最新情報を提供します

現代美術館「ハイパーミュージアム飯能」開館1周年記念 増田セバスチャン氏の特別展「KAWAIITOPIA -GO TO HEAVEN(HELL)-」開催

増田セバスチャン氏について

増田セバスチャン氏は、1970年生まれ、ニューヨークを拠点に活動するアーティストです。1995年に原宿にショップ「6%DOKIDOKI」をオープンして以来、一貫した独特の色彩感覚でアート、ファッション、エンターテイメントの分野で作品を制作してきました。きゃりーぱみゅぱみゅさんのデビュー曲「PONPONPON」のミュージックビデオ美術や、原宿「KAWAII MONSTER CAFE」のプロデュースなどを手掛け、世界に「KAWAII」文化が広がる大きなきっかけを作ったことで知られています。2017年度には文化庁文化交流使も務め、その活動は国内外で高く評価されています。

増田セバスチャン氏のインスタレーションアート

展覧会「KAWAIITOPIA -GO TO HEAVEN(HELL)-」のコンセプト

本展のタイトル「KAWAIITOPIA(カワイイトピア)」は、増田セバスチャン氏が「KAWAII(カワイイ)」と「UTOPIA(ユートピア)」を組み合わせて生み出した造語です。「生きにくい時代」の中で「KAWAII」の力をアートに昇華させてきた、増田氏の強いメッセージが込められています。

増田氏は、「KAWAIIは、誰にも邪魔されない自分だけの小さな宇宙。100人いたら100通りのKAWAIIがある。お互いの小宇宙を許容すること、つまりお互いの価値観を認め合うことがKAWAIIの力であり、KAWAIIは平和のアクションである」と述べています。

この展覧会では、「KAWAII」を表層的な「可愛らしさ」にとどめず、HEAVEN(天国)とHELL(地獄)を行き来する精神の運動、ある種の旅(巡礼)として捉え、自身の体験を踏まえてアートとして提示するという重要なコンセプトが掲げられています。

展覧会の見どころ

1. 「棘で守られたハート」の巨大アート作品「KAWAII-CORE ISLAND」

メッツァの森を抜けて宮沢湖にたどり着くと、ピンク色の島「KAWAII-CORE ISLAND」が目に飛び込んできます。高さ6m、幅7.5mの「棘で守られたハート」の巨大作品は、本展「KAWAIITOPIA」のシンボルアイコン「KAWAII-CORE(カワイイコア)」です。コアの中には実際に入ることができ、アーティストからの問いかけが来場者を待っています。KAWAIIの聖地にぜひ上陸し、その世界を体感してください。

※上陸には別途ボートチケットの購入が必要です(当日販売のみ)。悪天候時には中止となる場合があります。

宮沢湖に浮かぶ巨大なハート型アート作品「KAWAII-CORE ISLAND」

2. ミュージアム階段下に現れる約6メートルのタワー「Polychromatic Skin -Gender Tower-」

ミュージアムの階段下には、約6メートルのタワー型作品「Polychromatic Skin -Gender Tower-」が登場します。「私たちの皮膚の下には、カラフルな血が巡っている」をテーマに、ジェンダーに代表される自由と平和の前に立ちはだかる無意識下の固定概念を突き破り、解放するメッセージが込められています。人種、宗教、年齢、性別、国境といったあらゆる壁を突破してつながる手段を、このタワーから世界に発信します。

カラフルな廃棄物で満たされた円筒形のアート作品「Polychromatic Skin -Gender Tower-」

3. 館内展示:「KAWAIITOPIA」を巡る7つのエリア

館内では、「KAWAIITOPIA -GO TO HEAVEN(HELL)-」のメイン展示が展開されます。増田セバスチャン氏自身の記憶を巡りながら進む、7つのエリアで構成されています。KAWAII天国(地獄)巡りのように、「KAWAIITOPIA」への旅のストーリーが続きます。

展覧会場エントランス作品:「Express Yourself(エクスプレス ユアセルフ)」
生まれつき難聴だった増田セバスチャン氏が、幼少期に視覚を頼りに過ごしたことで得た色彩の刺激が、強烈な原体験となっています。この作品には、増田氏の「記憶」の積み重ねであるおもちゃやアクセサリーのコレクションが、人の顔型に作られた透明の輪郭の中に積み重なっています。作品の中に内蔵されたモニターには、世界各国のKawaiiコミュニティから提供された約40名の「目の映像」が映し出され、来場者を見つめます。

カラフルな小物で満たされた透明な巨大オブジェ「Express Yourself」

館内構成:「KAWAIITOPIA」を巡る7つのエリア(6つのKAWAII天国(地獄)の部屋と1つの現実)
ハイパーミュージアム飯能内に、テーマ別の小さな部屋とエリアが構成されます。GO TO HEAVEN(HELL)―”KAWAII天国(地獄)めぐり”のごとく、「KAWAIITOPIA」への道標を辿ります。

  • 1の部屋 Sweets Hell
    お菓子のパッケージとカラフルな落書きが、増田氏の原風景と最初の衝動を表現します。

  • 2の部屋 Plushie Hell
    分解されたぬいぐるみたちの群れ、通称「地獄ぬいぐるみ」。幼い頃から仏像よりも邪鬼に惹かれていた増田氏にとって、ぬいぐるみも仏像も同じ愛らしいキャラクターです。

  • 3の部屋 White Hell
    真っ白な世界でブランコを漕ぐ。レールから外れることで、レールに乗った人たちが選ばない手段で未来を創る可能性を示唆します。

  • 4の部屋 Materials Hell
    世界中から集められた様々なマテリアルを再構成し、新しい色を生み出します。増田氏の第2の原風景である90年代後半のロサンゼルスでの体験が、この作品に繋がっています。

  • 5の部屋 Words Hell
    言葉をビジュアルとして捉える増田氏の思考プロセスを表現。ニューヨークでの初の個展準備中に自問自答した経験が、その後のアーティスト人生を決定付けました。

  • 6の部屋 Colorful Rebellion -Seventh Nightmare-
    12年前にニューヨークで誕生したKAWAIIの金字塔的作品に、もう1つの扉が開かれます。本作は「desire(欲望)」「the future(未来)」「delusion(妄想)」「fate(運命)」「wound(傷)」「reality(現実)」、そして「yourself(自分自身)」からなる自画像的な部屋型作品です。ハイパーミュージアム飯能だけの特別バージョンが展示されます。

  • Real or Hell? 〜KAWAII-CORE(カワイイコア)
    部屋の外のエリアは「Real or Hell?」と名付けられ、無機質な世界に色彩の軌跡を描き出します。6の部屋を抜けると、遠くの空に透明なハート型作品「KAWAII-CORE」が光り輝いています。今、ここに生きている証を示すようにピンクに脈打つコアは、来場者をさらに外の「KAWAII-CORE ISLAND」へと導きます。

カラフルでポップなアートインスタレーションが展示された建物の内部

4. ポップアップストア「THE KAWAII WORLD SHOP」がオープン!

館内の無料エリアには、原宿で人気のKAWAIIグッズや、ここでしか購入できない限定グッズ、先行グッズを取り揃えたポップアップショップが登場します。増田セバスチャン氏の作品と撮影できるブースも併設され、来場者の方々に特別な体験を提供します。

増田セバスチャン氏のカラフルな雑貨コレクション

開催概要・チケット情報

  • タイトル:【開館1周年展】増田セバスチャン「KAWAIITOPIA -GO TO HEAVEN(HELL)-」

  • 開催期間:2026年3月14日(土)~8月30日(日)

  • 開館時間:10:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)

  • 価格

    • <前売>おとな1,000円、こども(4歳~高校生)500円

    • <当日>おとな1,200円、こども(4歳~高校生)700円

  • 販売サイト:詳細は各チケットサイトでご確認ください。

※当日チケットは、ミュージアムチケットブースにて販売されます(販売時間10:00~16:30)。

ハイパーミュージアム飯能について

「ハイパーミュージアム飯能」は、北欧ライフスタイル体験施設「メッツァビレッジ」内にある現代美術館です。アートを通じて、北欧と日本、自然とデジタルを融合させ、新たな文化都市を目指しています。写真家・篠山紀信氏の美術館展などのアートプロデュースで知られる京都芸術大学教授の後藤繁雄氏が館長を務めています。屋内インスタレーションだけでなく、森と湖の豊かな自然環境を活用した屋外アートインスタレーションにもご期待ください。

ハイパーミュージアム飯能のロゴ

公式サイト:https://metsa-hanno.com/hypermuseumhanno/
公式Instagram:@hypermuseumhanno

メッツァビレッジについて

フィンランド語で「森」を意味する「メッツァ」は、豊かな自然に包まれた湖畔の北欧ライフスタイル体験施設です。100種類を超える北欧ブランドの輸入雑貨を取り扱うマーケットホール、レストラン・カフェ、季節ごとのワークショップやイベントが開催されています。湖でのボートアクティビティやRVパークなど、自然を身近に感じられる施設です。

公式サイト:https://metsa-hanno.com/metsa/

増田セバスチャン氏プロフィール

黒いハットとスーツを着用し、作品に囲まれて座る増田セバスチャン氏

1970年生まれ、ニューヨーク在住。1995年から東京・原宿を拠点に活動し、独特の色彩感覚でアート、ファッション、エンターテイメントの分野で作品を制作。きゃりーぱみゅぱみゅ「PONPONPON」MV美術、KAWAII MONSTER CAFEプロデュースなど、世界にKawaii文化が知られるきっかけを作りました。世の中に存在する全ての事象をマテリアルとして創造し続けています。2017年度文化庁文化交流使、2018年度ニューヨーク大学客員研究員、2019年Newsweek Japan「世界が尊敬する日本人100人」に選出されています。

主な展覧会、プロジェクト(一部)

  • 2014年 「Colorful Rebellion -Seventh Nightmare-」(ニューヨーク、ミラノ他)

  • 2014-2019年 アートプロジェクト「Time After Time Capsule」(ニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドン、サンパウロ他)

  • 2015年 コンセプトレストラン「KAWAII MONSTER CAFE」(東京・原宿)

  • 2017年 グループ展「THE ドラえもん展」(東京森アーツセンターギャラリー、シンガポール、上海、台湾他)

  • 2021年 「Yes, Kawaii Is Art」(大阪・kagoo/東京・神田明神)

  • 2023年 コンセプトレストラン「SUSHIDELIC/TOKIODELIC」(ニューヨーク)

  • 2024年 「Yes, Kawaii Is Art -Express Yourself-」(ロサンゼルス Japan House)

関連情報

関連記事

  1. 「少女革命計画」と岡田美術館がコラボレーション!特別展「絢爛革命 心・罪ー」開催決定

  2. 中島康夫 写真展「日常の辺縁、記憶との邂逅」アイデムフォトギャラリー[シリウス]で開催

  3. パークホテル東京26階で作品を展示しませんか?デジタルとリアルが融合したアート展示公募

  4. 安藤圭汰 個展「灼熱と腐敗/凍寒と発芽」がYUGEN Gallery FUKUOKAで開幕!版画体験ワークショップも開催

  5. 佐賀玉屋にて開催!佐賀出身漫画家・田中むねよし氏が描く「昭和レトロな佐賀」水彩画展

  6. 愛猫との絆を綴る絵本『きみがいるから』原画展、名古屋「Reading Mug」で開催!

  7. 「おかやまインクルーシブフェスティバル2026」開催!2月1日より岡山の街が“しあわせの魔法”に包まれる2週間

  8. 望月けい氏の個展「俗世」大阪展が心斎橋PARCOで開催、新たなキービジュアルと新作グッズも登場

  9. よしもと錯覚研究所:科学と笑いが融合する驚きの体験、福岡市科学館で開幕

  10. 文化庁主催シンポジウム開催:日本のアート市場の未来と国際競争力強化を議論

  11. 高知発、地域を育むデザインの力。「LOCAL LOCAL -ないものはない- 梅原真展」が京都dddギャラリーで開催

  12. 齋藤文護 写真展「(間の呼吸)」 築100年超の歴史的建物で煎茶とともに開催

  13. 伝統の“箔”と電脳世界が融合:アートモジュール「HAC module」と「TechnoByobu」が『攻殻機動隊展』で世界初公開・先行販売

  14. ダンスと音楽の境界を越える A.P.I.の新作パフォーマンス『decr.』チケット販売開始

  15. 軽井沢とスウェーデンの福祉施設が織りなすアートの祭典「konst & formverkstan」展が開催

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

人気記事トップ10

カテゴリー