JR西日本グループ、「せとうちパレットプロジェクト」で人財育成とファイナンスを通じた持続可能な地域づくりを推進

JR西日本グループ、「せとうちパレットプロジェクト」で持続可能な地域づくりを推進

JR西日本グループは、長期ビジョン2032で掲げる「人々が行きかう、いきいきとしたまち」や「持続可能な社会」の実現に向け、「住んでよし、訪れてよし」の“世界のせとうち”を目指し、「せとうちパレットプロジェクト」を進めています。

夕暮れ時か夜明けの瀬戸内海の風景

せとうちエリアは、美しい海や島々、歴史や文化といった豊かな観光資源に恵まれている一方で、訪日客の誘致にはさらなる拡大の余地があると考えられています。このプロジェクトでは、海外への情報発信を強化し訪問率の向上を目指すとともに、人財育成やファイナンスなどの仕組みを整え、持続可能な地域づくりに取り組んでいます。

世界へ発信するせとうちの魅力

「せとうちパレットプロジェクト」では、文化や本物の体験に価値を見出すモダンラグジュアリー層を重点ターゲットとしています。世界的なブランドコンサルティング会社「サフラン・ブランド・コンサルタンツ」と協働し、海外の視点から見たせとうちの魅力を「海と島々」そして「そこに根付く暮らし」そのものと再認識しました。この認識に基づき、海外起点でのブランド戦略を構築し、効果的なプロモーションのための「ブランドデザイン」も開発しています。せとうちの文化や暮らしを体験できる観光コンテンツや周遊ルートの提案を通じて、世界に認知される取り組みが行われています。

持続可能な地域づくりを支える二つの柱

人財プロジェクト:地域のキーパーソンを育成

せとうちの豊かな暮らしを守り、地域の持続可能性を高めるためには、地域住民が主役となってプロジェクトが次々と生まれ、経済が循環することが不可欠です。その実現には、地域内外の人々や企業と連携しながら、地域のアイデアをファイナンス面も含めて事業として構想できる「地域のキーパーソン」の存在が欠かせません。このプロジェクトでは、地域のキーパーソンと共に学び、議論できる関係性の構築や、共創による新たなプロジェクトの創出を目指しています。

人財プロジェクトの主な内容は以下の通りです。

  • 次世代せとうちトレーニングセンター(次世代せとうちトレセン)
    せとうちエリアで活躍するキーパーソン同士をつなぎ、エリアや業種の枠を超えて知見や経験を共有することを目的としています。先進的な地域を訪れて現地での取り組みを学び議論するフィールドワークと、ファイナンスなど事業に必要な知識を学ぶ座学を組み合わせ、新たな共創プロジェクトの創出を目指します。

  • 地域共生推進プレーヤープログラム
    地域の企業や団体の皆様を対象に、各地の先進的な取り組みを学ぶフィールドワークと座学を実施するプログラムです。次世代せとうちトレーニングセンターとの合同開催を基本とし、地域のキーパーソンとの対話や議論を通じて関係性を深めながら、エリアを超えた共創の関係性を構築していきます。

  • せとうちローカル起業家塾
    地域での起業を志す方の挑戦を後押しするプログラムです。フィールドワークに加え、自らの事業提案を行うプレゼンテーション講座などを通じて、地域ビジネスの実践力を高めます。あわせて、地域でプロジェクトに挑戦する方のコミュニティ組成も目指しています。

2025年度は、せとうち各地のキーパーソン15名、地域の企業11社13名が参加しました。2026年度もプログラムが計画されています。

2026年度の人財プロジェクトの取り組み内容を示す資料

地域プロジェクトを支えるファイナンスの仕組み

地域で生まれる挑戦を支え、地域を活性化するプロジェクトに伴走するファイナンスの仕組みとして「地域共生出資財源」も整えられました。地域のキーパーソンの知見や地域内外の企業との連携により、プロジェクトに対して機動的に出資を行い、地域経済の好循環に貢献していくことが期待されます。

JR西日本グループがSDGsへの貢献について説明する画像

「せとうちパレットプロジェクト」とは

魅力的な地域資源を多数有するせとうちエリアの活性化を目指し、2018年にスタートしたプロジェクトです。観光高速船“SEA SPICA”や地域産品プロジェクトなどを展開し、2025年3月のプロジェクトアップデートを経て、地域や企業の皆様と共に、せとうちの魅力発信と持続可能な地域づくりを目指しています。

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