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クリエイティブ・コレクティブ「白識|HASSHIKI」が設立、初のコンピレーションアルバム『耳識|NISHIKI vol.1』を3月リリース

設立の背景:なぜ今、コレクティブなのか

ストリーミングサービスやSNSの普及により、クリエイターは個々の作品を世界に直接届けられるようになりました。さらに、生成AIの発展は、制作プロセスを個人で完結させる傾向を加速させています。しかし、個に閉じた創作が常態化するにつれて、他者との偶発的な出会いや、異なる領域との摩擦から生まれる新たな表現の可能性が失われがちです。

HASSHIKIは、この状況に対し、クリエイター同士が互いの領域に影響を与え合い、観客をも巻き込んだ「開かれた連鎖」を社会に実装することを目指し設立されました。

活動の3つの軸

HASSHIKIは、単なる作品発表の場にとどまらず、「感覚の飽和(WHITEOUT)」へと至る装置として、以下の3つの軸で活動を展開していきます。

  1. Session(あらゆる活動の定義)
    HASSHIKIでは、ライブパフォーマンス、外部への出演、作品制作、実験的なプロジェクトまで、全ての活動を「Session」と称しています。形式の違いよりも、クリエイター同士の関わり合いから新しい表現が生まれるプロセスそのものを重視しています。このプロセスを空間で共有し、観客の意識も含めて「感覚が更新される瞬間」を共に創り出すことを目的としています。これまでも、3面投影などの没入型環境を通じて、観客が「聴く/見る」だけでなく、空間全体を「体験する」ライブ・セッションが各所で展開されてきました。

    今後はこれをさらに発展させ、特定のコンセプトや制約を設けた実験プロジェクトも「Session」として企画・実施していく予定です。共に協働できるコラボレーターが随時募集されています。

    <現在設計・準備中のSession例>

    • Bio-Acoustic Session: 「人間中心」の音楽から離れ、非人間(More-than-Human)の世界を聴く実験的セッション。水中の振動、植物の生体電位、惑星の電磁波などを「音」に翻訳し、音楽家が応答する試みです。

    • Sense Dining Session: 「食」と「音」を同期させ、味覚と視聴覚の共感覚的な体験を創出する試み。「ソニック・シーズニング(音の味付け)」の研究を参考に、食体験の新たな可能性を探ります。

    Sessionの一覧は、公式サイトで確認できます。

    ライブイベントの様子

  2. Label(作品リリース)
    アンビエント、テクノ、ノイズ、エクスペリメンタルなど、ジャンルを超えた音楽作品のリリースはもちろん、動画、アプリケーション、書籍など、媒体を問わず、表現したい方法に適した形で様々な作品がリリースされる予定です。

  3. Archive(記録と言語化)
    一過性で消え去りがちなアンダーグラウンドの表現を、その瞬間の熱量とともに記録し、文脈を言語化してアーカイブしていく活動も行われます。

    パフォーマンスの様子

2026年3月、初のコンピレーションアルバムをリリース

HASSHIKIを体現する最初のアプローチとして、所属メンバーとコラボレーションアーティストによるコンピレーションアルバムがリリースされます。

  • タイトル: 耳識|NISHIKI vol.1

  • リリース日: 2026年3月21日

  • 配信プラットフォーム: Apple Music、Spotifyなどの各種サブスクリプションサービス、Bandcamp

  • 参加アーティスト/楽曲タイトル:

    • お雑煮/ 融解

    • Hello1103 / Wavefolder

    • Shotaro Hirata / Hub

    • Hybrid Leisureland / Hope of day 〔Hidetoshi Koizumi 4beat mix〕

    • Kotaro Horiguchi / meltdown

    • Z hyper / Wannabe

    • moistpeace / AI think about GLSL

    • OREO SALT / NEW LIQUID

    • Hybrid Leisureland / Again and again(feat. Risa Okada)

    • tatata5 / peacock blue

リリースの先に——点在していく次のSession

『耳識|NISHIKI vol.1』のリリースを皮切りに、2026年春以降、アルバムに収録された音と、それらを制作したクリエイターたちの言葉や身体が再び交差するSessionが複数計画されています。招待方法を含め、体験の入口そのものが現在設計中です。続報は公式サイトおよびSNSで発信されます。

今後の情報発信とコラボレーター募集

HASSHIKIのライブやイベント情報は、公式SNSおよび公式サイトで随時発信されます。次回のSession開催情報もぜひご覧ください。また、各Sessionおよび新規プロジェクトにおいて、共に実験を行うコラボレーターや、活動を支援するスポンサーが募集されています。音楽家や映像作家に限らず、料理人、建築家、研究者、デバイス開発者など、既存の枠組みを超えた表現を目指す個人や企業からのコンタクトをお待ちしています。

詳細については、公式サイトの「CONTACT」または公式SNSのDMよりお問い合わせください。

「白識|HASSHIKI」とは

「白識」という名称は、仏教の意識作用「八識」と、光の加法混色やホワイトノイズのように、あらゆる情報が重なり合い飽和することで到達する「白(Whiteout)」の状態に由来しています。このコレクティブは、表現の形式や領域の違いを超えて、異なるモーダルを持つクリエイター同士が接触し、互いの領域を侵食し合う「有機的な場」を設計・実装することを目指しています。

会社概要

  • 商号: 株式会社erto(erto Ltd.)

  • 代表者: 代表取締役 富山 隆太

  • 所在地: 〒151-0053 東京都渋谷区代々木2丁目23−1 ニューステイトメナー705

  • 設立: 2022年12月12日

  • 事業内容: グラフィックデザイン、UI/UXデザイン、映像制作、インタラクティブコンテンツ開発 等

  • URL: https://erto.ltd/

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