世界観へ溶け込む準備
イマーシブシアターでは、会場に足を踏み入れる前から物語が始まります。今回の舞台は、西の国に位置するダンスホール《サロン・オルビス》。参加者は「舞踏客チケット」で西の国に暮らす人間として、あるいは「幻影チケット」で建物を漂う影として、それぞれの役割を担います。
公演を最大限に楽しむためには、公式サイトで事前にドレスコードなどの情報を確認し、準備を進めることが推奨されています。会場内では、西の国の住人として携帯電話の使用や世界観にそぐわない会話は控え、物語への没入感を深めることが大切です。

開演時間の30分から1時間ほど前には会場に到着し、本公演オリジナルキャラクターであるダンスホールの支配人「ジュリアン」、バーテンダーの「ルヴァン」、ダンサーの「ソレイユ」、常連客の「ロッソ」との交流から物語の導入部分を聞くことができます。
《サロン・オルビス》では「奇妙な現象」が起きており、その異変を目当てに人々が集まっているようです。<大いなる厄災>と戦う「賢者の魔法使い」にまつわる噂話など、『魔法使いの約束』を知る人も知らない人も、物語の背景を理解しやすいように情報が語られていきます。参加者は、キャストと乾杯をしたり、腕輪を使ったダンスホール流の挨拶を学んだり、名前を尋ねられたりすることで、西の国の住人としての体験を存分に楽しめます。


「幻影チケット」の参加者は、影として会場内を自由に動き回り、会話をすることはできませんが、キャストが影の存在を感知する場面も見られます。影だからこそ、キャストを間近で観察したり、会場を巡って「賢者の魔法使い」の噂話を集めたりと、独自の楽しみ方が可能です。
「賢者の魔法使い」の登場と物語の展開
鐘の音が響き渡り、ダンスホールの若き支配人ジュリアンからダンスタイム開始のアナウンスがされます。しかし、音楽は流れず、奇妙な泣き声が聞こえ始め、会場は不安に包まれます。
「きっともうすぐ『彼ら』が来てくれるはずなんです」というダンサー・ソレイユの言葉に続き、どこからともなく魔法使いたちの呪文が聞こえ、ステージには「賢者の魔法使い」であるカイン、シャイロック、ムル、フィガロが現れます。



4人の魔法使いは、ソレイユからの依頼を受けて異変の調査に訪れますが、ダンスホールを引き継いだばかりのジュリアンは、事を荒立てたくない様子。フィガロが泣き声の正体を「建物にまつわる人々の思念」と推測し、魔法使いたちによる調査を提案しますが、常連客のロッソは魔法使いへの不信感から難色を示します。
『魔法使いの約束』の世界では、人間と魔法使いが共存しており、国ごとに国民性も異なります。西の国の住人は楽しいことが好きですが、魔法使いを苦手とする者もいます。こうした様々な思いを抱えながらも、ジュリアン、ルヴァン、ソレイユ、ロッソの4人は魔法使いとペアを組み、異変解決のために調査を進めることになります。ここから物語は個別ルートへと分岐し、同時並行で様々な出来事が進行します。
「舞踏客チケット」の参加者は、選択したルートに応じて腕輪の色が異なり、同じ色の腕輪を持つ魔法使いと行動を共にします。一方、「幻影チケット」の参加者は移動の指定がなく、会場内を自由に動き回ることが可能です。特定の魔法使いを追いかけたり、興味を引く会話に耳を傾けたりと、心の赴くままに行動することで、自分だけの体験を創り出すことができます。
同時進行で描かれる人間と魔法使いの交流
各ルートでは、個性豊かなキャラクターたちのやり取りが繰り広げられます。
シャイロックとムルは、ソレイユやルヴァンを巻き込みながら異変の手がかりを探します。ジュリアンは、異変解決によって客足が遠のき、ダンスホールが取り壊されることを懸念しており、カインはそんなジュリアンに対し、「異変を解決しても、ダンスホールに人が溢れるようにすれば良い」と提案。二人はあるアイテムを通じて、かつてのホールの様子を知ることになります。カインの左目、北の魔法使いオーエンの目が勝手に動く場面もあり、その様子を「幻影チケット」の参加者は間近で観察することができます。



ルヴァンは憧れのシャイロックにカクテルを作ってもらいながら、魔法舎での「賢者の魔法使い」たちの日常を聞くことに。ルヴァンがとっておきのリキュールを取り出すと、そこから昔の記録が見つかり、シャイロックはダンスホールと一人の魔法使いの関係性に気づきます。このシーンも「幻影チケット」の参加者にとって見どころの一つです。

ムルとソレイユは調査を進める中で、ムルが独特なステップを踏み始め、影たちが曲に反応していることに気づきます。ロッソはフィガロに「昔からある不思議な花」の存在を語り、「熱烈に恋するふたりが踊ると、花の色が色付く」という噂をフィガロがロッソと共に確かめようと誘います。最初は魔法使いに嫌悪感を抱いていたロッソが、フィガロたちとの関わりを通じてどのように変化していくのかも、本公演の魅力です。
異変の解決に向けて、鍵となるダンスの練習をするフィガロとカインの会話では、南の国のミチルやレノックスの名前も登場し、普段の「賢者の魔法使い」たちの様子を垣間見ることができます。これにより、物語への没入感はさらに深まることでしょう。
あなただけの出会い、物語の結末



物語のクライマックス、異変の解決、そしてダンスホールでの出会いがどのような結末を迎えるのかは、ぜひご自身の目で確かめてください。「舞踏客チケット」だけでなく、「幻影チケット」の参加者にもドレスコード指定がある理由は、公演の終盤に明らかになります。
各所で語られる「賢者の魔法使い」の様子や、レポートだけでは伝えきれない体験の熱量や会場の雰囲気は、X(旧Twitter)のハッシュタグ「#まほイマレポ」でもご覧いただけます。
「イマーシブシアター『魔法使いの約束』」は1月25日(日)まで公演中です。チケットは先着発売で数に限りがあるため、お早めの購入がおすすめです。
また、パンフレットやブロマイドなど、公演のグッズも販売されていますので、記念にいかがでしょうか。
関連リンク
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チケット販売リンク(先着販売):https://eplus.jp/mahoyaku-immersive/
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公演グッズ販売リンク:https://coly-shop.com/item/list?category-1=19&category-2=220
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「イマーシブシアター『魔法使いの約束』」公式サイト:https://mahoyaku.com/immersive/index.html
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「イマーシブシアター『魔法使いの約束』」公式X:https://x.com/mahoyaku_imsv



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