20周年ツアーの軌跡と進化
このツアーは、バンドセットとピアノの弾き語りを組み合わせ、「Spring Out!」「Summer Breeze!」「Fall in Love!」と、季節ごとにテーマとセットリストを変えながら、ファンとの対話を深めるように音を重ねてきました。さらに、ビルボードライブ横浜・大阪での「Special Night」や、「Winter Wonderland! with 黒沢薫」(2月3日に振替開催)といったスペシャルなライブでも多くの人々を魅了しました。
20年間支えてくれたファンへの感謝を直接伝えるための旅であると同時に、Kさん自身の現在地を確認し、常に新曲をライブで披露するという、刺激とプレッシャーに満ちた道のりでした。季節の移ろいとともに、Kさんのライブも変化していったと言います。
Kさんは「昔は自分の音楽を“聴いて欲しい”というスタンスだった。でも、30歳を過ぎ、40代に入った今、自分が放ったもので誰かと一緒に楽しめること自体が幸せだと思えるようになった」と振り返ります。この言葉には、20年という年月が培った表現者としての深い洞察が込められています。自然体で全てを受け止め、観客の様子に応じて歌を変えることを楽しめるようになったと語るKさんの姿勢は、多くのファンに温かい感動を届けていることでしょう。
ファンとの「交感」から生まれる音楽
Kさんはライブを「生き物」と表現し、「セットリストも会場や気分でガラッと変えるし、一度として同じライブがない」と語ります。ファンとの“交感”が特別な空間を生み出し、それが楽曲の構想の起点となるそうです。そうして生まれた新曲の一つが、2025年11月1日に配信されたバラード「意味」です。韓国と日本で生活してきたKさんだからこそ作れる、両国の言葉でお互いの生きる意味を語り合うこの曲は、ライブでも欠かせない一曲となっています。
長いツアーの中では、移動中のトラブルに見舞われることもあったそうですが、Kさんは「トラブルが起きると『やった!』って思うんです(笑)。これはきっといいことに変わる、MCのネタができたって(笑)」と、ポジティブな姿勢で乗り越えてきたことを明かしました。その歌声はさらに「強度」と繊細さを増し、「豊潤」という言葉がぴったりだと評されています。ピアノの粒立った音も聴きどころの一つであり、ライブでは感動的なバラードから元気づけられるアップテンポの曲まで、軽やかかつ濃密な時間が流れます。
ファイナル公演『NEW PAGE』と未来への決意
ツアーファイナルは『20th Anniversary LIVE 「NEW PAGE」』と名付けられました。同日には同名のニューアルバムが発売される予定です。このライブでは、巡る季節の中で生まれた新曲が全て披露されるほか、これまでの楽曲や今歌うべき、伝えたい曲が盛り込まれ、まさに21年目へのページをめくるような公演となるでしょう。
ファイナル公演の地を大阪に選んだ理由について、Kさんは「初日は東京だったのでファイナルはラジオのレギュラー番組でお世話になっているし、これまでも何度もライヴをやってきた大阪で迎えることは、最初から決めていました」と語っています。大阪でのライブは独特な盛り上がり方をするため、Kさん自身もいつも楽しみにしているそうです。
アルバムタイトル『NEW PAGE』には、21年目への強い決意が込められています。Kさんは「今までは、ツアーが終わったあとやアルバムを出した後は、燃え尽きてしまってしばらく曲が書けなくなることがあった。でも今回は違う。終わった瞬間に、また新しい何かが始まることを自らに、そしてファンのみなさんに約束したい」と、未来への意欲を語りました。韓国での活動やプロデュース業、劇伴制作への挑戦など、Kさんが見据える未来は多岐にわたりますが、その全ての起点はやはり「人前で歌う」というライブにあると語られています。Kさんはこれからもステージに立ち続けることでしょう。
公演概要
K 20th Anniversary LIVE 「NEW PAGE」
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開催日時: 2026年3月1日(日) 15:00開場 16:00開演
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会場: Zeppなんば(大阪府大阪市浪速区敷津東 2-1-39)
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チケット料金(全席指定・税込): スタンダード席:8,800円(一般)
Kオフィシャルサイト:



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