カルチャーは「再編集」の時代へ
現代において、デジタル化とSNSの普及により、あらゆる時代のカルチャーに同時にアクセスできるようになりました。これにより、過去と現在の境界は曖昧になり、特にZ世代を中心に、平成や昭和のカルチャーが「新しいもの」として受け入れられています。
一方で、アルゴリズムによるレコメンドや短尺コンテンツの消費が広がることで、文化は断片的に認識されがちです。また、人々の価値観やライフスタイルが多様化する中で、単一のジャンルや時代に限定されず、複数の文脈を横断してカルチャーを楽しむ傾向が見られます。
こうした時代背景から、既存のカルチャーを単に懐かしむだけでなく、異なる世代、領域、価値観をつなぎ直し、新しい意味や体験として提示することが求められています。カルチャーは今、「再発見」から「再編集」へとそのフェーズを移していると捉え、「Re:member Project」は、自由にカルチャーを組み合わせ、新しい価値を創造する場として立ち上げられました。
「Re:member Project」とは
Re:member Projectは、カルチャーを再編集し、新たな文脈や体験を生み出す共創プロジェクトです。音楽、ファッション、テクノロジー、食、街など、多様なカルチャーを掛け合わせることで、世代やジャンルを超えた新しい価値の創出を目指します。
企業、クリエイター、メディアなどが交差する共創プラットフォームとして、それぞれの文化や視点を組み合わせながら、多岐にわたるカルチャープロジェクトを展開していく予定です。

取り組みの方向性
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カルチャーを掛け合わせ、新しい文脈へ: 異なる世代やジャンルのカルチャーを組み合わせ、新しい体験として再編集します。
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メディアを横断して展開: テレビ、ラジオ、雑誌、SNS、イベントなど、多様な接点を通じてカルチャーを立体的に届けます。
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企業・クリエイター・メディアが交わる共創: それぞれの視点、文化、歴史を持ち寄り、新しいカルチャーを生み出します。
専門家からのコメント
武蔵大学社会学部准教授の菊地 映輝氏は、Re:member Projectについて次のようにコメントしています。
「カルチャーは、都市空間やインターネット上での人と人とのつながりの中で生まれ、異質な他者との交わりによってその姿を変えながら広がっていきました。しかし今日では、人びとが自らの興味関心の泡の中に閉じこもり、興味がないものをノイズとして扱ったり、時には敵視する場面も増えてきました。こうした状況が生み出す『分断』は、長い目で見たとき、カルチャーの先細りを招く懸念があります。Re:member Projectを、こうした分断の時代において、異なる人びとが集まり、カルチャーの豊かさを取り戻す試みとして注目しています。世代やジャンルを異にする人びとが持つ、様々な文脈が混じり合い、新しいものとしてカルチャーが再編集されていく。単に過去を懐かしむのではなく、今という時代の中でカルチャーを再解釈する。時には新たなカルチャーとも接続し、さらに進化していく。この取り組みの先に、日本のカルチャーシーンの次のステージが待っていると確信しています。」
<プロフィール>
菊地 映輝氏:1987年北海道生まれ。博士(政策・メディア)。2017年、慶應義塾大学大学院後期博士課程単位取得退学。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院研究員、国際大学GLOCOM主任研究員・講師を経て、2024年より武蔵大学社会学部准教授。専門は文化社会学、情報社会論等。情報社会における様々な文化事象について、都市とネットを横断する形で研究を行っています。
第一弾企画:PUFFYによるラジオ番組『PUFFY Re:member』
Re:member Projectの第一弾として、開局30周年を迎えるインターエフエムと、デビュー30周年を迎えるアーティストPUFFYによる新番組『PUFFY Re:member』が2026年4月よりスタートします。
この番組は「思い出す」ではなく「また集まる」をコンセプトに、平成カルチャーとの「再集合」を通じて、カルチャーを現代に合わせて再編集していく内容です。
番組には令和のアイコンとも言える人物がゲストとして登場し、初回ゲストには「ラブ上等」でも話題となったモデル・メイク講師の鈴木綺麗(きぃぃりぷ)氏の出演が決定しています。

番組概要
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放送局: インターエフエム(東京:89.7 MHz 横浜:76.5 MHz)
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タイトル: PUFFY Re:member
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DJs: PUFFY
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放送日時: 毎週土曜日21:00〜21:30(30分番組)
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放送形態: 録音
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番組ハッシュタグ: #puffy897
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「Re:member Project」内 番組紹介ページ:
今後の展開
Re:member Projectの第二弾として、若者向けカルチャー雑誌「東京グラフィティ」とのコラボレーションが予定されています。今後も本プロジェクトは、カルチャーの再編集を軸に、メディア、イベント、コンテンツなど多岐にわたる形で取り組みを展開していくとのことです。
<企画・プロデュース>
WIT COLLECTIVE LLC.は「ココロが動く、世界が動き出す。」を掲げ、エンタテインメントを「心を動かす力」と再定義しています。感情を起点に、従来の事業ドメインにとらわれず、エンタテインメントをプロデュース。イベント・映像・生成AI・IP等を集合知で掛け合わせ、社会と市場を動かす原動力へと変換していく企業です。
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