広島でスポーツとテクノロジーの新たな共創が加速
広島県は、スポーツの「場」を新たな実証の舞台と捉え、県内スポーツチームの課題解決を目指す画期的な取り組み「ひろしまSPORTS×TECH指名会議2025」を初めて開催しました。このイベントには、全国から62社、計69件もの提案が集まり、そのうち52社が県外企業であることから、全国的な関心の高さがうかがえます。

「ひろしまSPORTS×TECH指名会議2025」の概要
「ひろしまSPORTS×TECH指名会議2025」は、広島県企業誘致イベント「Hi! HIROSHIMA Business Days 2025」のメイン企画として、2025年11月21日(金)にエディオンピースウイング広島で開催されました。広島県、広島市、広島県企業立地推進協議会、サンフレッチェ広島、広島ドラゴンフライズが主催し、156名が来場しました。

この会議では、多岐にわたるスポーツチームがそれぞれの現場課題を提示しました。
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サンフレッチェ広島: スタジアムと公園の365日活用
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広島ドラゴンフライズ: 新リーグを見据えた収益モデルとファンベース拡大
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広島ガスバドミントン部: 社員以外のファン獲得
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はつかいちサンブレイズ (女子硬式野球): 安定的な収益と人材確保
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広島 TEAM iXA (eスポーツ): eスポーツを中四国で「当たり前の娯楽」にするには
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ヴィクトワール広島 (自転車ロードレース): 公道レース中心競技で継続的な収益モデル
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A-Pfeile広島BFC 日本ブラインドサッカー協会: 共生社会モデルとしての競技とビジネスの両立
プロスポーツだけでなく、女子硬式野球やブラインドサッカーなど、多様な競技の課題に対して全国から提案が寄せられ、開かれた共創の場となりました。イベントの詳細は以下のレポートで確認できます。
スポーツの熱量を「実装」へ
本イベントは、単なる競技力向上に留まらず、集客、認知、収益、スポンサー獲得、ファンエンゲージメントといった、スポーツチームの「事業づくり」に直結するテーマを扱いました。AIや先端技術を活用した解決提案を全国から募ることで、広島が持つ「たる募金」に代表される市民がスポーツチームを支える文化の上に、新たな価値創造を目指しています。
優れた提案を取り入れることで、広島のスポーツが「もっと面白く」、そして「持続可能」になる共創が生まれることが期待されています。
実証(PoC)と導入に向けた商談が加速
イベント後、現在までに10件以上の「企業×スポーツチーム」による実証(PoC)設計や導入に向けた協議・商談が着実に進行しています。具体的な検討テーマとしては、デジタル技術を活用した観戦体験やファン接点のアップデート、AIやNFT等を活用した収益力向上やスポンサー価値の可視化などが挙げられます。

参加者からの声
参加企業のエンドライン株式会社 代表取締役社長 山本 啓一氏は、「全国からアイデアを呼び込み、地元の発展につなげる広島の姿勢に学ぶことが多くありました。行政が開かれた姿勢を持つことが、地域の未来をつくるのだと実感しました」とコメントしました。
また、スポーツチームを代表してNPO法人日本ブラインドサッカー協会 専務理事 松崎 英吾氏は、「このような場にパラスポーツも参画させていただき感謝しています。今回の出会いを通じて、スポーツxビジネスx社会課題解決が広がっていくと実感しています」と語り、共創の可能性に期待を寄せました。
関連する取り組み
ひろしまAIサンドボックス(第2期)
本イベントのAIサンドボックス部門で最高得点を獲得した株式会社Pacific Metaに対し、県が推進する「ひろしまAIサンドボックス」で最高1億円(1/2補助)の支援を受けられる権利が授与されました。現在、ひろしまAIサンドボックス(第2期)では、広島を舞台にしたAIソリューション開発・実証プロジェクトの提案を2月2日まで募集しています。

受賞企業等が登壇するイベント
本イベントで広島県知事賞等を受賞した株式会社HYTEK、株式会社Pacific Meta、そしてひろしまAIサンドボックス(第1期)で実証に取り組んでいる有限会社Directorsが登壇する広島県主催のイベントが開催されます。
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日時: 令和8年1月28日(水)19時~21時(オンライン:19時~20時)
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場所: オープンコラボレーションハブLODGE(LINEヤフー株式会社 紀尾井町オフィス17階) 東京都千代田区紀尾井町1-3 ガーデンテラス紀尾井町
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主催: 広島県
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共催: LINEヤフー株式会社、公益社団法人ふるさと回帰・移住交流推進機構



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