展覧会の概要
本展では、コシノヒロコ氏が半世紀以上にわたるキャリアの中で生み出してきた膨大な作品群の中から、約200点におよぶ作品や資料が厳選して展示されます。ファッションデザインにとどまらず、絵画、書、音楽、映像、空間表現といった多様な分野での表現を通じて、その多層的な創造性と思想の変遷を深く掘り下げます。
各時代の社会状況や文化的文脈、同時代の芸術表現との関係性を重ね合わせながら、なぜその表現が生まれたのか、そして現代においてどのような意味を持ちうるのかを探る試みです。これにより、既存の人物像やブランドイメージに収まらない、実験性と批評性を内包し自己更新を続けてきた、一人の表現者としてのコシノヒロコ氏の姿が浮かび上がることでしょう。
「新説/真説コシノヒロコ」展コンセプト
本展では、コシノヒロコ氏という存在を通して、人間が本来的に備えている可能性の豊かさを知る機会を提供します。同時に、日本がどのように自国のアイデンティティと向き合い、世界のクリエイティブに挑戦してきたのか、その歴史に触れる試みでもあります。コシノヒロコ氏個人の歴史を辿りながら、日本が世界の文化と出会い、影響を受け、そして独自の表現を生み出してきた交差点を読み解きます。
また、次世代育成をテーマにした東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団による子供向け芸術文化体験プログラム「ネクスト・クリエイション・プログラム」の一環として展開されている「こどもファッションプロジェクト」の成果作品も展示されます。2024年度よりコシノヒロコ氏監修のもと実施されているこのプロジェクトは、子供たちがプロフェッショナルの指導を受けながら、ファッションショーやワークショップを通じて創造のプロセスを体験する貴重な機会を提供しています。
「ネクスト・クリエイション・プログラム こどもファッションプロジェクト」WEBサイト:
https://ncptokyo.com/
開催概要
-
展覧会名:(UN)KNOWN HIROKO KOSHINO ―新説/真説コシノヒロコ―
-
会期:2026年5月26日(火)〜7月26日(日)
-
会場:東京都現代美術館 企画展示室 B2F (東京都江東区三好4-1-1)
-
開館時間:10:00〜18:00 (展示室入場は閉館の30分前まで)
-
休館日:月曜日(ただし7月20日は開館)、7月21日
-
問い合わせ:03-5245-4111(代表)
-
主催:コシノヒロコ展実行委員会
-
共催:東京都、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
-
企画協力:東京都現代美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)
-
出展作品:ファッション、絵画、書、映像など約200点(予定)
観覧料
-
一般:2,200円
-
大学生・専門学校生/65歳以上:1,500円
-
高校生:800円
-
中学生:800円
-
小学生以下:無料
-
ペアチケット:4,000円
※20名以上の団体は2割引きになります。
※本展チケットでMOTコレクションもご覧いただけます。
※小学生以下のお客様は保護者の同伴が必要です。
※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と、その付添いの方(2名まで)は無料になります。
※毎月第3水曜(シルバーデー)は、65歳以上の方は無料です。
※家族ふれあいの日(毎月第3土曜と翌日曜)は、18歳未満の子を同伴する保護者(都内在住を証明できるものを提示/2名まで)の観覧料が半額になります。
チケット販売
-
オンライン販売:5月22日(金)10:00〜
-
窓口販売:5月26日(火)〜
公式情報
公式WEBサイト:
https://hirokokoshino.com/unknown
展示構成
本展は、コシノヒロコ氏の創造の深淵に迫る5つのチャプターと導入部で構成されています。
-
チャプター0:年表 & 新作インスタレーション
導入として、コシノヒロコ氏のキャリアを辿る年表と、本展のために制作された新作インスタレーションが展開されます。 -
チャプター1:原体験と想像力 ーー コシノヒロコの世界
ファッションデザインからアート作品(ペインティング)まで、コシノヒロコ氏の幅広い表現を総覧的に展示し、没入的な体験を提供します。

-
チャプター2:ビューティフルと大量生産 ーー 時代とコシノヒロコ
コシノヒロコ氏の歩みと、その背後に広がる時代の空気を丁寧に重ね合わせながら、コシノ氏の表現がどのような歴史的文脈の中で育まれてきたのかを紹介します。 -
チャプター3:コラボレーション ーー 群像
様々な分野のクリエイターや企業とのコラボレーション作品を通じて、コシノヒロコ氏の創造性が他者との対話の中でどのように昇華されてきたかを展示します。 -
チャプター4:テキスタイルへの情熱 ーー 平面が立体になる時
ファッションデザイナーとしてのコシノヒロコ氏の仕事に焦点を当て、平面であるテキスタイルが立体的な衣服へと変貌するプロセスとその情熱を丁寧に紹介します。

-
チャプター5:絵描き少女と子どもたち ーー 未来への恩返し
コシノヒロコ氏の創作を根底から支えてきた「原体験」と、その思想が未来へと手渡されていく現在進行形の実践、特に子供たちとの関わりに焦点を当てて展示します。



この記事へのコメントはありません。