「日本IPグローバルチャレンジ・プログラム」から生まれた国際共同制作
本作は、デジタルハリウッド大学大学院の吉村毅教授が発案した「日本IPグローバルチャレンジ・プログラム」の一環として製作されました。西條奈加氏の小説『千年鬼』(徳間文庫)を原作とし、ポリー・ユン氏が製作、トミー・カイ・チュン・ン氏が監督を務め、香港のアニメーションスタジオPOINT FIVE CREATIONS LIMITEDとの国際共同制作により2025年春に完成しました。
世界最大規模のアニメーション映画祭である「アヌシー国際アニメーション映画祭2025」の「アウト・オブ・コンペティション/ミッドナイトスペシャル」部門でワールドプレミアを迎え、さらに同年10月には「シッチェス・カタルーニャ国際ファンタスティック映画祭2025」の「ニュー・ビジョンズ」部門でも上映され、海外映画祭で高い評価を獲得しています。
また、華語映画を対象とする歴史ある映画賞「台湾・金馬国際映画祭」では、【最優秀長編アニメ映画賞】を受賞しました。2025年10月29日からは香港での世界興行が始まり、公開初週に興行収入1位を記録しました。台湾での劇場公開は2026年3月13日から予定されています。
興行収入ランキングはこちらからご覧いただけます。
https://enjoymovie.net/zh-hk/movies/boxoffice/hk/weekly/qQ0pR6rAln
作品について
『Another World(世外)』は、徳間書店刊『千年鬼』を原作に、デジタルハリウッド大学大学院の「日本IPグローバルチャレンジ・プロジェクト」から誕生した長編アニメーション作品です。
過去と未来の狭間に存在する幻想の世界“世外”を舞台に、人間の記憶と魂の行方を描いた物語です。日本の幻想文学に根ざした原作世界と、香港のアニメーション技術が融合し、国際市場に向けた映像作品として構築されました。

-
原作:『千年鬼』(西條奈加著/徳間文庫)
-
ジャンル:ファンタジー
-
時間:110分41秒
-
制作国:香港(Hong Kong)
-
制作会社:POINT FIVE CREATIONS LIMITED
-
制作年:2025年
-
監督:トミー・カイ・チュン・ン(Tommy Kai Chung NG)/香港
-
プロデューサー:ポリー・ユン(Polly YEUNG)/香港
あらすじ
死後、輪廻転生前の死者の魂が旅をする幻想的な世界《世外》。グドは、この世界で魂を輪廻へと導く精霊です。ユリという名の少女を導く中で、グドは人間には理解できない感情があることを知ります。天女ミラからユリの怒りを抑え、怪物への変貌を防ぐように命じられたグドは、危険な任務へと乗り出します。

監督・プロデューサー・エグゼクティブプロデューサー
本作を支える主要な制作陣をご紹介します。
Tommy Kai Chung NG/トミー・カイ・チュン・ン (監督)

2003年に香港城市大学クリエイティブメディアスクールを卒業後、短編アニメーション映画『Everywhere』『Another World』『Tale of Rebellious Stone』を監督し、複数の賞を受賞しました。その他、有名ブランドのCMやミュージックビデオの制作も手掛けています。2017年にはアニメーション映画『ZERO DAY』、香港映画『Zombiology: Enjoy Yourself Tonight』を担当し、注目を集めました。セルアニメーション制作会社ポイントファイブクリエーションズの設立者でもあります。
Polly YEUNG/ポリー・ユン (プロデューサー)

香港出身。英国バース大学でヨーロッパ映画研究の修士課程を修了後、香港のジェイコブ・チャン監督に師事し、同監督作品『Rest on Your Shoulder』で脚本家デビューを果たしました。実写映画、アニメーション、ドキュメンタリーなど様々なジャンルでプロデューサー兼脚本家として活躍しています。2019年にポイントファイブクリエーションズに入社し、短編アニメーション『Another World』の脚本・プロデュースを担当。国際的な賞を獲得しました。VRプロジェクト『Silili & Tree』の制作や、ドキュメンタリースタジオ「ザ・レディ・インプロパー・カンパニー」の設立など、多岐にわたる活動を行っています。
吉村 毅/よしむら たけし (エグゼクティブプロデューサー)

デジタルハリウッド大学大学院教授、デジタルハリウッド株式会社取締役会長を務めています。株式会社リクルート、CCC株式会社取締役、株式会社エスクァイア・マガジン・ジャパンCEOなどを歴任し、GAGA、カルチュア・パブリッシャーズ(現・CE)CEOとして、海外映画の権利輸入、配給、宣伝の総合プロデュースを手掛けました。「セッション」「ルーム」といった買付作品が米国アカデミー賞を2年連続で受賞した実績を持ちます。韓国ドラマ「美男(イケメン)ですね」で第二次韓流ブームを創出し、K-POPグループ「インフィニット」を日本でプロデュースしオリコン・ウィークリー1位を獲得しました。デジタルハリウッド大学大学院「日本IPグローバルチャレンジ」プロジェクトで発掘された原作小説『千年鬼』のリメイク・アニメ映画企画は、2020年に香港フィルマート併設の国際企画コンテスト「HAF」で大賞を受賞し、香港政府からの制作支援金を得てアニメ映画化が実現しました。
デジタルハリウッド大学大学院について

日本初の株式会社立専門職大学院として2004年に開学しました。SEAD(Science/Engineering/Art/Design)の4要素を融合するコンセプトのもと、デジタルコミュニケーションを駆使して社会に新しい産業や文化を生み出すリーダーを育成しています。理論と実務を架橋する人材育成に力を入れ、新規事業プランニングやプロトタイピング、スタートアップ支援を通じて、多くの起業家を輩出しています。「令和6年度大学発ベンチャー調査」(経済産業省)では全国大学中15位、私立大学中6位の実績があります。
デジタルハリウッド大学大学院の詳細はこちらからご覧いただけます。
https://gs.dhw.ac.jp/
本大学院では、院生・修了生の起業・事業支援に注力しており、デジタルコミュニケーション領域での産学協同研究にご興味をお持ちの方、入学を検討されている方、企業の皆様からのお問い合わせを歓迎しています。



この記事へのコメントはありません。