読売演劇大賞とは
読売演劇大賞は今年で33回目を迎える、日本の演劇界で権威ある賞です。前年に日本国内で上演された伝統芸能から小劇場作品まで、幅広いジャンルの演劇の中から、作品賞、演出家賞、男優賞、女優賞、スタッフ賞の5部門で各5名が選出されます。
男優賞に植本純米がノミネート
長年にわたり舞台俳優として活躍する植本純米が、男優賞にノミネートされました。彼は小さな空間の繊細な作品から大劇場のエンターテインメントまで、その表現力の幅広さで多くの観客を魅了してきました。2025年には、以下の作品でその実力を発揮しています。
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パフォーマンスカンパニー to R mansionによる「走れ☆星の王子メロス」
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秋元松代の名作戯曲を堀越涼が現代の心中劇として演出した「近松心中物語」
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演出家の稲葉賀恵と翻訳家の一川華によるユニット・ポウジュが上演した「Downstate」
植本純米はこれらの作品において、物語の根幹を支え、作品全体の質を高める重要な役割を果たしました。俳優としての活動に加え、FM世田谷「劇ナビ!」のパーソナリティとしても、演劇情報の積極的な発信に貢献しています。

大倉孝二も男優賞にノミネート
同じく男優賞には、大倉孝二がノミネートされました。彼は自身が所属するナイロン100℃の主宰であるケラリーノ・サンドロヴィッチが作・演出を手がけたKAAT神奈川芸術劇場プロデュース「最後のドン・キホーテ THE LAST REMAKE of Don Quixote 」で、主演のドン・キホーテ役を全身全霊で演じ切り、高い評価を得ました。
今回の読売演劇大賞で、男優賞の5名の中に同じ事務所から2名が選出されるのは初めてのことです。

「最後のドン・キホーテ」が作品賞にノミネート
作品賞には、KAAT神奈川芸術劇場が製作した「最後のドン・キホーテ THE LAST REMAKE of Don Quixote 」がノミネートされました。この作品は、作品賞のほか、男優賞(大倉孝二)、スタッフ賞(鈴木光介)と、計3部門でのノミネートを達成しています。
作・演出を担当したケラリーノ・サンドロヴィッチは、「作品賞が一番嬉しい。キャストスタッフ全員が評価されているのだから。」と常々語っており、今回の作品賞ノミネートは、彼にとっても大変喜ばしい結果となったことでしょう。

各部門の最優秀賞を決定する最終選考会は、1月末に行われる予定です。今後の発表にも期待が高まります。



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