写真4枚で高精度3Dフィギュアが手軽に!ミニチュアイメージがAIスキャナー「mini3D」の新機能を公開

4枚撮影で再現性を高めたAIスキャナー機能

今回新たに公開されたAIスキャナー機能では、正面、左右、背面の4方向から撮影した写真をもとに、被写体の立体データを生成します。これまでの1枚画像による生成はAIによる補完が中心でしたが、この新機能では複数の視点情報に基づいて再構成することで、より自然で精度の高い3Dデータ生成を実現しました。

正面画像のみのAI処理では背面が実物と乖離する様子

背面を含めた4枚画像のAI処理では背面まで正確に造形される様子

スマートフォンだけで完結する手軽さ

この機能の大きな特徴は、専用スキャナーや高価な機材を必要としない点です。静止できる被写体であれば、スマートフォンで複数枚の写真を撮影するだけで3Dデータを生成できます。これにより、個人でも手軽にフィギュアやミニチュア制作を体験できるほか、これまで専門設備が必要だった制作ビジネスも、誰もが始めやすい環境が整いました。例えば、観光地で観光客向けの記念フィギュア制作サービスを、スマートフォン1台でその場で提供することも可能になるでしょう。

4方向からの写真撮影を指示する画面

動きのあるペット向け撮影システムも開発中

一方で、動きのあるペットの撮影では、スマートフォン1台では難しいケースも考えられます。そのため、株式会社ミニチュアイメージでは、現在ペット専用の4カメラ同時撮影システムの開発を進めています。このシステムは、動きのある被写体でも安定して立体データを取得できるように設計されており、撮影後にはその場で3Dデータを確認できる予定です。人物はスマートフォンで手軽に、ペットは専用システムで高精度にと、用途に応じた最適な撮影方法の提供を目指しています。

ジオラマ・模型制作にも対応し、創作の幅を拡大

「mini3D」は、人物やペットだけでなく、様々な対象物の3D化に対応しています。特に、ジオラマ制作や模型を趣味とする方にとっては、建物や什器、備品などのミニチュアパーツ制作に活用できるでしょう。複数画像に対応したことで、一点物の制作やオリジナル構造物の再現など、これまで難しかった表現も可能になります。株式会社ミニチュアイメージが培ってきたミニチュア・ジオラマ制作の技術が活かされ、既製品では再現が難しい細かな構造や一点物のパーツ制作など、新たな創作手段としての活用が期待されています。これにより、「思い出をカタチにする」だけでなく、「創作をカタチにする」ツールとしても、活用の幅が広がっています。

今後の展開

今後は、観光地での記念フィギュア制作やイベント・出張型サービスなど、より多様な活用シーンでAIスキャナーが利用されることが想定されます。また、AI技術の進化により、将来的にはペットを含めたあらゆる対象がスマートフォンで撮影できるようになることも視野に入れているとのことです。

株式会社ミニチュアイメージの「mini3D」は、写真から「思い出」や「創作」を立体として残す新しい体験を、より身近で、誰でも始められるものへと進化させていくことでしょう。

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