2025毎日デザイン賞、建築家・藤本壮介氏が受賞
2025年3月6日、この1年間にデザインの全分野において傑出した成果を挙げた個人に贈られる「2025毎日デザイン賞」(毎日新聞社主催)の受賞者が発表されました。建築家の藤本壮介氏が「創造のための場づくり」というテーマで受賞し、その功績が広く称えられています。

藤本壮介氏のこれまでの歩み
藤本氏は、東京、パリ、中国・深圳、仙台を拠点に、世界各地で多岐にわたるプロジェクトを手がける、現在最も注目されている建築家の一人です。日本国内における代表作としては、「武蔵野美術大学 美術館・図書館」(2010年、東京)や「白井屋ホテル」(2020年、群馬)などが挙げられます。
大阪・関西万博「大屋根リング」が高く評価
今回の受賞において特に高く評価されたのは、2025年大阪・関西万博(2025年4月13日~10月13日)における大屋根リングの設計と会場デザインプロデュースです。
大屋根リングは、多様な世界がひとつの輪の中で共存できることを直感的に伝えるデザインとして、万博での体験価値を大きく高めました。これは、2025年の万博を象徴する忘れがたい印象を人々に刻んだと評価されています。

日本の伝統的な木造建築の工法と現代の最先端技術を組み合わせることで、世界最大の木造建築を実現しています。このリングは、会場全体の計画と密接に結びつき、日差しや風雨から守られた主要な動線として機能するだけでなく、人々が滞留したり、周辺の景色を展望したりする場としても活用されました。選考委員会では、デザインの力を世に示したとして高く評価されており、藤本氏の今後のさらなる活躍に期待が寄せられています。

藤本壮介氏プロフィール
1971年北海道生まれ。東京大学工学部建築学科を卒業後、2000年に藤本壮介建築設計事務所を設立しました。2014年にはフランス・モンペリエ国際設計競技で最優秀賞を受賞。2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)では会場デザインプロデューサーを務めています。また、2026年には第67回毎日芸術賞(建築部門)を受賞しています。主な作品には、ハンガリー音楽の家(2021年、ブダペスト)、マルホンまきあーとテラス 石巻市複合文化施設(2021年、宮城)、ラルブル・ブラン(2019年、フランス・モンペリエ)、サーペンタイン・ギャラリー・パビリオン2013(2013年、ロンドン)、House NA(2011年、東京)、House N(2008年、大分)などがあります。
選考委員(50音順・敬称略)
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齋藤精一(パノラマティクス主宰)
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柴田文江(プロダクトデザイナー)
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須藤玲子(テキスタイルデザイナー)
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永井一史(アートディレクター)
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保坂健二朗(滋賀県立美術館ディレクター(館長))

毎日デザイン賞について
毎日デザイン賞は、グラフィック、インテリア、クラフト、ファッション、建築など、あらゆるデザイン活動において年間を通じて優れた作品を制作・発表し、デザイン界に大きく貢献した個人、グループ、団体を顕彰する賞です。毎日新聞社が主催しています。
1955年に「毎日産業デザイン賞」として創設され、デザインの多様化に伴い1976年に現在の「毎日デザイン賞」に名称が変更されました。以来、日本のデザインの活性化とともに歩み続け、国際的かつ文化的な賞として高い評価を得ています。
毎日デザイン賞に関する詳細情報は、以下のリンクからご覧いただけます。
本件に関する問い合わせ先は、毎日デザイン賞事務局(TEL:03-6265-6816、Mail:m-design@mainichi-ks.co.jp、平日10時~17時)です。



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