国際批評家連盟(FIPRESCI)賞とは
国際批評家連盟(FIPRESCI)賞は、世界各国の映画批評家で構成される国際映画批評家連盟によって選出される、国際的に権威ある賞です。芸術性、革新性、そして映画表現における挑戦を高く評価するこの賞は、これまでにも相米慎二監督の『あ、春』や行定勲監督の『リバース・エッジ』といった日本映画が受賞しています。
授賞式では、プレゼンターより「ホラー・コメディとしての軽妙さと極端な暴力の間で、ユーモラスでありながら恐ろしくもある本作。現代日本の若者が過酷で精神をすり減らす仕事や有害な家族からのプレッシャーに直面する姿を、鋭い風刺で描いた点に審査員一同強く心を奪われました」と紹介され、ラインプロデューサーの長束雄介さんが登壇されました。
ベルリンでの熱狂的な反応
第76回ベルリン国際映画祭では、公式上映が全4回実施され、ワールドプレミア上映後には現地で大きな話題となりました。その後の上映も含め、すべてのチケットが完売し、深夜22時からの上映にも多くの観客が詰めかけるなど、作品への関心の高さがうかがえました。

上映後のQ&Aでは、観客からの質問が途切れることなく続き、終了後も監督に直接質問をするために劇場の外に列ができるほど、熱のこもった反応が続いたと伝えられています。

作品概要とキャスト
『チルド』(洋題:AnyMart)は、コンビニを舞台にしたホラー作品です。主演を務めるのは、『寄生獣』や『爆弾』など数々の話題作で高い演技力が評価されている染谷将太さん。さらに、『寝ても覚めても』や『極悪女王』など国内外で注目を集める唐田えりかさん、そして『古畑任三郎』シリーズをはじめ幅広い作品で活躍する西村まさ彦さんといった実力派キャストが脇を固めます。
日本国内では、2026年の劇場公開が決定しており、期待が高まります。
ティザー特報はこちらからご覧いただけます。

監督・キャストからの喜びの声
今回の受賞に際し、岩崎裕介監督と主演の染谷将太さんからコメントが寄せられました。
岩崎裕介監督からのコメント
「もがきながら作った初めての長編映画でこのような栄えある賞をいただけたこと、夢のようです。個人的な物語として作ったものが、こうして海を超えて多くの方々にご覧いただき、まがりなりにも共感や衝撃を与えられたことが、すこし不思議な感覚です。映画制作の面白さを実感しました。もっと勉強して、また作りたいです。」

染谷将太さんからのコメント
「ベルリン国際映画祭で国際映画批評家連盟から『チルド』へFIPRESCI賞を!新たな映画文化に対する賞を頂き本当に光栄であり、審査員の方々のセンスの塊に脱帽と歓喜です。この映画のジャンルを超越した先にある岩崎監督の哲学に触れてくださった結果だと勝手に思っております。刻一刻と進む時代に遅れないこの作品を劇場で1人でも多くの方々にみて頂きたいと願っております!」

「NOTHING NEW」について
「NOTHING NEW」は、才能が潰されない世の中を目指して設立された映画レーベルです。これまでに短編映画を中心に国内外の映画祭へ作品を送り出してきましたが、本作『チルド』が初の長編実写作品であり、三大国際映画祭での初受賞となります。
レーベルの公式サイトはこちらです。
https://nothingnew.ltd/

『チルド』は、2026年公開予定です。この機会にぜひ、世界の注目を集める岩崎裕介監督の長編デビュー作にご注目ください。



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