91歳、阿刀田高氏の最後の小説集『掌より愛をこめて』が5月27日に発売決定

昨年9月発売のエッセイ集『90歳、男のひとり暮らし』も好評

昨年9月には、阿刀田氏のエッセイ集『90歳、男のひとり暮らし』が刊行され、現在7刷・3万5千部を突破する大反響を呼んでいます。NHK「おはよう日本」や全国紙、さらには韓国のメディアでも紹介されました。

『90歳、男のひとり暮らし』書籍表紙

数年前に奥様が介護施設に入居されて以来、自宅で単身生活を送る阿刀田氏。このエッセイ集では、「何事も〝まあまあ”ならそれでいい」「老いてこそユーモア」をモットーに、老いを受け止めながら前向きに生きる日々が軽妙な筆致で綴られています。

朝の身だしなみ、手抜きで栄養を確保する料理、通信販売での失敗談、落語を「読んで」楽しむ時間、眠れぬ夜に源氏物語や百人一首を数えること、そして時に妻や亡き人々を想う――。衣食住から趣味教養まで、90年積み重ねた知恵と経験が人生の豊かさを伝える、滋味豊かな一冊です。

『90歳、男のひとり暮らし』詳細はこちらから。

書籍内容

わずか数枚の原稿が生み出す、大きな驚き。名手が放つ愛とたくらみに満ちた掌篇集です。銀座の地下から漕ぎ出す舟、異文化が生む愛の落とし穴、窓から見えるもう一人の私、幼い昔へと走る電車など――アイデアとウィット、そして皮肉な筆致を武器に、切れ味鋭い短篇を次々と世に送り出してきた阿刀田氏。91歳を迎え、創作人生の終わりに感謝を込めて読者に贈る、「てのひらの小説」珠玉の36篇が収録されています。

著者紹介:阿刀田高(あとうだ・たかし)

1935年、東京生まれ。早稲田大学文学部を卒業後、国立国会図書館に勤務しながら執筆活動を開始。1978年に『冷蔵庫より愛をこめて』でデビューしました。1979年には「来訪者」で日本推理作家協会賞、短編集『ナポレオン狂』で直木賞を受賞。1995年には『新トロイア物語』で吉川英治文学賞を受賞しています。
主な著書には、『ギリシア神話を知っていますか』『源氏物語を知っていますか』『谷崎潤一郎を知っていますか』『アンブラッセ』『地下水路の夜』『小説作法の奥義』『90歳、男のひとり暮らし』など多数。2003年に紫綬褒章、2009年には旭日中綬章を受章し、2018年には文化功労者に選出されました。

書籍データ

  • タイトル: 掌より愛をこめて 阿刀田高さいごの小説集

  • 著者名: 阿刀田高

  • 発売日: 2026年5月27日(水)

  • 造本: 四六判・240ページ

  • 定価: 2,090円(税込)

  • ISBN: 978-4-10-334333-2