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ニコンサロン年度賞 第50回「伊奈信男賞」を東京工芸大学 小林紀晴教授が受賞

伊奈信男賞について

「伊奈信男賞」は、株式会社ニコンおよび株式会社ニコンイメージングジャパンが運営する写真展会場「ニコンサロン」において、毎年1月から12月までに開催された写真展の中から、最も優れた作品に授与される権威ある賞です。公募制の写真展の中から厳正な審査を経て選ばれます。

小林教授の受賞作品と評価

小林教授は2025年4月22日から5月2日までニコンサロンで写真展「Cyber Modernity -Shanghai, Chongqing, Bangkok, Ho Chi Minh-」を開催しました。この作品は「大転換の時代に向けられた新鮮な眼差しと地に足のついた表現」と高く評価され、写真家22名の中から今回の受賞に至りました。

審査員は、委員長の池上博敬氏をはじめ、小高美穂氏、高砂淳二氏、畠山直哉氏、藤岡亜弥氏、港千尋氏の6名が務めました。

作品「Cyber Modernity -Shanghai, Chongqing, Bangkok, Ho Chi Minh-」とは

小林教授の受賞作品「Cyber Modernity -Shanghai, Chongqing, Bangkok, Ho Chi Minh-」は、20代前半から30年以上にわたりアジア各都市を巡り撮影を続けてきた活動の延長線上にあります。近年、都市から土着的な風景や文化が急速に姿を消し、匿名性と抽象性を帯びた新たな都市像が出現していることに着目。コロナ禍を挟んで3か国4都市を巡り、その変容を「Cyber Modernity≒超現代電子空間」と名づけています。

小林教授は今回の受賞について、「1990年前半から東南アジア、インドなどを中心に撮影を行ってきました。20代、30代の頃はスナップ、ポートレイを中心として制作しましたが、今回の作品はそれらとは大きく違い、コンセプチャル(概念)に基づいて制作したもので、まったく新たな境地といえます。その作品を今回評価していただいたことを大変嬉しく思っています」と語っています。

選評では、小林氏が長年培ってきた「場所」と感応する視線が、受賞作では「非・場所」とも言える超近代的な光景に向けられたことに注目。「文明の転換期とも言える変化に対して写真技術をアップデートし、超近代的な光景を見事に定着させている」と評されています。

受賞作品展の再開催

この受賞を記念し、受賞作品展「小林紀晴 写真展『Cyber Modernity -Shanghai, Chongqing, Bangkok, Ho Chi Minh-』」が再開催されます。

  • タイトル: 小林紀晴 写真展「Cyber Modernity -Shanghai, Chongqing, Bangkok, Ho Chi Minh-」

  • 会場: ニコンサロン(東京都新宿区西新宿1-6-1 新宿エルタワー 28階)

  • 会期: 2026年3月17日(火)~3月30日(月)

  • 開館時間: 10時30分~18時30分 ※日曜日休館/最終日は15時まで

詳細はニコンサロン公式サイトをご確認ください。

小林紀晴教授 プロフィール

東京工芸大学 芸術学部写真学科 小林紀晴教授
小林紀晴教授は1988年に東京工芸大学短期大学部写真技術科を卒業。その後、新聞社でフォトグラファーとして勤務し、1991年に独立しました。アジアを多く旅しながら作品を制作し、近年は故郷である長野県諏訪地域での作品制作も行っています。1997年には写真集『DAYS ASIA』で日本写真協会新人賞を、2013年には写真集『遠くから来た舟』で第22回林忠彦賞を受賞しました。写真集のほか、小説『写真学生』『十七歳』『昨日みたバスに乗って』など、写真と文章による多岐にわたる活動を展開しています。

ニコンサロンについて

ニコンサロンは、写真文化の普及・向上を目的とした写真展示施設です。プロ・アマチュアを問わず、企業戦略に影響されることなく、あらゆる分野の優れた作品の展示場として運営されています。事前の厳正な審査を通過した作品のみが展示の機会を与えられる場所です。

東京工芸大学について

東京工芸大学は1923(大正12)年に創立された「小西寫眞(写真)専門学校」を前身とし、当初から「アートとテクノロジーを融合した無限大の可能性」を追究し続けてきました。2023年に創立100周年を迎えました。
東京工芸大学 公式サイト

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