パートナーに選ぶなら「たまに衝突する人間」が多数派
全国の男女500人に「完璧に気が合うAI」と「たまに衝突する人間」のどちらをパートナーに選びたいか尋ねたところ、73.6%の人が「たまに衝突する人間」を選択しました。一方で、26.4%の人がAIをパートナーとして選ぶことに肯定的であり、AIとの関係性に前向きな層も一定数存在することが示されました。

完璧に気が合うAIを選ぶ理由
「完璧に気が合うAIを選ぶ」と回答した人々の主な理由は以下の通りです。

1位 衝突したくない(33.3%)
人間関係における喧嘩や意見の衝突は大きなストレスを伴うため、「避けられるストレスは最初から避けたい」という考えからAIを選ぶ人が多くいました。完璧に気が合うAIであれば、そのようなストレスから解放されると感じているようです。
2位 煩わしくない(22.7%)
人間関係の維持には、相手への細やかな気遣いや機嫌をうかがうことが求められる場合があります。AIであれば、相手の都合を気にせず、24時間いつでも質問や要望を伝えられる点が魅力とされています。説教されたり、的外れな対応に悩まされたりすることもないため、煩わしさを感じにくいのでしょう。
3位 ストレスが少なそう(16.7%)
「気が合う」という点を重視し、日常生活のストレスが少なくなることを期待する声が多く聞かれました。AIがチャットを通じてユーザーの好みや興味、口調を学習し、それに合わせてくれることで、会話のズレがなくストレスが軽減されると感じる人もいます。また、AIに「実際の行動」を求めないため、「そもそも期待していないのでイライラしない」という考え方も見られました。
4位 完璧に気が合うならAIでいい(11.4%)
「パートナーは人間であるべき」という固定観念にとらわれず、「自分にとって負担が少なく、心地よい存在であればAIでも良い」と考える人もいます。人間関係に生じる負担を考慮すると、完璧に気が合うAIの方が合理的だと感じるようです。
5位 自然体でいられる(5.3%)
AIとの関わりでは、空気を読んだり気を遣ったりする必要がないため、自分を取り繕うことなく自然体でいられると感じる人もいます。自分の弱さや迷いもそのまま表現できる点が、AIの大きな魅力として受け止められています。
たまに衝突する人間を選ぶ理由
「たまに衝突する人間を選ぶ」と回答した人々の主な理由は以下の通りです。

1位 人間関係には衝突も必要(41.6%)
人間同士の衝突や人間関係の煩わしさを、「パートナーとの関係を深め、自分を成長させる要素」として捉える人が圧倒的に多くいました。意見を交わし、理解し合う過程で関係が育まれ、自分を見つめ直す機会にもなると考えられています。価値観の違いに直面し、感情が揺さぶられることで、新しい視点や気づきが得られることを重視しているのでしょう。
2位 実際に一緒にいられる(7.8%)
パートナーには言葉以上の体験を求める声が多く、「触れ合うこと」「同じ空間で時間を共有すること」「表情や仕草を通じて気持ちを感じ取ること」など、AIにはできない現実世界での体験を重視しています。AIの会話能力が高くても、現実世界で共に生きる存在にはなりきれないという認識が根底にあるようです。
3位 AIをパートナーにはできない(6.8%)
AIに対して心理的な距離感や、パートナーとすることへの違和感を抱く人もいます。AIを便利なツールとは捉えつつも、「感情的な結びつき」を求めることには抵抗を感じるようです。AIはあくまで人間が生み出した道具の一つであり、人間の代わりにはならないという感覚がうかがえます。
4位 人間のほうがおもしろい(4.8%)
完璧に気が合う関係は安定している一方で、変化が少なく刺激に欠けると感じる人もいます。たまに衝突する人間同士であれば、価値観のズレや衝突が小さな出来事となり、関係を修復したりズレを認識したりすることで、面白みを感じられるという声も聞かれました。自分とは異なる人間がもたらす心の揺らぎを、人生や日常のイベントとして楽しみたいと考える人もいるようです。
5位 感情が欲しい(3.6%)
パートナーには「理解」だけでなく「感情そのもの」を求めたいという思いが背景にあります。AIは共感するような言葉を返しますが、実際に喜んだり悲しんだりしているわけではありません。AIの限界を理解しているからこそ、物足りなさや寂しさを感じる人も多く、本物の感情を共有したいという欲求が人間を選ぶ理由となっています。
パートナーに求めること
パートナーに求めることの1位は「誠実さ」(27.4%)でした。次いで2位は「優しさ」(22.4%)です。安心して長く一緒にいられる関係性を求める人が多く、温かく安心できる人柄が重視されていることがわかります。

1位 誠実さ(27.4%)
具体的には「裏切らない」「嘘をつかない」といった点が挙げられます。嘘やごまかしは不信感につながり、心を預けられなくなるため、誠実な相手との安定した信頼関係を望む声が多く聞かれました。
2位 優しさ(22.4%)
「甘やかしてくれる優しさ」「厳しいことを言ってくれる優しさ」「助けてくれる優しさ」など、様々な形の優しさが求められています。パートナーの優しさを感じたときに安心感や喜びを感じ、困ったときに助けを求めやすい関係性を重視しているようです。
3位 一緒にいて居心地がいい(17.8%)
パートナーは特別な存在であると同時に、日常生活を共にする存在でもあります。長時間一緒にいる相手だからこそ、気を遣い続けたり合わせ続けたりすることなく、精神的にリラックスできる関係性を求める人が多くなっています。
4位 自分を尊重してくれる(17.0%)
「意見を否定せずに聞いてくれる」「決定権を委ねてくれる」「過度に干渉しない」といった点が挙げられます。自分の意見や価値観を尊重してもらえることで自己肯定感が保たれ、安心して本音を話せる関係性を求めているようです。
5位 価値観が合う(13.4%)
金銭感覚や「常識」といった価値観が異なると衝突が増えるため、日常生活での摩擦を減らしたいという思いから、価値観の一致を求める人が多くいました。価値観が似ていると、説明しなくても通じ合う場面が増え、精神的な負担が軽くなると考えられています。
6位 話し合いができる(10.6%)
人間同士のパートナーシップでは、価値観の違いやすれ違いから衝突が起こることがあります。そのような場合に話し合いができる相手であれば、関係を壊さずに継続でき、お互いの理解を深められると期待されています。
7位 自分にはないものをもっている(9.0%)
自分とは異なる視点や得意分野を持つ相手は、気づきや成長のきっかけを与えてくれます。また、お互いに得意分野が違うことで、日常生活で協力し合えるメリットも期待されています。違いを「価値」と捉える多様な視点があることがわかります。
まとめ
今回のアンケート調査の結果から、完璧に気が合うAIとのパートナーシップは快適であるものの、「予測できる面白みのなさ」や「成長につながりにくい」と感じる人も多いことが明らかになりました。衝突や不完全さも含めて人間関係の一部と捉え、それらを通じて成長することを重視する人が多く見られます。
一方で、人間関係の煩わしさや衝突を避け、ストレスの少ない安心できる関係性をAIに求める層も一定数存在します。現代においては、「心の負荷を減らすためにAIを選ぶ」という新しい価値観が生まれていることが示唆される結果となりました。
岸本渉氏の考察

株式会社アノテテ 代表取締役の岸本渉氏は、この調査結果に対し「AIチャットボットサービスを提供する当社としては、非常に興味深い結果でした」とコメントしています。
センシティブな相談においてAIの活用ニーズが高まる一方で、「常に肯定されているようで信頼できない」という声も聞かれるとのこと。今回の調査で示された「衝突による成長を生み出さない」という点は、AIの課題の一つであると考察しています。
また、「人間のほうがおもしろい」という回答に対しては、複数のAIに異なる人格や役割を与える手法が広がりつつあり、AIであっても個性や多様性を感じられる未来は近いかもしれないと述べています。パートナーを恋人と捉えるか、相談相手やビジネスパートナーと捉えるかによっても傾向は変わる可能性があり、性別や年代別の詳細な分析からも新たな発見が期待できる、非常に深掘りしたくなる調査であると締めくくりました。
岸本渉氏が代表を務める株式会社アノテテについては、以下のリンクから詳細をご覧いただけます。
株式会社R&Gについて
株式会社R&Gは、埼玉県さいたま市を拠点に、製造業、物流業、通訳、機械系エンジニアなどに特化した人材派遣サービスを提供しています。一般の派遣会社とは異なり、留学生などの外国人派遣に力を入れており、来日から就職、その後の生活まで一貫したサポートを行っています。
株式会社R&Gの公式サイトはこちらです。
事業内容の詳細については、以下のリンクをご覧ください。
会社概要はこちらです。



この記事へのコメントはありません。