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2位は天王寺区!大阪市24区中古マンション価格推移と上昇率ランキング【2026年3月最新】

調査のポイント

本調査では、以下の点が明らかになりました。

  • 2026年2月時点において、大阪府全体の中古マンション平均売買平米単価は、9年前(2017年)と比較して76.3%上昇しました。これにより、長期にわたる右肩上がりのトレンドが継続していることが示されています。

  • 大阪市天王寺区は、9年間で83.5%の上昇率を記録し、大阪市24区中で第2位となりました。この地域は、人気の文教地区としての側面と、優れたターミナル機能が両立しており、強固な住宅需要が価格を牽引していると考えられます。

近年、大阪市内の中古マンション市場は大きな変動を見せています。特に再開発や都市インフラの整備が活発な都心部では、顕著な価格上昇が確認されており、各区間で価格水準や上昇率の違いが明確になっています。本調査では、これらのデータや比較数値を交えながら、大阪市内におけるマンション価格の推移と、高い成長を見せた天王寺区の特性を紐解きます。

調査概要

本調査は、売買の判断材料として活用できるよう、エリアごとの価格変動を可視化することを目的に実施されました。

  • 調査期間: 2017年2月~2026年2月

  • 調査機関: マンションナビ

  • 調査対象: 大阪府大阪市内24区のマンション

  • データ基準: 調査期間中の大阪府大阪市内24区におけるマンション売買価格の中央値

「マンション売買価格の中央値」を指標とすることで、市場の動きや価値の変化が多角的に分析されています。

大阪全体から見た大阪市の価格比較(2017年→2026年)

大阪府全体、大阪市24区、大阪市天王寺区の3つの切り口で比較調査が実施されました。

大阪府全体の平均価格

2026年2月時点の大阪府全体における中古マンションの平均売買平米単価は59万円です。これは9年前と比較して25.3万円の増加にあたり、上昇率は76.3%を記録しています。府内の中古マンション市場が長期にわたり力強い成長を続けていることが示されています。

この背景には、都市部への人口流入や「うめきた」をはじめとする大型再開発の進行、新築マンションの供給減、そして長期化する低金利環境などがあり、実需に支えられた堅実な市場構造が価格を押し上げていると分析されています。

大阪府の平均売買価格推移

大阪府のデータを詳しく見るには、以下のリンクをご参照ください。

大阪府のマンションデータ

大阪市24区全体の傾向と「都心6区」の強さ

2026年2月時点での大阪市内24区の平均売買平米単価は約56.7万円です。府の平均をわずかに下回るものの、市内では区ごとの価格差が顕著になりつつあります。

特に都心6区(北・中央・西・天王寺・浪速・福島)は平均平米単価が高水準であり、優れた交通利便性や再開発の恩恵を直接受けやすいため、資産価値が目減りしにくい市場となっています。

大阪府都心6区 9年前比上昇率

大阪市24区中古マンション価格上昇率ランキング(2026年2月時点)

大阪市24区における9年前との上昇率がランキング形式で紹介されています。価格の上昇率は売買を検討する際の重要な指標であり、マンションナビでは月次でデータが更新されています。

大阪市24区価格上昇率ランキング

大阪市24区価格上昇率ランキング6位以降の詳細については、以下の記事をご覧ください。

すみかうるの記事

上昇率2位!大阪市天王寺区のエリア別分析

今回、価格上昇率2位(9年前比+83.5%)にランクインした大阪市天王寺区は、大阪屈指の「文教地区」として知られる良好な住環境と、巨大ターミナル駅がもたらす高い利便性を兼ね備えています。このバランスの良さが厚い住宅需要を生み出し、価格を力強く下支えしています。区内でも町名やエリアによって求められるニーズが異なる点も特徴です。

大阪府大阪市天王寺区の平均売買価格推移

大阪市天王寺区の詳細データは以下のリンクから確認できます。

大阪市天王寺区データ

天王寺駅周辺エリア~商業集積と高水準な需要~

Osaka MetroやJRが乗り入れる天王寺駅周辺(悲田院町、茶臼山町など)は、商業施設や文化施設が密集し、高い利便性を誇ります。「あべのハルカス」や「てんしば」といったランドマーク周辺は常に賑わいを見せており、実需のみならず投資目線での需要も高いため、マンションの売買価格は区内でもトップクラスの水準を維持しています。

上本町・細工谷エリア~再開発構想とタワーマンションの将来性~

近鉄「大阪上本町駅」周辺では、現在百貨店の建て替えや複合ビルの開発など、大規模な再開発構想が進行中です。細工谷や上本町といったエリアはもともと名門校が集まる文教地区として人気ですが、タワーマンションの供給も相まって利便性とステータスがさらに向上しており、高価格帯での取り引きが目立ちます。

上之宮町・真法院町エリア~閑静な高級住宅街と資産価値~

上之宮町や真法院町は、歴史と格式を感じさせる閑静な高級住宅地です。都心部にありながら落ち着いた住環境が保たれており、ブランド力のある邸宅街として認知されています。このようなエリアは価格が下がりにくく、中古マンション市場においても高い資産価値を保ったまま推移しています。

四天王寺・夕陽丘町・寺田町エリア~文教地区と安定した住環境~

四天王寺や夕陽丘町、寺田町周辺は、寺社仏閣が多く落ち着いた街並みが広がるエリアです。ファミリー層からの支持がとりわけ高く、「駅からの距離」と「静かな住環境」のバランスが良いため、長く住み続けたいと考える実需層に選ばれやすいのが特徴です。急激な価格高騰よりも、着実で安定した価格推移を見せています。

【比較】東京23区から見る天王寺区のポテンシャル

天王寺区の「83.5%」という上昇率は、東京23区の上位エリアと比較しても非常に高い水準にあります。東京23区のランキングを見ると、港区や中央区などが上位ですが、大阪市天王寺区の成長率は江東区に匹敵し、新宿区や品川区といった都心の人気区を上回る伸びを見せています。

平米単価自体の額面は東京が勝りますが、「価格の伸びしろ」という観点では、大阪市天王寺区は非常にポテンシャルの高い市場であると言えるでしょう。

東京23区価格上昇率ランキング6位以降の詳細については、以下の記事をご覧ください。

すみかうるの記事

まとめ

大阪市の中古マンション市場は、都心エリアを中心に大きな成長を遂げています。中でも天王寺区は、「住環境の良さ」と「交通・生活利便性」という、相反しがちな2つの要素を見事に両立させており、それが第2位という高い価格上昇率に繋がりました。実生活を重視する居住層(実需)に強く支えられた、堅実な市場であることが最大の強みです。

売買の検討にあたっては、区全体の数字だけでなく、各エリアや物件ごとの特性を個別に見極めることが、納得感のある結果につながるでしょう。

データ提供元: マンションナビ

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