シニア女性の96.3%がアクティビティに意欲的
調査結果によると、回答者の実に96.3%ものシニア女性が、運動や習い事といったアクティビティに意欲的であることが判明しました。体を動かす活動をしている、またはしてみたいと考える人は85.6%に上り、それ以外の習い事や学びをしている、またはしてみたいと考える人も69.8%を占めています。どちらにも該当しない人はわずか3.7%に過ぎず、多くのシニア女性が活動的な生活を送りたいと願っていることがうかがえます。

また、体を動かす活動をしている、またはしてみたいと回答した人の67.3%が、そしてそれ以外の習い事や学びをしている、またはしてみたいと回答した人の71.3%が、お金を払ってアクティビティに取り組んでいることも分かりました。
新しく始めてみたいアクティビティの傾向
新しく始めてみたい「体を動かすこと」としては、プールや海での水系アクティビティが上位に挙がりました。具体的には「プールでのスイミング・エクササイズ」や「ダイビング・シュノーケル・サーフィンなどの海でのアクティビティ」への関心が高いようです。また、太極拳や少林寺、テコンドーといった東アジアの武道や、剣道、弓道、柔道といった和の武道、さらにはボッチャ、モルック、吹き矢、輪投げなど、強度が比較的弱めの新しいスポーツにも高い関心が寄せられています。

「イエナカアクティビティ」では、頭を使う活動、創作活動、エンタメ活動が人気です。「勉強(語学、資格、学校など)」、「イラスト・絵を描く/書道/俳句・川柳/執筆」、「ボードゲーム・テーブルゲーム(オセロ、囲碁、将棋、チェス、麻雀など)」などが上位に挙がっています。さらに、「踊ってみる」といったエンターテインメント性の高い活動にも関心が見られました。

アクティビティから生まれる心の豊かさ
アクティビティを行うモチベーションは、その種類によって大きく異なります。「つくる」活動では「好きなことに没頭できる」が圧倒的に高く、「視る」活動では「新しいことを知ったり学んだりできる」という知的好奇心が原動力となっています。体を動かす活動では「気分が明るくなり、前向きな気持ちになれる」といった精神的な効果が重視され、「学ぶ」活動では「気持ちが落ち着き、心が穏やかになる」という内面の充足感がモチベーションにつながっています。
今年の冬に自宅で楽しかったこととしては、「一人でできること」、「ネットの活用」、「社会とつながること」が目立ちました。例えば、「本の修理で心がときめく」、「AIに相談したり教えてもらったりして楽しかった」、「エッセイを書いて新聞社に投稿し、大きな反響があった」といった声が聞かれました。これらの活動は、自宅にいながらも外の世界とつながり、自己肯定感や充実感を得る機会となっているようです。
シニアの家は「第二の実験室」

ハルメク 生きかた上手研究所 所長の梅津 順江氏は、今回の調査結果について、「体や脳を動かすことが、健康維持だけでなく心のコンディションを整える役割も果たしていることがうかがえます」と述べています。また、シニア層の多様な「イエナカアクティビティ」への関心や、「新しいことは実験みたいで楽しい」という能動的な声から、家が閉じた空間ではなく、小さな挑戦を試せる「第二の実験室」になりつつあると指摘しています。
こうしたシニア層の積極的な活動は、最近注目される「メンタルパフォーマンス(メンパ)」という考え方とも重なります。日常の中に新しい挑戦を見出し、楽しみながら小さな喜びや刺激を得ることで、心の満足度や幸福感が高まり、結果として健康にもつながるという好循環が見て取れます。シニア世代のエンターテインメントは、特別な趣味に限定されず、日々の暮らしの中で生まれる小さな「実験」が、人生を豊かに彩る大切な要素となっているようです。
ハルメク 生きかた上手研究所のシニアリサーチデータは、以下のサイトで公開されています。
- ハルメク シニアマーケティングLAB: https://biz.halmek.co.jp/column/
この調査を通じて、シニア女性の皆さまが、年齢を重ねてもなお、好奇心旺盛に、そして心豊かに日々を過ごされている姿が浮き彫りになりました。
