THE BLUE HEARTSの名曲「青空」をきゃないがカバー、『Newtro』プロジェクト第50弾が公開

THE BLUE HEARTSの名曲「青空」が新たな息吹をまとう

原曲「青空」は、THE BLUE HEARTSが1989年に発表した代表曲の一つです。シンプルながらも力強いバンドサウンドと、まっすぐな言葉で綴られる歌詞が特徴で、日本のロック史において重要な楽曲として知られています。自由や希望、個人の感情をストレートに描いたこの曲は、世代を超えて多くの人々の心に響き、現在も歌い継がれています。

きゃないが歌い上げる「青空」

今回のカバーでは、シンガーソングライターのきゃないがボーカルを担当し、プロデューサーの鹿3がアレンジを手がけました。原曲への敬意を大切にしつつ、鹿3による現代的な音像とサウンドの再構築により、ロックのエネルギーが現在のリスナーに届く形へと生まれ変わっています。

きゃないの飾らない歌声がシンプルかつ力強いサウンドに重なることで、原曲が持つ「明るさの中にある感情」がより鮮明に表現されています。

きゃない

きゃないからのメッセージ

きゃないは、「青空」をカバーすることについて、「曲名とは裏腹に、この曲に感じている暗いものとの対比の意味合いだと思いますが、原曲の雰囲気も爽やかなもので、その“青空”の中にいろいろなものが隠されていると感じました。そこが自分のボーカルからも隠れずに伝わるように歌おうと思いました」と語っています。

また、自身にとって「青空」は「かーさんとカラオケで一緒に歌って、ハモリをすることの楽しさを学んだ曲」であり、「メロディもシンプルで、当時の自分の拙い歌唱力でも歌いやすかった」と振り返っています。

今回のカバーで最も大切にしたこととして、「歌全般に言えることですが、“無になること”が個人的に大事だと思っていて。なので今回も、いつも通り空っぽになって歌いました」とコメント。アレンジについては、「この曲の冒頭の歌詞『ブラウン管の向こう側』から、歌われている内容を現代の自分たちに投影できるようにアレンジされていて、自分もその中で歌わせてもらいました」と述べています。

リスナーへのメッセージとしては、「まずは原曲を聴いてください」と伝えました。

ミュージックビデオ

本作のミュージックビデオでは、広がる青空と都市の風景を背景に、空へと舞う鳥や光のモチーフを通して、楽曲が持つ解放感が描かれています。どこまでも続く空と、そこに重なる視線が、「青空」という楽曲の持つ希望や自由を静かに、しかし確かに映し出す象徴的なビジュアルとなっています。

公開されたミュージックビデオはこちらからご覧いただけます。

「青空」× きゃない / Newtro

キービジュアルとイラストレーター新水

今回のプロジェクトのキービジュアルは、イラストレーターの新水が担当しました。

「青空」×Newtro キービジュアル

新水は熊本県生まれ、東京都在住のイラストレーターで、瞬間を切り取るような透明感のあるイラストが特徴です。書籍、MV、広告ビジュアルなど多岐にわたる分野で活動しています。

新水

新水からのコメント

新水はキービジュアルについて、「THE BLUE HEARTSの『青空』が持つ、人種や偏見に対するまっすぐな問いと、そこに込められた怒りや祈りを軸に構成しています。生まれや見た目といった“ラベル”で分断される世界の中で、それでも変わらず広がる青空を、希望の象徴として描きました」と説明しています。

また、「都市の中に佇む人物と、羽や光のモチーフを重ねることで、閉塞感と解放への希求を同時に表現。きゃないさんのカバーが持つ繊細さに寄り添いながら、原曲の持つ強いメッセージや衝動が静かに滲むようなビジュアルを目指しました」と、制作意図を明かしました。

『Newtro-ニュートロ-』プロジェクトについて

『Newtro-ニュートロ-』は、アーティストやイラストレーターによって「過去(Retro)の名曲」を再構築し、「現在や未来(New)」に新しい作品として生み出す音楽プロジェクトです。古き良きものと新時代が混じり合い、新しいクリエイティブが生まれる”交差点”を中心とした「近未来都市」を舞台に、楽曲の世界観や空気感にあわせたクリエイティブを通じて世界に発信しています。

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