展示会業界の環境課題への挑戦
展示会業界では、会期終了後に大量の木材が廃棄されるという課題があります。年間2万トン以上にも及ぶこの木材廃棄量を削減するため、様々な方法が模索されてきました。しかし、従来の対策は「木工ブースそのものを排除する」というもので、デザインや寸法の自由度が高い木工ブースを完全に廃止することは困難であると考えられてきました。
そこで、スーパーペンギン株式会社は発想を転換し、「木工」ブースの構成素材を「形状をそのままに別の素材に置き換える」構法を開発しました。これが「再生板紙構法」です。
再生板紙構法の特長と今後の展望
再生板紙構法は、素材を木工から再生板紙に置き換えるだけで、ブースを制作する職人の作業工程をほとんど変えることなく導入できる点が大きな特長です。壁紙仕上げを施すため、外観は従来の木工ブースと見分けがつかない仕上がりになると見込まれています。
一方で、現状では素材への防炎処理工程が必要となるため、木工ブースと比べてコストが約1.5倍程度になるという課題も存在します。しかし、この点については今後、展示会業界内での需要が高まることで、改善が進んでいくことでしょう。
カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社様がこの再生板紙構法によるブースを正式に採用したことは、本構法が「実証段階」から「普及段階」へ進む第一歩となります。この取り組みが、今後同様のサステナブルな活動に追随する出展者が広がるきっかけとなることが期待されます。
スーパーペンギン代表・竹村尚久氏の想い

スーパーペンギン株式会社代表の竹村尚久氏は、展示会の設営・撤収時に毎回大量に廃棄される木材に対し、強い問題意識を抱いてきました。その中で、再生板紙素材を製造する日本化工機材株式会社との出会いをきっかけに、素材を置き換えるという発想に至ったといいます。
再生板紙構法は、展示会ブースの見た目や作り方を変えることなく、使用する素材を木工材からサステナブルな再生板紙へと置き換えることを特徴としています。壁紙仕上げにより外観は従来の木工ブースと変わらず、ブースを制作する職人の業務もほとんど変わりません。約2年前から実践を開始し、現在では賛同企業も徐々に増え、将来的には展示会場における木材廃棄量ゼロの実現を目指しています。
SCビジネスフェア2026 開催概要
-
会期: 2026年1月21日(水)~23日(金)10:00〜17:30(最終日は17:00まで)
-
会場: パシフィコ横浜 展示ホール(C・D)/アネックスホール
-
主催: 一般社団法人日本ショッピングセンター協会
-
出展者: カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社
-
出展者ブース番号: D5-8
-
ブースデザイン: SUPER PENGUIN 株式会社
スーパーペンギン株式会社について
商号: SUPER PENGUIN 株式会社
代表者: 代表取締役 竹村 尚久
設立: 2005年6月2日
所在地: 〒141-0021 東京都品川区上大崎 3-10-50 SEED 花房山 405
TEL: 03-6417-4497
事業内容: 展示会ブースデザイン・プロデュース、展示会集客セミナーの企画・開催
HP: https://www.superpenguin.jp/
竹村尚久氏は、ブースデザインを専門とする「SUPER PENGUIN」の代表です。「来場者心理」を軸にした空間デザイン手法により、多くの出展社ブースで集客を成功させています。全国の自治体や展示会出展者説明会などでセミナーも開催しており、著書に『展示会ブースデザイン/人を集める105の手法』があります。


2025年10月15日には、著書2作目となる『展示会ブースデザイン/人を集める105の手法 PENGUIN METHOD(ペンギンメソッド)ポイントブック』も発売されており、展示会業界のみならず、あらゆる「商空間」ビジネスに携わる人々にとって必携の一冊とされています。
書籍詳細: https://amzn.asia/d/fpQ78Ek



この記事へのコメントはありません。