「飼い主のいない猫」の命を守る、泉大津市の新たな取り組み
大阪府泉大津市は、地域で長年活動している市民団体「ねころじの会」と協力し、「飼い主のいない猫」を救うためのふるさと納税クラウドファンディングを立ち上げました。この取り組みは、目の前にいる一匹一匹の猫の命と真剣に向き合い、地域全体で不幸な命を生まない社会を目指すものです。
「飼い主のいない猫」が抱える社会課題
近年、捨て猫や飼い主の高齢化などにより、「飼い主のいない猫」が増加し、地域社会に様々な課題をもたらしています。鳴き声やふん尿の問題、無秩序な繁殖による病気や怪我で衰弱する猫の増加、そして地域住民間のトラブルなど、その影響は動物愛護の範疇を超え、生活環境にも及んでいます。
このプロジェクトでは、TNR活動(Trap/捕獲し、Neuter/不妊去勢手術を行い、Return/元の場所に戻す活動)を通じて無秩序な繁殖を防ぎ、病気や怪我で苦しむ猫たちを保護・治療し、新しい家族となる里親を見つけることで、猫と人が共に安心して暮らせる環境づくりを進めます。

「ねころじの会」と泉大津市の連携による支援活動
「ねころじの会」は、年間150匹以上の猫に不妊去勢手術を実施するなど、積極的に活動しています。また、子猫や傷病猫、高齢猫など、特に保護が必要な猫たちの治療や保護にも力を入れています。
このプロジェクトでは、TNR活動後も地域で継続的に猫たちを見守り、問題の再発防止に努めます。さらに、SNSや広報活動を通じて「飼い主のいない猫」問題に関する正しい知識の普及と理解促進を図り、多くの人々にこの問題への関心を深めてもらうことを目指しています。
寄付金が地域の猫たちの未来を支える
集まった寄付金は、以下の用途に活用されます。
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啓発活動に必要な広告費や資料代
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傷病猫の治療費
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避妊去勢手術に伴う医療費や交通費
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里親を探すまでの飼養費や交通費
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工場地帯など見守り地域のフード代
目標金額に達しなかった場合でも、寄付金は有効に活用され事業が遂行されます。また、余剰金が生じた場合は「泉大津市がんばろう基金」に積み立てられ、他の市民公益活動に役立てられます。
プロジェクト実施期間は令和8年11月30日までです。この期間中、年間150匹以上の避妊去勢手術、自活できない猫の保護活動と治療、そしてTNR活動後の継続的な見守り活動が行われます。また、月1回程度の資料配布やSNSを通じた活動報告、保護猫の里親探しの譲渡会への参加も予定されています。
泉大津市が推進する「公益クラファン制度」
泉大津市は、地域の課題解決を目指すNPO法人などの公益的な取り組みを支援するため、「泉大津市市民公益活動クラウドファンディング活用制度」(公益クラファン制度)を設けています。「ねころじの会」は、この制度を活用する2件目の団体となります。
プロジェクト実施概要
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事業実施団体: ねころじの会
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寄附受付期間: 令和8年1月26日~令和8年2月27日
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寄附目標金額: 150万円
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寄附受付サイト: さとふるクラウドファンディング
この取り組みは、多くの人々の優しい気持ちが、地域の猫たちの未来をより良いものに変える力となることでしょう。



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