アイデムフォトギャラリー[シリウス]で「ZNONZ写真展 ~写りすぎないという選択~」が開催

「写りすぎない」新たな写真表現

この写真展は、「ZPで写す会」によって企画され、レンズを使わない独自の撮影ツール「ゾーンプレート」を用いた作品が展示されます。現代の写真表現が追求する解像度やシャープネスといった数値的な性能から一歩距離を置き、光のにじみや揺らぎ、そして「ハロ」と呼ばれる独特の光の表現を積極的に受け入れることで、新たな写真の魅力を提示します。

ゾーンプレートは、その場の気温や湿度、風のそよぎまでも含む「空気」を写し取ることを目指して開発されました。展示される40枚の作品群は、明確な輪郭ではなく、鑑賞者の感覚に静かに作用する、まるで印象派絵画のような「画」を生み出すことを大切にしています。

「ZNONZ」が拓く写真の可能性

「ZPで写す会」は、ゾーンプレート(ZP)による写真表現を探求するために集まった、プロとハイアマチュアの写真愛好家コミュニティです。彼らは、レンズを使用しないカメラ用光学機器「ZNONZ」を用いて、現在の主流とは異なるエモーショナルで偶然性を許容する写真表現に真摯に向き合っています。

「ZNONZ」は、一般的なレンズの代わりに、同心円状の光学素子であるゾーンプレートを使用して撮影するカメラ用光学機器です。光の屈折現象を利用するレンズとは異なり、回折現象の特性を活かすことで、独特のハロや、遠近に支配されないソフトな描写、広いイメージサークルといった特徴的な表現を可能にします。この「ZNONZ」は、ゾーンプレートの魅力を小型・軽量・安価に製品化したものです。

会場で体験する写真の自由さ

「写す」という行為を改めて見つめ直す本写真展を通して、写真が本来持っていた自由さ、そして見る人の心に静かに訴えかける「画」の奥深さを、ぜひ会場でご体感ください。

写真展の様子は「シリウスブログ」でも随時ご紹介される予定です。こちらも合わせてご覧いただけます。

関連情報

お問い合わせ先

アイデムフォトギャラリー シリウス事務局
TEL:03‐3350‐1211