雇用が生まれることを期待しています。

情熱を力に変える3ステップのロードマップ

「○○推し課」は、情熱を都市の活力に変えるためのロードマップを3つのステップで提示しています。

北九州市「推し経済」創出に向けた3段階のロードマップ

  • STEP 1:交流・滞在の仕掛けづくり(~1年)

    • 「推しデジタルマップ」の作成や、ファンの集いを支援する「アフターミーティング」の公式化などを通じて、ファンに「世界一優しい」体験を提供します。
  • STEP 2:官民連携の拡大(~3年)

    • 地元企業とのコラボレーションによる「推し商品」の開発や、空き家を活用したフォトスポットの整備など、ファンの情熱が地域を活性化するエコシステムを構築します。
  • STEP 3:“推し活経済”の創出(~5年)

    • コンテンツ産業の誘致とクリエイター育成を本格化し、世界が注目する「クリエイティブの聖地」を具現化します。

今後の展望

「○○推し課」のミッションは、人々のワクワクを一過性のブームで終わらせず、現実の風景として街に定着させることです。行政の枠にとらわれず、民間企業や全国のファンの皆様と連携し、新しい「当たり前」を北九州市から発信していくとのことです。

自分の好きなものを大切にし、互いにリスペクトし合える街であれば、子どもたちは「自分の好きなものを大切にしてくれるこの街が最高に面白い」と胸を張って言えるようになるでしょう。にぎわいを創出し、経済を活性化させ、雇用を守る。そのすべての原動力は、一人ひとりの「情熱」にあると考えられています。

「推し熱量を都市の活力に変える」この挑戦を通じて、市民の暮らしをより豊かにし、世界中から注目される「情熱に優しい北九州市」を創り上げていくとのことです。今後の展開にぜひご注目ください。

詳細については、北九州市都市ブランド創造局のウェブサイトをご覧ください。
北九州市都市ブランド創造局