現場の悩みを解決する「仕組み」
GoogleスプレッドシートはGoogleアカウントを持つユーザーであれば無料で利用できる手軽な表計算ソフトです。しかし、ビジネスの現場では「Excelと同じ感覚で使ってしまい、うまく活用できない」「共同編集時に数式が壊れたり、他の人のフィルタで作業が妨げられたりする」といった課題に直面することが少なくありません。
本書は、このような悩みを解決し、スプレッドシートを「業務を支える運用の道具」として活用できるようになることを目指しています。著者は、Google Workspaceの導入・活用支援を数多くの企業で行ってきた株式会社Tekuruの武田雅人氏と山縣清司氏。彼らは、企業の現場で実際に発生している課題を知り尽くしたプロフェッショナルとして、実務に即した解決策や運用ノウハウを体系的に解説しています。
共同編集に強い「壊れにくいファイル」の作り方
本書の最大の特徴は、スプレッドシートを単なる表計算ソフトとしてだけでなく、「クラウド上で複数人が協力して作り上げる運用の道具」と捉えている点です。Excelが得意とする「個人での作り込み」とは異なり、クラウド上で複数人が同時に編集しても破綻しない「壊れにくいファイル」を作成するための手法に重点を置いています。
具体的には、入力ミスや表記揺れを防ぐ「入力規則」の活用、他の人の作業画面を妨げずにデータを閲覧する「フィルタ表示」、誤操作から重要な数式を守る「保護」や「通知」など、標準機能を組み合わせた実用的なテクニックが紹介されています。これらを「仕組み」としてファイルに組み込むことで、データの整合性を保ちながら、管理者のメンテナンス工数を大幅に削減することが可能となります。ファイルの作成から共有設定、関数の応用、運用ルールの策定まで、実務ですぐに役立つノウハウがまとまっています。


本書で学べる実践的なワザの例
-
ファイルのコピー方法は用途に応じて使い分ける
-
先頭の「0」が消えないように入力する
-
指定した条件での編集を自動で通知する
-
1つのセルで列全体の処理を自動化する
-
自分の画面だけでフィルタ抽出して共同編集中の事故を防ぐ
-
スプレッドシートでABC分析をする
-
「何もしてないのに壊れた」セルの内容を復元する
こんな方におすすめです
-
共有ファイルのデータが壊れるたびに、その修正作業に追われている方
-
Excelとスプレッドシートの使い勝手の差や機能の違いに悩んでいる方
-
スプレッドシートを手放しで運用できるルールを作りたい方
-
自分の業務を効率化し、スマートなデータ管理を行いたいビジネスパーソン
サンプルファイルで実践
本書の解説で使用されているスプレッドシートのサンプルファイルが提供されており、実際に操作を試したり、関数の動作を確認したりする用途で活用できます。
本書の構成
-
第1章 ファイルの作成と共有
-
第2章 データの入力と整理
-
第3章 効率化のための関数の応用
-
第4章 分かりやすい資料の作成
-
第5章 共有時の設定と運用改善
書籍情報

-
書名: Googleスプレッドシート踏み込み活用術(できるビジネス)
-
著者: 武田雅人、山縣清司
-
発売日: 2026年2月27日(金)
-
ページ数: 192ページ
-
サイズ: A5正寸
-
定価: 1,793円(本体1,630円+税10%)
-
電子版価格: 1,793円(本体1,630円+税10%)※インプレス直販価格
-
ISBN: 978-4-295-02323-4
書籍の詳細は以下のページでご確認いただけます。
著者プロフィール
武田 雅人(たけだ まさと)
株式会社Tekuru 代表取締役。北海道留萌市出身。Google Workspace(旧Google Apps)/Salesforceの自社導入を担当した経験から、活用成功のナレッジ発信を開始。GWSユーザー会主催の活用コンテストで連続受賞(2017年-2022年)、Agentforce Hackathon Tokyo 2025優勝など、多数の受賞歴があります。
山縣 清司(やまがた きよし)
株式会社Tekuru所属。北海道帯広市出身。社内情報システム・インフラ部門でのキャリアを重ね、Google Workspaceの導入・移行を多く主導してきました。現在はMicrosoft 365との共存運用や、利用者支援、FAQの整備を通して現場を支えています。



この記事へのコメントはありません。