5Gから6Gへ向けて
ローデ・シュワルツは、5Gから6Gへのシームレスな進化を可能にするための未来を見据えたテストソリューションを提供します。
-
CMX500ワンボックス・シグナリング・テスタ:
-
FR1とFR3周波数帯域を組み合わせたキャリア・アグリゲーションを実演し、アグリゲートした全周波数域におけるエンド・ツー・エンドのデバイス動作を検証します。新アップグレード可能なRFU18ボードを搭載し、FR3の進化に対応します。
-
仮想シグナリング・テストをデモンストレーションし、半導体チップの製作前からモバイル無線モデム・チップの設計上の欠陥を早期に発見できるシフトレフト・テスト手法を紹介します。これにより、6Gデバイスの市場投入までの時間短縮に貢献します。
-
-
AIレシーバ・テストとレイトレーシング:
- 将来の6Gデバイス向けAIレシーバ・テストに有用なレイトレーシング技術を活用し、CMX500とVIAVI™レイトレーシング・エンジンを用いて、テスト環境内での信号伝搬のデジタルツインを生成する様子を紹介します。これにより、複雑なシナリオを高い測定精度と再現性で検証できます。
-
AI Workplace:
- テスト生産性を大幅に向上させるAIベースのツールセット「AI Workplace」をCMX500向けに提供します。「TechAssist」は自然言語によるCMX500の制御を可能にし、迅速なテストシナリオ設定やステータス確認をサポートします。また、最新の「ScriptAssist」は、研究開発プロトコルやアプリケーションテスト、計測器の自動化のためのスクリプト作成を容易にします。
-
モバイルXRとパーソナルAIデバイスのテスト:
- モバイルXRやパーソナルAIデバイスといった、5G-Advancedや6Gによる没入型3D通信の鍵となる技術のテスト課題に取り組みます。CMX500を中心としたテストベッドで、4G/5G、Wi-Fiネットワークをエミュレートし、RF障害とIP障害の両方を与えて実環境を再現します。
-
6G ISAC(Integrated Sensing and Communication):
-
6G ISACは、モバイル・ネットワークを活用した物体検知の手法として関心が高まっています。R&S AREG800Aの距離・速度・RCS、マイクロドップラー効果のエミュレーションといった新機能を用いて、ドローンなどの物体分類を支援する技術を実演展示します。
-
-
基地局とネットワークインフラの試験:
-
FR1/FR2、スモールセル、O-RUのテスト要件に応えられるワンボックスソリューション「PVT360」を展示します。
-
SATCOMやNTN、5G/6Gアプリケーションに使用する周波数変換アンテナの検証では、CATRベースのOTA(over-the-air)テスト・チャンバを用いたフェーズド・アンテナ・アレイの高速OTA試験が可能になることを紹介します。
-
-
5Gブロードキャスト:
- 商用モバイル端末で5Gブロードキャストに対応した初の製品が登場したことを受け、モバイル端末へのシームレスな大容量データ配信、イベント会場でのエリア配信、緊急警報、位置情報やナビゲーション、時刻同期のための先進ソリューションを詳しく紹介します。
NTNで地上から宇宙へ
地上系ネットワークと衛星ネットワークの融合が進む中、ローデ・シュワルツはNTN技術のポテンシャルを引き出すためのソリューションを提供します。
-
CMX500ワンボックス・シグナリング・テスタのアップグレード:
-
NR-NTN、NB-NTN、Direct-to-Cell(D2C/DTC)技術に対応できるようCMX500をアップグレードしました。このプラットフォームは、軌道や周波数帯、ドップラー・シフト、フェージングといった障害をシミュレートする上空のデジタルツインを生成します。「Constellation Insights Tool」などのスマート機能を組み合わせることで、衛星コンステレーションの可視化やカバレッジ・ギャップの分析、軌道の精査が可能になります。
-
-
NTNコンフォーマンス試験とキャリア受入試験:
- 3GPPリリース17に基づいたNR-NTN向けの検証済みテストケースを多数提供しており、Samsung社と協力してRF・RRM・PCTの3つのテスト領域すべてにわたる検証を実施しました。MWC 2026では、これらのテストケース体験やViasat社のNB-NTNテストプランのデモンストレーションをご覧いただけます。
業界で連携してAI-RANの加速を
AIは、性能最適化やエネルギー効率向上、自律的な運用を可能にするものとして、RANの不可欠な要素となりつつあります。ローデ・シュワルツはAI-RANアライアンスのメンバーとして、業界連携を推進し、相互運用性を促進するための信頼性の高いテスト機器を提供します。
-
Nokia Bell Labs社との共同開発:
-
歪みのあるアップリンク信号を復元するため、デジタル・ポスト・ディストーション(DPoD)を採用したAI/MLベースの6G基地局用無線レシーバを共同開発しました。DPoDによって、リンクバジェットが改善され、カバレッジ維持と基地局高密度化の必要性が低減され、コスト削減に貢献します。また、モバイル端末の複雑さと消費電力も抑制できます。
-
ブースでは、R&S SMW200Aベクトル信号発生器と新発売のFSWXシグナル・スペクトラム・アナライザで構成したテストベッドを用いて、Nokia社のAIレシーバによる性能向上を実証します。
-
-
NVIDIA社との共同概念実証:
- デジタルツイン技術と高精度レイトレーシングを活用した最新の概念実証を紹介します。このアプローチにより、5G-Advancedおよび6G向けのAI強化基地局を現実的な伝搬条件のもとでテストする堅牢なフレームワークを構築します。AI駆動の無線シミュレーションと実社会での展開・運用の間のギャップを埋め、次世代レシーバ・アーキテクチャの効率的かつ正確なテストを目指します。
次世代のWi-Fi通信エスペリエンス
Wi-Fi 8では、超高信頼性と高品質な接続性が一貫して実現されると期待されています。IEEE 802.11bnは、増え続ける接続デバイスやXR、IIoTといった要求の厳しいアプリケーションに対応するため、複雑なMIMOシナリオを採用しています。ローデ・シュワルツは、研究開発から生産までをカバーするソリューションを提供し、メーカーを支援します。
-
CMX500ワンボックス・シグナリング・テスタ:
- 包括的なWi-Fi 8対応機能を搭載しており、分散リソースユニット(dRu)、異なるMIMO層で異なる変調方式を使用するUEQM(不均等変調)、320 MHzのチャネル帯域幅など、Wi-Fi 8に固有の幅広いテストに対応できる汎用的なソリューションです。
-
CMP180無線機テスタ:
- 開発から生産に至るデバイスの全ライフサイクルにわたってWi-Fi 8の技術的な複雑さに対応できるCMP180無線機テスタを展示します。ノンシグナリング・モードでのテストのために設計されたこのテスタは、高度な機能と広い帯域幅をサポートし、2×2 MIMOのWi-Fi 8デバイスを効率的にテスト可能です。
-
R&S SMW200Aベクトル信号発生器とFSWXシグナル・スペクトラム・アナライザ:
-
研究開発のためのハイエンドなMIMO信号生成および解析タスク向けに出展します。特にFSWXは、卓越した標準EVM性能と相互相関機能を組み合わせることで、Wi-Fi 8信号の細部までを明らかにし、最適化に新たな可能性を広げます。そのマルチチャネル・アーキテクチャは、マルチユーザーMIMO(MU-MIMO)のような複雑なシナリオの解析に最適です。
-
車載コネクティビティのテスト
自動車メーカー各社は、新たなユーザー・エクスペリエンスや安全機能、高水準な自動運転を実現するため、ワイヤレス接続の統合を進めています。ローデ・シュワルツでは、5Gや超広帯域通信からC-V2XやGNSSに至るまで、自動車産業で使用されるあらゆるワイヤレス技術をカバーする精密なテストソリューションを提供します。
-
NG eCall適合性試験:
- 欧州で販売される車両に2026年より義務化されるNG eCallの搭載に対応し、CMX500ワンボックス・シグナリング・テスタとR&S SMBV100Bベクトル信号発生器を用いた適合性試験機能をデモンストレーションします。このソリューションは、2027年に義務化が見込まれる中国製自動車のGNSSテスト規格GB/T 45086.1 2024にも対応し、テストを自動化できます。
-
NTNテストソリューション:
- 非地上系ネットワークは、自動車のユビキタスな接続を実現する可能性を秘めています。MWC 2026では、自動車産業が常時接続の車両を生み出す上で、包括的なNTNテストソリューションがどのように貢献できるかを紹介します。
ミッションクリティカル通信とスペクトラム監視のためのソリューション
ミッションクリティカル通信(MCX)は、過酷な環境下でも極めて高い信頼性で低遅延かつセキュアな通信を実現し、公共の安全や緊急サービスを支えています。ローデ・シュワルツは、3GPP準拠のブロードバンド・ミッションクリティカル・サービスへの移行を促進するため、モバイル端末とモバイル・ネットワークのテストに向けた統合ソリューションを出展します。
-
QualiPocプラットフォーム:
-
MCXテストのための新機能とともにQualiPocプラットフォームを実演紹介します。このスマートフォン・ベースのソリューションは、3GPPが規定するMCX KPIの測定を含め、MCXプライベート通話およびグループ通話の詳細な性能評価を可能にします。新機能には、MCXアプリの直接制御や公共安全通信におけるサービス品質(QoS)と体験品質(QoE)の測定機能などがあります。
-
その他、自律型のネットワーク監視プローブR&S LCMと最速のネットワーク・スキャナR&S TSMS8も展示し、ビジネス・ネットワークとミッションクリティカル・ネットワークのいずれに対しても、いっそう拡大した機能を紹介します。
-
-
プロトコル・コンフォーマンス用テストソリューション:
- MCXデバイスとクライアント・ソフトウェアの実装が3GPP仕様に準拠していることを検証できるプロトコル・コンフォーマンス用のテストソリューションも展示します。
ローデ・シュワルツのMWC Barcelona 2026に関する詳細は、www.rohde-schwarz.com/mwcをご覧ください。
企業に関する情報は、ローデ・シュワルツのウェブサイトからもご確認いただけます。
すべてのプレスリリースは、http://www.press.rohde-schwarz.comからダウンロードを含め提供されています。



この記事へのコメントはありません。