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平屋専門ブランド「RAN」が超高齢社会を見据えた新ブランド「RAN with」を発表、産学官連携で未来の住まいを実証

はじめに:未来の平屋「RAN with」の誕生

株式会社AVANTIAは、平屋専門ブランド「RAN」から派生した新たな住宅ブランド「RAN with(ラン ウィズ)」を発表しました。

この取り組みは、学校法人日本福祉大学および国立研究開発法人国立長寿医療研究センターとの産学官連携による共同研究契約に基づく実証研究プロジェクトの一環です。急速に進む超高齢社会において、「たとえ介護が必要になったとしても、住み慣れた家で、自分らしく暮らし続けることはできるのか」という社会的な問いに対し、介護・福祉・建築の観点から実証的な検証を進めてまいります。

モダンなベージュの外壁の一戸建てと庭、そして青空が広がる風景。敷地内にはシルバーの車が停められており、緑豊かな植栽が建物を囲んでいる。

「RAN with」に込められた想い

「RAN with」という名称には、平屋専門ブランド「RAN」の思想を受け継ぎながら、人、家族、そして技術と“共に”暮らし続ける住まいを目指すという願いが込められています。

人生の変化を前提に、その先の人生までを切り離して考えるのではなく、今の暮らしの延長線上で、変化を受け入れながら住み続けられること。この考え方こそが、「RAN with」プロジェクトの根底にある大切な思想です。

「RANwith」という英語のロゴと、「今このときを、未来まで」という日本語のメッセージが書かれた画像です。シンプルでクリーンなデザインで、未来志向のコンセプトを伝えています。

「RAN with」の主な特徴と設計コンセプト

2026年春に完成し、実証研究が行われる「RAN with」モデルハウスは、単なる研究施設やコンセプトモデルとしてではなく、実際に人が暮らすことを前提に設計されています。日常生活における動作や心理的変化を継続的に検証することで、超高齢社会における住まいの在り方を、より現実的かつ実践的な形で明らかにしていくことを目指します。

具体的な設計コンセプトは以下の通りです。

将来を見据えた可変性

  • 将来的な介護ベッドの設置や見守りが必要になった場合にも柔軟に対応できる間取り設計が採用されています。

  • 介護を担う家族が心身の健康を保ち、日常生活を楽しめるよう、ライフステージの変化に伴う趣味嗜好の移り変わりに応じて、使い方が柔軟に変えられる趣味スペースが設けられます。

  • 車椅子や介護ロボットの利用を想定し、ゆとりある廊下幅と引き戸が採用されています。

健康寿命の延伸を意識した工夫

  • 寝室からトイレまでを一直線で結ぶ動線により、日常動作の負担を軽減します。

  • 身体変化を見据えた動線計画と建具仕様により、将来にわたる使いやすさが確保されます。

  • 家事、見守り、移動が自然に整うキッチンの回遊動線により、暮らしの快適性が向上します。

高齢者にも配慮した住宅の間取り図と、各空間の機能的なデザインを解説。寝室からトイレへの直線動線、ゆとりある玄関、回遊できるキッチン、趣味を楽しめる土間など、快適な生活動線と空間活用を提案している。

「RAN with」モデルハウス概要

「RAN with」モデルハウスは、岐阜県岐阜市宇佐3丁目17-16に建設され、2026年春に完成予定です。延床面積は108.49㎡、建築面積は118.42㎡となります。

産学官連携による実証研究の目的

超高齢社会において、「住み慣れた家で、できる限り自立して暮らし続けたい」というニーズは高まっています。しかし、住まいが原因で不安や不便を感じる高齢者も少なくありません。この社会課題に対し、本モデルハウスを舞台に2029年3月31日までの約3年間にわたり、実際の生活動作を通じた検証を行い、「これからの住まいの在り方」を再定義していきます。

各機関の主な役割は以下の通りです。

  • 株式会社AVANTIA:住まいを「人生を支えるインフラ」へと進化させることを目指し、加齢に伴う心身の変化を受け止める住空間設計を検証します。動線計画やバリアフリー性、介護設備との共生に加え、間取りが介護者および被介護者の心理的負担や安心感にどのように寄与するかについても検証し、得られた知見を今後の設計提案や商品開発へ反映していきます。

  • 学校法人日本福祉大学:本研究では「覚えやすい設備・間取り」をテーマに、ワンフロアで生活が完結する平屋を用いて、台所や玄関、動線、明るさなどが生活動作に与える影響を検証します。住まいの変更が認知症や物忘れのある方に大きな負担となることを踏まえ、モデルハウスの訪問頻度の違いによる動作の習熟度や落ち着きの差を分析し、歳を重ねても使いやすい住まいの設計指針の確立を目指します。

  • 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター:超高齢社会における在宅生活の支援は喫緊の課題であり、介護人材不足が進む中で介護ロボットやIoTの活用が期待されています。本研究では、平屋モデルハウスにセンター監修のもと先進技術を活用する意匠を加え「リビングラボ」の発展形として、在宅環境の課題を検証し、高齢者仕様住宅の方向性や需要を実証する場として機能させます。

自宅で介護を受けたいと回答した人の割合が73.5%であることを示すグラフです。内訳として、自宅での自立支援、家族中心、家族と外部からの支援の割合が示されています。

今後のスケジュール(予定)

  • 2026年4月:モデルハウスプレオープン、産学官ワークショップ、メディア向け先行公開

  • 2026年5月:モデルハウスグランドオープン、一般公開開始、学校法人日本福祉大学研究始動、国立長寿医療研究センター研究始動

株式会社AVANTIAについて

株式会社AVANTIAは1989年に株式会社サンヨーハウジング名古屋として設立され、2020年1月に現在の社名へ変更しました。戸建住宅の設計・施工・販売を中心に、リフォーム工事や不動産仲介、中古リノベーション住宅、収益不動産など、多様な商品・サービスを提供する総合不動産グループです。

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