東京工芸大学の松浦恵夢さんが「神ゲー創造主エボリューション2025」で快挙
東京工芸大学芸術学部ゲーム学科4年の松浦恵夢さんが、2026年2月11日(水)に開催された「神ゲー創造主エボリューション2025」で、神ゲー大賞(グランプリ)と特別審査員賞の時田貴司賞をダブル受賞するという素晴らしい成果を収めました。
「神ゲー創造主エボリューション2025」は、日本ゲーム大賞アマチュア部門・U18部門を継承する、アマチュア・インディーズゲームの祭典として知られています。この大会で松浦さんの作品が高く評価されたことは、彼女の才能と努力が結実した証と言えるでしょう。
革新的なゲーム「SELLCT」がダブル受賞
松浦さんが開発した作品「SELLCT」は、「最も“ゲームの枠組みを広げる革新性”を持った作品」に贈られる神ゲー大賞(グランプリ)を獲得しました。さらに、スクウェア・エニックスのプロデューサーである時田貴司氏から贈られる時田貴司賞も受賞し、その独創性が高く評価されています。
「SELLCT」は、「ゲームを書き換える」ことをテーマにしたアドベンチャーゲームです。プレイヤーは、ゲーム本体であるパソコンの電源を切ることを目的とし、パソコン画面に表示されるテキストファイルを操作しながら謎を解き進めます。背景を削除したり、テキストウィンドウを作成したり、ボタンを動かしたりと、PCならではのインタラクションが特徴です。

松浦さんは「近年PCゲーム市場は大きく盛り上がっていますが、その中で本当に“PC”でなければ成立しない作品は多くないと感じています。移植を前提とした設計も少なくありません。そこで本作では、PCというプラットフォーム特性を活かし、PCでこそ体験価値が最大化するゲームを目指して制作しました」と語っています。


「神ゲー創造主エボリューション2025」とは
本大会は、NHKエンタープライズが主催し、経済産業省が後援しています。「ゲームは進化(Evolve)する」をテーマに掲げ、新世代のゲームクリエイターを育成するプログラムとして、コンテストやフィードバックイベントを通じて才能の発掘と育成を目指しています。年齢、性別、国籍を問わず、幅広いクリエイターが参加できる場となっています。
今年は約430点のエントリー作品があり、約2,300名が参加しました。厳正な審査を経て選出された8組のクリエイター作品の中から、「最も“ゲームの枠組みを広げる革新性”を持った作品」が選ばれる仕組みです。
また、この最終審査を勝ち抜いた8組のクリエイターに密着し、グランプリ決定の瞬間までを見届ける番組が、2026年2月23日(月・祝)23:35~0:35にNHK総合で放送される予定です。
東京工芸大学芸術学部ゲーム学科の教育
東京工芸大学のゲーム学科は、「なぜ遊びは楽しいのか?」というゲームの本質を理論的に追求し、文化や教養といった幅広い知識を身につける独自の教育を行っています。2010年4月に芸術学部に設置されて以来、ゲーム業界をはじめとする多様な分野に800名を超える卒業生を輩出してきました。
学生は入学初年度から「企画」「デザイン」「プログラム」の3分野に分かれ、それぞれの専門性を深めます。2年次には、これら3分野合同でチームを組み、アイデア出しから完成までの一連のゲーム制作を実践。プロの制作現場と同様に、コミュニケーションやスケジュール管理といった総合的な能力を養いながら、実践的な経験を積んでいきます。学内外での成果物展示も積極的に行い、学生がクリエイターとして自立することを支援しています。



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